♪ お知らせ

東日本災害チャリティー Dogパーティー開催予定

土曜日, 4月 9th, 2011

予定しておりましたチャリティーは、午前8時30分に発令されました大雨警報を受け、やむなく中止の判断を致します。また気候を考えて実施したいと思います。その節はご参加よろしくお願いいたします。

 

このたび震災により多くの人々や動物たちが被害にあいました。あれから診察中に出てくる会話は震災に会った動物のことが中心です。

どなたも動物がメディアに取り上げられると、もうたまらない様子です。

ほぼ毎日多方面より、現地の獣医師たちの奮闘が私たちの元に入ってきます。何があって何が足りない。何が欲しい。その都度できうる事は非被災地の我々は協力していくつもりですし、今も行っております。おそらくこれは数ヶ月、数年単位の支援が必要になると思われます。

現地の活動できる獣医師たちは医療材料の不足や機材壊滅で満足な獣医医療が行えません。

赤十字への募金も必要ですが一方、動物たちへの募金活動は我々動物医療に従事している者の使命と考えます。

そこで今回、NICE DOG 代表 上野啓一郎さんの提案で、募金活動に絡めた「笑顔を絶やさない犬との付き合い方」の実践についてお話を聞いたり、実際にご自分の愛犬と試してみたりするチャリティーパーティーを開催する事にしました。とっても楽しい会になることは請け合いです。

いろいろ企画も検討しております。どうぞご参加ください。

このパーティーで発生しました収益全て、現地の動物医療、動物環境整備のため送金いたします。

なお駐車場確保する必要があるかもしれませんので、愛犬とパーティーに参加ご希望の方は5月15日までに病院までお電話いただくか、「お問い合わせ」よりメールにてご連絡ください。

日時:平成23年5月29日 13:30~

場所:山尾獣医科病院 北側駐車場 (雨天時は別プログラムで院内使用)

駐車場:元Si:Fo (シーフォー) ならやま大通沿い 病院を元ドリームランド方向に通り過ぎた2件目をお借りしました。

講師:NICE DOG 代表 上野啓一郎さん

愛犬との参加受付は5月15日までですが、ご観覧、ご参観は当日随時来て下さい。同時に募金もお願いします。

被災地の動物医療の現場より

金曜日, 4月 8th, 2011

被災地の動物医療を最前線で関わっておられる先生方や、こちらから現地に入られた先生方の声が日々届きます。

要約すると、各被災地では救護施設がそれぞれ立ち上がり、連絡を取り合いながら稼動しているそうです。また救援物資はかなり届いているものの、多すぎたり、少なかったりと細かい情報による物資量の操作が困難だそうです。また給水は出来るが排水ができないため、事実上機能しない病院施設、やっと電気は通ったものの医療薬剤や医療用品がとても足りないために活動ができない施設。インスリンがないために糖尿病治療ができない動物など、まだまだです。

迷子や預かりの動物たちは少しずつ本来の飼い主に戻っている場合もあれば、飼い主がお亡くなりになられているため、遺族と相談の上里子に出す話も具体的に上がっているようです。

その一方TVで見て救護施設となる病院に、毎日何本も電話が入り、「何がいりますか」「TVでみたオウム。こちらで飼いましょうか。」「そちらでボランティアに入りたいのですが具体的にどうすればいいのですか」などの対応が多く、担当獣医師は相当憔悴しているとも記載されてあります。

動物ボランティアは特に行政とのかかわりがありませんので、各自が責任を持って、各自の判断で動くことが最大任務なのでしょう。

現場では物資も人も確かに必要です。

これ以上に動物医療現場に対しての直接的金銭援助もかなり必要と考えます。

当院ではNICE DOG の主宰 上野啓一郎様による犬と人の参加できるチャリティーを計画しております。

テーマ(仮)は「笑顔」~笑顔と元気を東北に~です。笑顔は大切です。被災地の子供たちや中学高校生が笑顔でお手伝いしている姿を見ていると、この国は立ち直れる!という確信が湧いてきます。犬も人の笑顔を理解することができるという論文も発表されました。

形式は参加者を募り参加費全てを義援金に宛てたいと考えております。

時期は5月の日曜日を予定しております。かなり日程がタイトですがご参加いただけそうな方はご連絡ください。もちろん近日このサイト及び病院待合室に詳細を発表させて頂きます。また当院のパピークラス卒業生には各自ご連絡させて頂きます。

被災地視察された先生の感想

火曜日, 3月 29th, 2011

診察に来られる飼い主さんが口にされるのは、現地の動物たちの安否です。「緊急災害時動物救援本部」のHPが出来ましたので一度ご覧下さい。

そしていろいろな方が現地の動物たちに支援物資を送られていますが、その中でも物資を1トンほど携えて視察された盛岡市の先生が居られました。

現場の状況は私たちが映像で見ている以上だと思いますが、実際被害を受けた動物たちの環境についてはあまり伝わってきておりません。悲惨な津波の被害は人も動物もほぼ平等に受けたものだと理解します。そのような中、現在の動物たちの状況につてい書かれてありました。そのまま載せる事はできませんが要約してご紹介します。

動物たちの被災状況の分類として

1)震災、津波と同時に死亡

2)飼い主さんと一緒に逃げて避難所で生活(屋内犬)

3)一緒に逃げたが動物だけは自宅において、世話をし帰っている。

4)一緒に逃げて現在は知人、親類宅に預かってもらっている

とうのが大筋だそうです。避難所では飼い主さんたちはいろいろ気遣っているそうで、周囲の方への匂い、鳴き声や動物たちの健康です。

そこで日頃からできる動物たちの危機管理につても触れておられました。

1)日頃から健康管理に努める(特に皮膚病や寄生虫などを管理し、病気の予防がとても大切。)

2)最低でも狂犬病予防注射混合ワクチン、ノミダニ予防は必ず受けておかねば避難所生活が送りにくくなるかもしれないこと

3)トイレのトレーニングクレートトレーニング(キャリングケースでもよい)が出来ていると、共同生活などがしやすい。また常日頃より他人に馴れるしつけをしておくとなおさらよい。

4)登録を受けておき、鑑札をつけておくと迷子になっても飼い主さんの元に戻ることができる。マイクロチップを装着しているとなおさら正確に戻ることができる。

という感想をもたれていました。

また避難所では動物が人の心を助けてくれるため、アニマルセラピーの役割を果たしているとも言われています。

一方、動物の嫌いな人も居ますので、その匂いや鳴き声に気を使う飼い主さんも多いと書かれてありました。

災害はどこでいつ起こるかわかりません。慌てる事はありませんが、備えあれば憂いなし。と言います。

今回の震災から私たちは学ぶことが多いのではないでしょうか。できる事を1つずつ実行してゆけば良いですね。

トリミング開始予定 -5月中旬より-

月曜日, 3月 28th, 2011

皮膚疾患のためのトリミングとシャンプーを開始するべく準備を整えております。

もちろん美容のためのトリミングも受付いたします。

ご興味のある方はお尋ねください。

ドサクサにまぎれてウィルスが

土曜日, 3月 26th, 2011

ウィルスバスターというPC用セキュリティーの会社、トレンドマイクロ社からのメールを読んだところ、地震、津波、原発、節電などといったファイル名を使ったウィルスデータが出回っているそうです。内容は日本語で記され、そのファイルを開けるとPC情報が流れ出る事例が確認されていると書かれてありました。

・対策はウィルスソフトの迷惑防止を確認しておく事

・見覚えのない相手のメールは開けない事

だそうです。皆さん気をつけてください。

PCも病気も予防が大切です。

動物と放射線

木曜日, 3月 24th, 2011

今朝配信されてきたメールにこんなNiftyニュースの記事がありました。

「犬への放射線問題を理解する」

幼児のミルクを溶く水が問題であるといわれていますが、じゃあ動物たちはどうなんだ?という疑問が当然出てきます。しかし長期にわたる犬猫へのデータがないのが現実みたいです。

昨日高校時代の友人F君と話をしていたのですが、彼は現在オーストラリアと日本を月1~2回往復しています。丁度地震時はオーストラリアでした。現地の報道は地震や津波の被害を大きく報じ、すぐさま原発について専門家を交えて報道を開始したそうです。どうやらアメリカもEUも同じようです。

被害国である日本は冷静になる時間と、国民感情を考えるとすぐさま報道できなかった背景はあると思います。その分海外は冷静だったのでしょう。彼ら曰く、チェルノブイリもスリーマイルも原発は1~2基。今回の6基も備えた話ではないだけに未曾有の問題と取り上げたそうです。またどんどん広がる大気や海洋への汚染も含めて地球規模の話に広がってゆきます。

ただ飛行機にのって長距離旅行するだけでも宇宙線という放射線を浴びているわけですし、地上に居てもある程度の放射線からは逃げられません。またCT検査を受けても浴びているわけです。日頃からレントゲン医師、レントゲン技師はそれ以上に晒されている訳です。

おそらく今回の報告が正しければそれほどの健康被害は起こらないレベルだと評価されています。今のところこれを信じて生活するしか我々にはありません。

例えが適切ではないのですが、水俣病の原因とされる水銀汚染があった水俣湾では、昔はドロドロの真っ黒なヘドロが溜まった湾でした。しかし地元の人たちの努力の甲斐あって、現在はかなり美しくなったようです。もっと驚くのは、海底では水銀を食べる微生物が見つかった事です。自然の多様性に脱帽です。

もちろんこのような現象を放射線に対しても期待できるかといえば答えは今のところNoです。

要するに前向きな意志で、絶えず冷静に判断してゆかねばなりません。ただひたすら前向きに。

それでも春

日曜日, 3月 20th, 2011

地球や人がめげていても、自然は規則正しくやって来ました。桜の木に春がやって来ました。もう少しすれば桜も元気な花を咲かせてくれるでしょう。

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そしてナズナが風にそよいでいました。近づいてみてみるととっても可愛い花をたくさんつけています。

草花は温かくなれば咲き、ミツバチを誘い、またタネを作り、そして次の年も咲く準備をしてゆきます。

震災地でも草花は咲くでしょうし、桜の花は咲くでしょう。私たちはめげている暇がないことに気づきました。悲しい報道を見て感情に流されてもいけませんでした。当事者の方々は私たちの想像も出来ないくらい悲しいのでした。そして不安なのでした。これから数年日本の国単位で復興が必要になると思われますが、被災地の方々が元気になられたとき、恥ずかしくないよう我々は復興に力をいれて行かねばなりません。

なんだか草花を見ていて元気が出ました。
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緊急災害時の動物たち

土曜日, 3月 19th, 2011

地震より1週間が経ちました。病院に来られる方々は口々に、現地の方々への気遣いと動物たちの安否を心配されています。

獣医師会はもとより動物関連の協会も誠意努力して後方支援をしております。しかし未だ現地に近づけません。

そこで入ってきた情報がありましたので、ご興味のある方はご覧下さい。

公益法人 日本愛玩動物協会 のHPサイトより、被災地の動物救援活動について現時点での報告です。

ただ神戸のときもそうでしたが、現地における動物の救援活動は、おそらく自主的に発生しているとも考えられます。ただ物資が絶対数たりませんし、世話する人の安全もままなりません。

1日、1時間、1分も早く、人や動物が少しでも安心して生活できる環境作りに貢献してゆきたいです。

 

こんなサイトも送られています。動物と共に避難している人たちとその表情。あどけない動物たちの表情が救いです。

産経ニュースSankeiPhoto

現地の動物病院から

木曜日, 3月 17th, 2011

中心部でも沿岸部でも迷子が多いそうです。動物管理センターも現在多くの動物を収容しているそうですが、電気が止まったり、ガスが復旧していない(1ヶ月はかかるそうです)ので、動物たちの管理も大変なようです。これ以上数が増えれば各病院が受け持つ事になると聞きました。

神戸のときは最初は動物病院や管理センターが受け持ち、徐々にレスキュー団体が名乗りを上げ収容された経緯もあったと記憶しております。

またガソリンが深刻なので、街中にはトラックも乗用車もほとんど走っていないとか。

食料も足りなくて、スタッフたちの情報を頼りに全員で買出しに出て、食料を分け合っていると聞きました。

道路の改善が早く進まないかと気を揉んでしまう限りです。

献血に行きましょう

水曜日, 3月 16th, 2011

全国はもちろんのこと、被災地での救急医療では血液が足りなくなる恐れが出てきます。

今、我々の出来ることとして献血があります。献血の条件をご覧の上、お近くの血液センターにて行ってみてはいかがでしょうか。

平生時、奈良県内で1日に230名分の血液が使われているそうです。緊急時になるとなおさらです。

私も近いうちに献血ルームへ行きます。


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