日本ヒルズ・コルゲート社の調査によりますと、愛犬のダイエット失敗要因は人間のダイエット失敗要因と同じだ!という結果が報告されているそうです。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000003356.html
そろそろ暑い夏に向かって行くシーズン。外での散歩がしづらくなってくるのに食べる量が同じ・・・・では体重は増加しますよね。
体重増加にご注意ください。
日本ヒルズ・コルゲート社の調査によりますと、愛犬のダイエット失敗要因は人間のダイエット失敗要因と同じだ!という結果が報告されているそうです。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000003356.html
そろそろ暑い夏に向かって行くシーズン。外での散歩がしづらくなってくるのに食べる量が同じ・・・・では体重は増加しますよね。
体重増加にご注意ください。
昨年8月にも掲示しましたキシリトールガム。
折あるごとにお話しておりますが、なかなかネギ・タマネギ・チョコレートのように情報が行き渡りません。まだまだ時間がかかるのでしょうが、中毒は待ってくれません。
最近キシリトールガムはボトルで販売されており、取り出し口からガムを取り出すとき、ツルリと指の表面をすべり、床に落下してしまうことがあります。
その時愛犬はチャンスとばかりに足元に駆け寄り、床に落ちたキシリトールガムを飼い主さんより素早いモーションで口に入れてしまいます。
その時「ガムだからいいや」なんて思っていると大変です。数時間で大人しくなり、動けなくなり、病院に運び込まれたときには手遅れ・・・・。というほど激しい低血糖と肝不全が起こっているのです。
キシリトールはご存知だと思いますが、ガムや歯磨きペーストにも含有してあるものが身近にあります。犬はこれを食べてしまう。すると血液中の糖分値が下がり(低血糖)活動性が低下、痙攣を起してしまいます。また量によっては急性肝不全を起したり、肝臓壊死にまでいたる症例もあるようです。もちろん生死に関わる事態です。
通常のキシリトールガムには1粒当たり0.05gのキシリトールが含有されているそうです。
低血糖を起すには体重1kgの犬が0.1gのキシリトール、即ちキシリトールガム2個食べて30~60分経過ないと起しません。(0.1g/kg)
急性肝障害では体重1kgの犬がガム10個食べて8~12時間
肝臓壊死では体重1kgの犬がガム28~40個食べて発症すると言われています。
ただし、他の基礎疾患を持っていて肝臓が弱っている犬ではもっと低用量でも発症するようです。
事実今年のお正月に何気なく見ていたYahooの表紙の隅に、チワワがキシリトールガムを食べて中毒症状を起こし、慌てて救急病院に駆け込んだが・・・。という飼い主さんの悲しいブログがありました。
ネギ・タマネギ、チョコレート、ブドウ・干しブドウに加えてキシリトールガムも注意してあげてください。
5月も終わりになりました。そろそろ気温も高くなり、蒸し暑さが感じられます。毎朝いまいちシャキッとしません。
まだエアコンを絶えず作動させるには早いような気もする気候です。
そこで今年もクールビズとして昨年同様、スタッフ一同手術の際に用いるスクラブシャツというユニフォームに変更させて頂きます。
仕事着にシャツ?って少し抵抗がありましたが、多くの病院でも採用されており、今では市民権も得ているようですのでそこはクールビズでご勘弁ください。
そもそもこのスクラブシャツは、手術前の準備で、茶色い液体のイソジンスクラブという消毒剤入り液体石鹸で術野(手術する部位)そして術者の手指を洗浄するとき、その跳ね返りが衣服に付くと取れませんので、跳ね返ってもいい様に着るシャツだったのです。
もともとは欧米で始まったのでしょう、昔のTV映画「ベン・ケーシー」や少し前のTV「ER」でもおなじみだったと思います。
アメリカ人はファンキーな性格ゆえか、スクラブシャツや手術の帽子、マスクにまで絵を描いてしまいました。
楽しいっていいですね。
今どきのコスチュームです。ここまで来ました。ペット用コスチューム。
http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20130424/Gizmodo_201304_post_12157.html
今どきのアミューズメントでは、男達で遊びに行き、目だったことをするのが流行りなのでしょうか。決して豪傑・豪気とは思えない、人様に迷惑をかけるだけの行為を男気と称して間違えた行動にしか見えません。
そんな報道番組中、一般客にその行為をどう思いますか?のインタビューに、なんと以前よく知っていた人が出ておられ大変驚きました。思わずTVに向かって指差しし、無意識でお名前を呼んでしまいました。
で、その方インタビューの答えに一言「大阪の言葉で言う『ドアホ』ですなあ。」
今年は連休につながりが薄く、前半と後半に分かれてしまいました。企業によっては10連休とも聞き、なんともうらやましい限りです。
今日から4連休となります。
それにしても寒い日々が続きます。人も動物達もまだまだ安穏とした気候とは思えません。
老齢、循環器障害などの動物達にはまだまだ日々の健康管理にご注意ください。
桜もあちらこちらで満開です。
奈良の又兵衛桜も今日が一番良さそうな知らせです。
有名な桜の見所では愛犬とご一緒のところもよく見かけます。
ところが車で来られているのでしょうが、困るのは車酔いです。
以前まではそれほど効果的な車酔いの薬はありませんでしたが、昨年から車酔いにおける嘔吐を止める薬が出てきました。
もともと日本の研究者がほぼ偶然に近い状況で発見された薬だそうですが、日本で使用することができるようになってきたのは10数年もかかりました。
フィラリアの予防薬も日本人が静岡のゴルフ場の土の中から見つけた細菌から開発したのです。でも製品化するためには、一旦アメリカに渡り日本がそれを輸入してきたのです。
日本人は素晴らしい研究者がいっぱいいるのに勿体無い話です。
ともあれ行楽のシーズンは今までより安心して愛犬たちと一緒に楽しめそうです。
3月に入ってもう中旬です。梅の開花もあちらこちらで聞かれるようになりました。
しかし2年前の震災がまだまだ収まっておりません。あのとき僕はとある矯正施設において、仲間の獣医師数名と講和を行っている最中でした。なんだか床が動く。揺れるというより左右に動き、あまり体験しない感覚が襲ってきました。とうとう自分の脳の障害がでてきたのかなあ。と真剣に思いましたが、どうやら参加者全員が同じ事を考えていたようです。
そして授業終了後仲間の一人がまだ目新しかったスマートフォンをいじっていると「えらいことになっています。」と叫びながら津波でさらわれて行く車の動画を見せてくれました。始めて事の大きさに気づきました。
そう言えば阪神淡路大震災のときも数時間後にえらいことに気づいたことを思い出します。
あれから2年。
今年の学会で福島の動物保護施設より現状を訴えに来ていた獣医師が報告しておりました。
猫が300頭弱、犬が80頭余り。まだまだ飼い主が判っていても戻れない。保護するまでに子供を生んで増えてしまった。などの理由で施設で生活しています。
絶対に処分しない。安楽死しない。を合言葉に日々生活の質を落とすことなく、職員、ボランティアの人たちに育まれている動物達の現状があります。
そのためには資金が絶対的に足りません。
当院受付でお預かりしている動物のための震災募金を、今回は赤十字や日本獣医師会ではなく、直接現場の福島県動物救護本部に義援金として口座に
送らせて頂きました。他にも施設はあるのだろうと思いますが、とりあえず目の前の困窮した事態に反応致しました。
皆様に謹んでご報告いたします。ご協力ありがとう御座いました。
まだまだ支援は続けるつもりです。
日本気象協会の発表によりますと、そろそろスギ花粉が飛び交うと予想されています。
奈良県北部では2月20日以降には例年並み(昨年よりやや多い)花粉が予想されています。
関東以北では例年の3~7倍の多さと言われていますので、並大抵ではありません。
このような時、人はマスクをして帰宅するとうがいが必要でしょう。また人も動物も可能であればレインコートのような払えば付着した花粉がすぐに落ちる素材の衣服を着用し、帰宅すると屋外でコートを振るい払って表面の花粉を屋内に持ち込まないようにしなければなりません。
また頭髪も同じくでしょう。
動物達も毎回散歩後は屋外でブラッシングをしてあげる必要があります。
また平素からアトピー性皮膚炎を発症している子は、小まめにシャンプーと保湿剤を用いたスキンケアーが必須です。
また花粉に混じってPM2.5(particulate Matter:ジーゼル排気微粒子)もやって来ます。呼吸器の疾患にも注意しましょう。
それにしても困った季節です。
先日山口県でフタトゲチマダニから重症熱性血小板減少症候群(Severe fever with thrombocytopenia syndrom : SFTS)の発生が確認されました。少し前から中国で発生しており治療方法がなく、対処療法に頼るしかないと言う事です。病状は割愛します。
この疾患はSFTS ウィルス感染によります。このウィルスは現在のところフタトゲチマダニが媒介すると言われております。
さてこのフタトゲチマダニは、日本全国の草むらならどこにでも見つけることができます。
吸血前は2~3mmほどの大きさですが、吸血すると40~100倍に膨れ上がります。大きくなって皮膚に喰らいついて「昨日までなかったのに今朝おきたら腫瘍が出来ている。」と言って慌てて診察に来られる事も度々です。
(写真注:上記の写真におけるマダニの分類は未定です。)
このマダニはイヌのバベシア症の媒介者でもあるのです。
しかしこのマダニを外から見ても、病原体を持っているのか持っていないのかはさっぱり判りません。
そこで人が草むらに入るときや庭の清掃を行うときなどは、必ず手袋、長袖、長ズボンの着用が必要になるかもしれません。
また動物達には積極的にマダニ駆除剤の投与をしておかれる方が良いでしょう。
もしも万が一人や動物にマダニが食いつたとしても、素手で除去せずに、薄いビニールかゴムの手袋を装着して、ピンセットを用いて取り除きましょう。
またマダニは皮膚深くにアンカー状の構造物を打ち込み、皮膚とアンカーの間にセメント物質を流し込んで強固にくっ付いております。いくら引っ張りあげてもなかなか除去できません。それ以上引っ張ればマダニの顎が千切れてしまい、顎(顎器)から先端が皮膚に残るだけです。
そこで除去するイメージを
地面に棒杭が打ち込んであると想像してください。抜くときに真上に引っ張りあげてもなかなか抜けません。よほどの力持ちでしか無理です。ではどうします?地面から下に打ち込まれている杭の部分をほぐしてやると抜けやすそうです。スコップでこり起すか、それとも棒杭を両手で抱えて、地面に刺さっている箇所を支点にし、土の中で棒杭の先端でグルグル円を描くように棒杭を回すとほぐれます。これを数回行うと棒杭はようやく地面より抜けてくれるはずです。
マダニも同じように回してやると除去しやすくなります。
写真のようにたくさん一度に寄生してしまったマダニは、薬剤でマダニを弱らせて複数の人手を介して除去します。実はこの写真のマダニはごく一部で、実際にはこの5倍の数が寄生していました。またこのイヌは庭でしか遊んでいなかったようです。
イヌもヒトもマダニの感染に十分に注意しましょう。
マダニに対する詳しいサイトがあります。ここも参考にして頂くと良いでしょう。
いのちの教育講演会- 尾木ママと考える「大切な命」が平成25年3月3日 うだアニマルパークで開催されます。
http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-28380.htm
命は大切ですか?と小学1年生に尋ねれば必ず大きな声で大切です!って答えます。
しかし何故命の大切なのかと尋ねられた時、どれだけ理路整然と答えられるでしょうか。
私達奈良県獣医師会は年間10校くらい小学校を回って、命の教育と題して授業を実施しております。
一度改めて命について尾木ママの授業を受けてみませんか。
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