今朝友人からの知らせで、猿が裏庭のサクランボを食べに来たと。
動画を送ってくれましたので間違いありません。
場所は押熊ビックスの近くある新日本管財さん。こちらはお庭のお手入れをされている事業所です。
今の時期は集団から離れてしまったハナレザルと言われる単独行動のお猿さんらしいのですが、もしも遭遇しても大きな声を出したり、慌てて走って逃げたり、攻撃などせず、ゆっくり後に進みながらその場を離れてください。
また外に食べ物となるゴミや食材を置かないでください。
今朝友人からの知らせで、猿が裏庭のサクランボを食べに来たと。
動画を送ってくれましたので間違いありません。
場所は押熊ビックスの近くある新日本管財さん。こちらはお庭のお手入れをされている事業所です。
今の時期は集団から離れてしまったハナレザルと言われる単独行動のお猿さんらしいのですが、もしも遭遇しても大きな声を出したり、慌てて走って逃げたり、攻撃などせず、ゆっくり後に進みながらその場を離れてください。
また外に食べ物となるゴミや食材を置かないでください。
今TVで広告されておりますN-Nose。尿1滴でがんの検査ができると言われるものです。
どのようなものなのか、私には情報がありませんのでインターネット上の情報を見てみました。
N-NOSEわんちゃんに関するよくあるご質問 – よくあるご質問 | 尿1滴でわかる!線虫がん検査 N-NOSE®
これらは病院で行う検査ではなく、ご家庭で実施される検査です。
この検査によりがんのリスクが高いとされてもがんとは限らず、リスクが低いとされてもがんでないとは言えない、と記載されており、検査結果だけで自己判断せず動物病院に相談することを勧めております。
また反応が見られたがんの種類は、肝臓癌、乳腺癌、甲状腺癌、リンパ腫、多発性骨髄腫、肉腫、骨腫瘍、尿路上皮癌と書かれております。
また感度80%の時に特異度80%との記載。
ちなみに病気があるグループでの検査の陽性率を検査の感度,病気が無いグループでの検査の陰性 率(真陰性率)を特異度と呼びます。
この検査はあくまで線虫の行動に結果を求めているのがとてもユニークです。そしてもっと研究症例数を重ねてゆくにつれがんの種類も増えるものと思われます。
しかし感度、特異度がやはり問題でグレーゾーンが多く、結果が出てもアフターフォローがなく、全て自己責任と言うところが難ありと思われました。
やはりがんの診断は細胞を見てみないと、現在の科学では確実に診断することは出来ないようです。
万が一結果が陽性に出た場合、果たしてどこまでがんの種類を突き詰められるか。新たな議論を呼びそうです。
この1か月間の間にネコから感染したと思われる人の皮膚糸状菌症(真菌症:病原性を持つカビによる皮膚炎)が身近でありました。
1例目は保護ネコさんを受け入れられたご家庭でご家族全員が発症。治療により経過観察中。
2例目は保護ネコさんカフェに行った後に発症。現在治療中。
1例目のネコさん自体の皮膚症状は、数週間の間観察しておりますが確認される病変はありません。
2例目はカフェに出ているネコさんなので、スタッフさんたちによりしっかり管理されていると思われます。
あくまでも2例とも状況から見て、消去法で考えた場合です。
この場で申し上げたいのは、保護ネコさんが良くないというのでは決してなく、迎え入れる際、初めて遭遇する際には予期せぬ感染症を持ち得ていることがあるという事です。
それはネコからヒトへ。ヒトからネコへ。お互いの関係です。
例えばコロナウィルスによる呼吸器感染症が発生しておりますが、これもヒトからネコ科動物への感染したと思われる例が数例あります。
感染症は全くもって肉眼で分からないことが厄介です。それゆえ自身の健康状態や動物の健康状態をつぶさに確認し接する必要があると痛感します。
かくいう私も、20代の頃勤務しておりました病院で2度ほど皮膚糸状菌症に感染したことあります。かなり疲れていたため免疫が低下していたのか、アレルギーなどで皮膚の角質バリアーが低下していたのかと思われます。
お互いが健康に過ごせるよう日常から管理しておきましょう。
また子猫、子犬や保護ネコ、保護犬を迎え入れる際は、シャンプーを実施することをお勧めします。
今年の真夏も猛暑が続きましたが、ようやく朝夕は過ごしやすくなりました。熱中症の心配もかなり減りましたがまだまだ心配です。
先週中盤から気になるノミ感染症の症例が数件重なっております。
ようやくノミも蚊もそしてマダニも活動しやすくなっております。適度な湿度、適度な温度がその理由です。
そのため草むらに入ったとき、ノミをたくさん体表面にくっつけて帰宅し、家の中でノミの卵が撒き散らされ、孵化し増殖しておりました。
尻尾を挙げてお尻を覗くとノミが7~8匹一斉に腰のあたり目指して逃げてゆきました。これは大変!!と処置台に移動し看護師さんに抱っこしてもらい薬剤を体表面に決められた量散布したところ、直ちにノミが落下し始め、よく見ると看護師さんの衣服にも動き辛そうなノミがくっついていました。(その後看護師さんの髪の毛にも2匹ほどいたそうです。)
慌ててその子をタオルで包んでから、診察室でお待ちの飼い主様にお返しし、ご説明を続けましたが、その後もノミは落下を続け診察終了後部屋の床を拭いているとノミの死骸が数匹見つかりました。
9月10月はまだまだ気が抜けません。7月8月は暑さが尋常ではなかったため、蚊も少なく、ノミやマダニをくっつけてやってくる子はほぼいませんでした。
これからの季節より一層ご注意ください。
ちなみにノミを見つけても、成虫をつぶしたりしないでガムテープなどに張り付けて廃棄してください。お腹に卵を携えたメスのノミをつぶしますと、卵が周辺に飛び散りましてその後数日で孵化してノミが増えます。あのプチッという音や感触がお好きでつぶしていおられる方も居られるようですが、どうかお止めください。
そして今の季節のうちに絨毯、カーペットから、掃除機や粘着式のロールで付着しているであろうノミの卵やサナギもしくはサナギの抜け殻などを除去し、ノミがいそうなところ(草むら)の散歩は避けてください。
そしてノミ・ダニ駆除剤の投与も忘れずにしましょう。
いつの頃からでしたか、土曜日の診察時間開始を7:00開始にして参りました。
ご利用頂いている飼い主様からは「助かるわ」「開いてて良かったわ」と言って頂くことが唯一の支えでした。
しかし働き方改革と言われ久しい昨今ですが、私獣医師一人ではできることも限られ、スタッフの方々かいてくれて成り立っております事を考えますと、よく今まで朝7時に来ては仕事に従事してくれたなあとひたすら感謝して居る次第です。
私たちが無理なく、心身とも健康的に、獣医医療に携わることがとても大事だと痛感する今日この頃。一部診察時間の短縮に踏み切ることとなりました。
大変申し訳ありませんが、どうかご理解賜りますようお願い申し上げます。
気温が低下してまいりました。
それでも待合室はコロナ感染の予防に努めるべく、換気扇の作動、窓を常時開けるなどの対策を取ります。
勿論エアコンによる暖房は実施いたしますが、今までの暖房効果よりはかなり減少です。
恐れ入りますが、皆様方、暖かい格好でご来院くださいますようよろしくお願い致します。
少し前までは北海道に多い寄生虫と言う認識が強い病気でした。 エキノコッカスに感染したキタキツネが排泄した糞。これが公園の砂場や山野の湧き水・小川を汚染し、砂場で遊んだ子どもがエキノコッカスの卵を砂と共に触り、そして口元へ知らずに運んで消化管へ。また湧き水をハイキングなどの際に飲んでしまい感染。などと言う事例が多発したため、北海道では公園の砂場では子供は基本遊びませんし、野山の湧き水は誰も飲みません。
このような北海道の常識は私たちは知らずに生活してきております。
しかしこのエキノコッカスが最近愛知県の知多半島で見つかってきております。少し前までは関東で確認されたばかり。 恐ろしいほどの速さで西へ移動してきております。 キタキツネだけが運んできているわけではありません。実はネズミを捉えた猫も媒介者の一つ。
専門家は警鐘を鳴らしています。
●イヌやネコも運び屋になるし感染もする。
●キャンプが人気を博しているが湧き水や小川の水を生で飲むことは決してしてはいけない。
ではエキノコッカスとはどんな病気でしょうか。 感染すると肝臓や肺・脳などに袋状の構造物を作り細胞を破壊してしまいます。 治療は手術で取り除くか、初期なら駆虫薬が効果を出すこともあります。そして病期が遅くなれば姑息的治療しか出来ません。 くれぐれも山や川などでの活動には十分にご注意ください。
すっかり朝夕は過ごしやすくなりましたとは言え多少湿度は高いですし、まだ日中は30度前後。
そんなこの数日の夕方、近所のワンちゃん同士で簡易プールを楽しんでいた矢先、ちょっ目を離した隙にコーヒーのミルク容器を飲み込んじゃったと来院。この子は以前から時々異物を食べてしまう子だったのですが、この数年すっかりその行動も影を潜めておりました。しかし・・・・。
この容器は角が尖っており、若干嘔吐させるには問題があり、やむなく内視鏡で摘出しました。無事出てきた異物を見ると咬んで小さくなっていたものの胃から排出され腸を通過して体外に排出されるにはやや難がありそうでした。
結果、内視鏡的摘出が功を奏しました。
そして湿度が高く気温も高いとなると虫たちも元気です。お散歩中に草むらから貰って来たのでしょうか、シャンプー中に見つけたと言って、たくさんのノミを証拠品に持って来られました。上手にティッシュに包んでその上からラップを巻いて。ティッシュ越しに見ると複数のノミらしきものが動いているのが判りました。さすがにこれを開封すると一気に飛び出しそうでしたので、ティッシュの上からノミ駆除剤を噴霧し再びラップでくるんで数分後取り出し、虫の正体を確認しました。紛れもなくノミです。お腹が白く卵を有しているメスも居そうです。
ちなみに卵を擁しているノミを潰すとどうなるかご存じですか?ノミのお腹から卵がその周辺に飛び散り、もしも室内でこの行動を実行されていると部屋中にノミの卵が散乱します。そして気温が高くなってくると孵化して成長し、例え冬場でも室内でノミが元気に跳びます。
くれぐれもノミを見つけても潰さず、出来ましたらガムテープなどに張り付けて飛ばぬよう処理してください。
これからがノミ・マダニ・蚊の活動が活発になる時期です。11月の終わりか12月上旬までノミ・マダニやフィラリア予防は続けてください。
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