♪ 院長のココロなのだ!

院内で

日曜日, 4月 26th, 2020

日々TVでは感染にまつわる報道がひっきりなしです。

もう何をしなければならないか、全ての国民が理解しているはずです。それまで軽く見ていた人(僕もそのうちの一人でした)も、かなりの危機管理をしていると思います。

さて動物病院として具体的に実施している事

1)毎朝スタッフ健康チェックシートの提出(体温、7項目の自己報告)

2)待合室の窓の開放と換気扇の常時作動

3)扉取っ手などのアルコールや次亜塩素酸ナトリウムによる消毒

4)マスクの装着

5)硬貨の消毒(紙幣消毒は懸案中)

お陰様で現在私およびスタッフの家族は健康を維持しております。一時溶連菌による咽頭炎を発症していた者がおりましたが、幸いにも無事治癒しました。その後すでに2~3週間経過しますが異常を認めません。

引き続き健康管理に努めてまいりますとともに、万が一に対応してまいります。

連休・・・診察するかしないか・・・

土曜日, 4月 18th, 2020

人々の接近をできる限り減らすか無くす対策が叫ばれています。

ところが4月、5月の動物病院はフィラリア症予防や狂犬病予防のシーズンです。従いまして動物病病院は少なくとも混雑が予想され、人々の往来が増え接近する機会が増加します。

特に連休ともなればご主人様方がお休みになられ、イヌを連れてこられるのが通例となって居られるご家庭も少なくありません。

ですから今まで私たちも祝日とは言え来院に備えて診察時間を設けてまいりました。

がしかし、今年は新型コロナウィルス呼吸器感染症拡大に伴い、行動制限の自粛が発出されています。

動物たちの健康管理が私たちの使命ですが、同時に人々の健康管理と安全はとても重要です。

今獣医師会は医師会とともにワン・ヘルス(ONE HEALTH 犬の健康ではありません)を提言してい居ります。すなわち人と動物の共通感染症を基軸としてお互いの英知をつなぎましょう、という提案です。

今回の感染症でもまさにワン・ヘルス。

さて接触をとにかく避けながら皆様方の利便性を優先するか、感染症拡大阻止に努めるか。

他に手段があるのか思案を繰り返しております。

奈良県も緊急事態宣言に追随

金曜日, 4月 17th, 2020

日本全国緊急事態宣言を発出したことになりました。法的な地域封鎖はありませんが、各自の強い行動制限を促す要請だと受け止められます。

今や国や県、市町村に頼るより、正確に各自が情報を捉え、一番正しいと思われる行動を選択する必要があると思います。

一方では大阪市内でパチンコ店が休業となったため、奈良県、和歌山県にお客が流れ込んでいるとも聞きます。ギャンブルは半ば理性で制することが出来ないと聞きますので、こうなると本来は都市封鎖も必要だと感じます。

荒井知事はロックダウンのない緊急事態制限はどこまで意味があるのか?と言った発表をしておりましたが、恐らく真意はロックダウンまでしないと制圧できないだろう。しかしできる限りの努力を続けて知恵を出し合いウィルスを抑え込んでいきたい。という意味だったのではないでしょうか。(僕は彼の熱烈な支持者・後援会員ではありません。)

首相、大臣、知事、市町村の首長の話を捉えての批評が多いですが、それはともかく、国民市民の各々の考え方に尽きるのだと思います。

もう批評は聞き飽きてしまいました。それより建設的な考えで前を向いて進んで行きましょう。

緊急事態宣言発令!

火曜日, 4月 14th, 2020

東京、千葉、大阪、兵庫、福岡に新型コロナウィルス呼吸器感染症拡大に向け、緊急事態宣言が発令されることとなりました。

また大阪をはじめとして休業要請が出されたところもあります。(動物病院は生活に必要な業種で括られています)

これはとても大変な事態で、都市封鎖にはならないまでも各個人がより一層慎重に行動しなければならないという勧告だと思います。もしかしたら自分が感染していて他人にうつしてしまうかもしれない!という意識がとっても大切です。

当院では今後の世情、感染拡大状況を観察しながら、診察時間の変更を止む無く実施することも視野に入れております。

その際は随時当ホームページにご報告いたします。

またこれからのシーズンは狂犬病予防注射、フィラリア予防のための血液検査が集中的に込み合う時期です。

そこで当面の対策として

1)待合室は随時換気扇を回すほか、定期的に窓を開けて空気の入れ替えも実施いたします。幸いヒノキ花粉もピークを過ぎるそうです。

ただ待合室で動物たちを放たれる飼い主様を時々お見受けします。開放された窓からの逃走や事故につながりますので、必ずキャリングケースに入れたままにして頂くか、リードを手放さないでください。

 

2)受付を済まされお車で待機されることもお勧めします。

来院されました際、受付を済まされ同時に携帯電話番号とともにその旨をお伝えください。順番が参りました時にはお呼び出し致します。

ただし携帯電話番号は個人情報ですので、別紙にご記入の上、所定のBOXに投函してください。

予約制も検討いたしましたが、当院では獣医師が一人ですので対応ができないと判断致します。

3)受付に防護シードを設置いたしました。今や誰がウィルスを保有しているかなどは全く外見では判りません。

今TVなどでは国や行政の施策遅延を指摘しております。しかし今となっては国民各自がするべきことをして、感染を広めないことが最優先課題です。国や行政を批判する前に、各自が襟を正して前に進もうではありませんか。

そして1日も早く青空の下や屋内で、人が普通にマスクなして話すことが出来る平常の生活を取り戻しましょう。

感染拡大当初この疾患を侮っておりましたが、どうやら病状も重症化すればするほど痛みと苦しさが伴うことがわかりましたし、感染力がとてつもなく強いことも判りました。

感染症の怖さは私たち獣医師も十分に理解しております。が、感染症によりその性質はかなり異なることを痛感しました。

20年以上前ですが、とある地域でジステンパーが発生しました。それから数日の間、地域内ではあちらこちらで発症が確認され往診の日々が続きました。地域の真ん中に位置していた公園を中心に、まるでコンパスで円を描くように広がっていたのです。

当初はパニックを起こしてはいけないと躊躇したのですが、感染の拡大を恐れ、当院で把握している地域の方々にはがきでアナウンスしました。後に考えれば正しかったと思います。

そのジステンパーはその地域から出ることなく、何とか終息してくれました。しかし数頭の犠牲もありました。

今ジステンパーや伝染性肝炎、パルボウィルス感染症の伝染病はほぼ見なくなりました。これはひとえに皆様方のワクチン接種に対するご理解があるためと考えております。どうしても治療薬がない疾患では予防薬の存在がとても大きく、予防をうかつに忘れているととんでもないことに拡大してしまうことがあります。

予防できる病気は予防する!できない病気はかからないように生活内容を整える!!

これが基本ではないでしょうか。

まだ数か月かかることを念頭に入れ、しっかりと病気の気配そして自身と戦いましょう。

 

人はなぜ花を見ると感情に変化がでるのか

金曜日, 3月 6th, 2020

先日TVを片手間に見ておりましたところ、「なぜ美しい花を見ると人間は優しい気持ちになるのだろうか」というテーマにどなたかが答えておられました。

なぜだろう?

これは人間が地球上に出現して400万年ほどになると言われています。地球は誕生から46億年ですから大したことありません。

この400万年の間ホモ・サピエンスは獲物を捕る狩猟、農業を営む農業、物を作る工業を得て現在に至っております。

そこで花ですが、花が咲いて実がなる。と食べることが出来る。という思考が定着し花→実→食べるにつながり花を見ただけで安心感を得られているのではないだろうか、という説です。

人によると安心感が湧いてくる人もいるでしょうし、収穫の喜びから興奮を表現する人もいるかも知れません。

狩猟民族だったルーツを持つ人は、ある花が咲く季節になると獲物の行動に変化が出てきてソワソワする人もいるかも知れません。

まだまだ理由があるのでしょう。

長い間に培われた人の行動や感情は遺伝子に組み込まれたものも少なくないのかもしれません。

ちなみに私、桜の咲くシーズンになるとワクワクしてきます。

賑やかな花より、楚々とした主張しない道端の小さな花を見ると立ち止まってしまいます。

今年は春が来るのが早そうです。コロナウィルスは狭い空間が要注意ですが、花を愛でに外へ出かけるのは如何でしょうか。

遺伝子に素直な行動をしてみたい季節です。

ちなみに現在、大阪・奈良・京都にあるソメイヨシノの開花宣言は概ね18日~20日ごろ。満開は28日~30日ごろの予想でした。

3月、春そしてコロナウィルス

火曜日, 3月 3rd, 2020

新しい元号を迎え晴れ晴れとした気持ちもつかの間、新型コロナウィルスによる呼吸器感染症が蔓延化し始め、国内はもとより世界中の人々が不安に陥っております。

人々は不安に駆られると様々な行動に出ていくようで、先々の不安を消去するために準備を整え、果ては先買いを始めております。

また不安が過ぎると怒りに変わりその矛先を最大公約数を求めるようにぶつけてゆきます。保健所であったりマスクなどの小売業者であったり。しかし彼らには何の罪もなければ責任もないと思われます。

さらにこれが進むと次は落胆、悲しみに変化していくと考えられます。

ここで今できることや判っていることを実行しやり過ごすことしかできないので、

・手洗い

・うがい

・アルコール消毒

・混雑をできるだけ避ける

・しっかりと食べて、しっかりと寝る

を誰もが続けることがとても大切だと思います。ただそれだけがとても重要ではないでしょうか。

あの時にこうすればよかった、あの時にこの人はこう言った。なんてのは国会やしばらくしてから学者に任せればいいので、今私たちはひたすら自分の健康と周囲の人々の健康を守るためにコツコツ実施して行きましょう。

春の植物たちはそんなことはお構いなしに花咲く準備を整えています。桜の開花予定は18日ごろ、満開予定は25日ころになるのでしょうか。例年より相当早いお花見になりそうです。

                        先週の鶴見緑地公園 河津桜

 

しかし今年のお花見も濃厚な集まりは禁物ですから、さらっと見て通るくらいが丁度よさそうです。その方が桜も恥ずかしがらなくて良いのかもしれません。

そういえば数年前の鳥インフルエンザ騒ぎことをすっかり忘れていました。あの時も騒いだものの今では落ち着いています。きっとやるべきことさえしていれば沈静化すると願いましょう。

春はそこまで

土曜日, 2月 15th, 2020

休診日の水曜日。なんだか急に暖かくなってきたので自転車を持ち出して京都へ。

堀川を北上し西本願寺へ。親鸞上人生誕850年らしく、今年はいろいろ行事があるそうです。今はその準備で修復中。

境内に植わっている大きな桜の木には、まだ固いのですが蕾がいっぱい。3月の末には咲き始める準備をしているのでしょう。休眠打破はそろそろですかね。待ち遠しいなあ。

堀川を上がって途中から烏丸に抜け御池を過ぎて御所に。ここではもうすっかり紅白の梅が咲いています。周囲に香りをいっぱい漂わせ、人々がそれに誘われるかのように集まってきます。また今年も会えました。

コースをさらに東へ向かい、節分ではずいぶん賑わった吉田神社へ。今は閑散として、時折参詣に訪れる人が居られたり、保育園の園児たちのお散歩に出くわしたりの日常が微笑ましい光景。

去年頂いたくちなし色のお札をお返しするために階段をあがり本殿わきの社務所へ。1年間お守り頂きありがとうございました。

そして本殿でお参り。

さて今日の目的は概ね終了。おっといやいやまだありました。昼食です。冬季限定のあれです。

今年は暖かいとは言えやはり冬。蒸し寿司を頂くのも目的でした。丁度お腹も空いてきたことだし、そのまま寺町に向かいます。

「末廣」さんを見つけました。店構えは質素は表。楽しみです。

しかし自転車を置いておくところが見当たりません。うかつに置いておくと京都市が違法駐車と言うことで保管場所に移送するそうです。特に最近吉田(京大)辺りを中心に強化しているとか。

もう10年ほど前、化野念仏寺で家内と僕の自転車をワイヤーで繋いでおいたのですが、ワイヤーは切られ僕の自転車だけが持っていかれました。これは京都市の仕事ではないでしょう。

それ以来自転車の保管には人一倍注意するようになりました。

そこで少々距離はありますが、御池通まで下って駐輪施設に止めることにしました。しかしこれも曖昧な施設で、例え他人の自転車でも管理システムにある目的の番号を押してやると開錠される仕組みです。自分や他人の自転車の区別などしてくれません。ですから駐輪後、設備と自転車を尚強靭なチェーンでロックしてやらねばなりません。これで少しは安心です。

ちなみに僕の自転車は折りたためば概ね60×60×30ほどになりますので、スペースさえあれば店内に持ち込ませてもらえます。それだけに簡単に盗られてしまうかもです。

ようやく徒歩でお店に到着。しかし初めて入るお店だし、表構えもあまりオープンではないし、中は見えないし・・・と思いながら、そっと扉を開けて「こんにちは~」

すると笑顔で30代くらいの奥さんらしき方がお出迎え。なんだかホッとした瞬間。一見さんはお断りどすなんて言われたどうしようかと思っていたのだけど。

時間は12時少し前。お客は誰もおらず3席ほどの設えに客席も6つほど。決してお世辞にも広いとは言えないまでも、なんとも安心できる雰囲気にお茶を頂く。

さて目的の蒸し寿司を注文。並と上があり量は一緒だけど上に載っている具がカニが載っていたりアナゴの量が多いとか。300円の違いなら上でお願いすることに。

出て来るまでの15分ほど、奥さんとお話し。そこへ大将が僕のカバンを見て「ブロンプトンのカバンですね。自転車がお好きなんですか?」と。よくご存じですね、と言うと「いやいや」と返答されたけど、どうやら大将も自転車好きらしいなあ。

ようやく待望の蒸し寿司が登場。そっとお椀を開けると・・・きれいな色合い。これだけでも十分楽しめる。

甘さがやや強く酢飯の具合もキュッとやってくるのかな?と思ったら、あにはからんや具の元々の味が味わえるように調味料はそれほど加わっていない。

菜の花の苦みもしっかりとしていて、シイタケも甘すぎない。

途中でガリと一緒に頂くアナゴが刻んであるごはんもホクホク。

美味しゅうございました。春が来る前に頂くことが出来ました。感謝。

お店をでて御池に戻ろうとしたが、近くにあるケーキ屋さんが気になったので覗くと開店していた。昨年までは水曜日はやっていなかった。じゃあとばかりにケーキとティラミスを購入。店内を見ているとイートインと同時にイタリア料理も始めたらしい。今度はここへ来なくっちゃ。

さて自転車に戻り開錠してケーキをカバンの上に乗っけて揺らさないように・・・。

一日の感謝を込めて帰宅しました。

コロナウィルスによる呼吸器感染症

木曜日, 1月 30th, 2020

この数日「奈良県在住 60歳代 男性・・・」という言葉がTV/新聞など報道でてくる度にドキッとします。

まだ未分類のコロナウィルスによる呼吸器感染症が報告されてから2か月ほどです。

感染力はかなり強いようですが、SARS(severe acute resupiratory syndrome:重症急性呼吸器症候群)と比べますと重症化率は低いみたいです。特に重症化されている方々は老齢者、過労によるストレスなどにより何らかの免疫低下が疑えるようです。

ですからやたら怖がらずに日々の健康管理に努め、必要でない場合は人込みを避けることが大切だと思います。

また気になる発熱、関節痛、咳が気になる場合は、すぐさま医療機関に行かず、最寄りの保健所に相談するといいそうです。

とは言え保健所もかなり大変でしょうし、他の相談窓口もあるようですの、そちらの活用もしましょう。

イヌやネコでも以前からコロナウィルスによる呼吸器感染症や腸炎などがあり、厄介なものでは変異しやすいためにワクチンを作ることが出来ないものもあります。

今回のヒトの呼吸器感染症はまだまだ判らないことが多いようです。早く封じ込めてもらいたいところです。

極楽鳥花(ストレチア)が開花しました

月曜日, 1月 20th, 2020

2年前に株分けした極楽鳥花が今年3個のつぼみをつけ、今年に入って2輪咲きました。

とても元気な花です。

窓辺の温かいところで鮮やかなオレンジと対比するように紫色が映えます。

 

新年が明けました

土曜日, 1月 4th, 2020

子年が明けました。今年もよろしくお願いいたします。

年々お正月の雰囲気が失せつつあるこの頃。私が歳を取ったせいか、世間の雰囲気があせて来ているのかわかりませんがどうもピンと来ません。

注連縄のお飾りをする習慣も確実に減少しているように思いますし、お正月だからと言って新調した服や靴を下ろしてお出かけする事もなくなったようです。

それでも神社やお寺には多くの人が一年の祈願を求めて参拝されるお姿は変わりませんでした。

安心して過せる1年でありますように!祈念いたしますっ。


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