♪ 院長のココロなのだ!

奈良大立山まつり

火曜日, 2月 2nd, 2016

平城宮跡でお祭りがあると聞き、30日の夕方に出かけてみました。

新聞で読みましたら、県の予算2億円が投入されたとか。かなりの力の入れようです。

人ごみかな?と躊躇しつつ行ってみたのですが、奈良県各地の美味しそうな名産を出している屋台前は確かに人人人。

しかし会場となっている第一次大極殿前の広場では、大極殿前ステージに人は集まっておられ、催しが開催されていました。

広場の四隅に青森のねぶた祭りのような大きな増長天、広目天、持国天、多聞天の四天王の山車が設置されていました。

きっとパレードの時には一斉に4基が集まるのでしょう。

行った時には葛城にある鴨都波神社のススキ提灯献灯行事が行われており、長い竿に付けられたたくさんの提灯竿が数本舞台に上がり、神社の神主様によるご祈祷や巫女さんによる神事も行われ、氏子による提灯を回したり、投げ合ったりのパフォーマンスが繰り広げられました。

この鴨都波神社ですが、今では京都で有名になりました上賀茂神社の元らしいのです。葛城の麓で農業を行っていた鴨氏が住処を追われ、たどり着いたのが上賀茂のあたりだとか。また祇園祭の元になったのもこのススキ提灯献灯行事だとも聞きました。昨年このあたりの美味しいと噂で聞いた蕎麦屋さんに行ったとき、ちょうどその説明を読んだところでした。思わず「へ~」っと感心してしまうばかり。やっぱり奈良はすごいんだなあ。

さて今回のお祭りでは、奈良県各地にあるその他の行事もこの数日間に行われるようです。

僕は全く知らなかったのですが、元々広陵町では立山祭りなるものがあったとか。無病息災を祈る行事だったそうです。てっきり青森からこの行事を持ってきたのかと思っていました。

今回は第1回目ですから来年以降、どのように盛り上がるのか。とても楽しみです。

節分が過ぎれば暦も変わり、季節も大きく変わっていくでしょう。

既に2月になりましたが、今年も健康を大事に考えていきましょうね。

1月も後半に

火曜日, 1月 26th, 2016

新年が明けて・・・なんて言いましても、なんだか間の抜けた話になります。

スタッフが入れ替わり、バタバタしておりましたらもう1月の後半。なんだか慌ただしい年明けとなりました。

暖かい冬になるという報せに体も頭もその気になっておりましたところ、なんてことない寒さ。極寒にただただ驚くばかりの数日でした。

動物病院は朝からお水やお湯を使用する頻度が高く、水道や給湯器が使えなくなると死活問題となります。

2日前の寒さは予測されていましたので深夜から水をチョロチョロ出していたのですが、給湯器に送る送水管が凍たらしくお湯が出ませんでした。確か20年ほど前にもそんなことがありましたが、そのときは朝から2~3時間かけて寒い寒い中ドライヤー片手に解凍したものでした。が今回は私も20年歳を取ってしまっておりますので、そんなことは出来ません。そこでこのような具合で・・・・

歳を重ねると知恵と小道具はあるものです。

そして昨夜からは

給湯器に洋服を着せてあげることにしました。すると今朝は機嫌よくお湯を出してくれたました。

ありがたい、ありがたい。

そんな昨日、軒下のメダの家を覗いてみると。しっかりとした屋根の下にも関わらず氷が張っていました。よほど寒かったのですね。

今朝はその氷も溶けてメダカは元気でした。

明日からかなり寒さも和らぐそうです。皆様健康にはご留意ください。

 

晦日

水曜日, 12月 30th, 2015

29日で2015年の診察は終了しました。皆様の今年1年は如何だったでしょうか。

私の後半はとても慌ただしく、環境が大きく変化しました。年明けから何かと忙しくなりそうです。

さて本日30日は一生懸命お掃除です。BGMをビートルズにかえて力の限り。

そういえば昨日から電話での相談で異物を食べた・・・ってのが数件ありました。

主だったところでは「飾りのリボン。直径1cmの金属付き」「同居犬の薬を6袋。内容は非ステロイド性の消炎鎮痛剤」「直径3cmほどの黒糖飴。包み紙ごと」ってところです。

飾りのリボンは来てもらって他の実物を拝見すると直径1cmではなく2mmほど。単位が違いました。レントゲンでも映っておらずおそらく大丈夫でしょう。

薬は6袋も飲んだら胃や肝臓を壊してしまうので、飲んだ直後だったらしいので吐いてもらいました。美味しい薬だったので食べちゃったみたいです。

直径3cmの飴・・・?おそらくそんなに大きくはないと思われます。飼い主さんは慌ててしまうと大きく思えるようです。飴ですから溶けてしまうことも期待できます。

年末になって人が忙しくなると、犬はいたずらを始めます。

こんな時に飛び出して交通事故や高いところから飛び降りて骨折なんて有り得ます。

毎年同じことを言っておりますが、十分にご注意ください。

では良いお年をお迎えください。

いつものように

土曜日, 12月 26th, 2015

毎年毎年いつものように訪れる年末。そして年始。

当たり前のようにやってきます。いくらあがいても・・・嬉しくても・・・悲しくても・・・楽しくても。

気のせいでしょうかクリスマスが年々静かになってきているのは。私だけでしょうか。

とにもかくにも何回目かの窓ふきと大掃除がやってきたことだけは間違いないようです。

そして今年も枯葉の中や、窓のレールに隠れていたカメムシを起こして追い出してしまいました。

まだ延々と掃除が続きます。これで終わりはなさそうです。どこで踏ん切りをつけるかでしょう。

今日から気温が下がるとか。PM2.5も近畿にやって来るようです。

窓や扉を開けっ放しにしておくと屋内に入ってきます。

そして動物たちは屋外に飛び出します。

事故やアレルギーの発生に十二分にご注意ください。人の注意だけで守られるものです。

健康な毎日を送りましょう。

螺髪

木曜日, 12月 3rd, 2015

東大寺の盧遮那仏。いわゆる奈良の大仏様ですが、頭のグリグリの螺髪(らほつ)の数ってご存知でしたか?

誰が数えたのか知りませんが966個と千年近く言われてきたのだそうです。

それが最近になってレーザー光を使った最新技術で測定したところ492個と判ったとか。

まあ螺髪が半分になったところで何が変わるわけではないのでしょうが、誰もが疑問に思わないことに疑問を持ち、検証するのは科学の世界ではよく遭遇します。

それによって様々な事がわかり、大きな発見と驚きが芽生えてくるのでしょう。

しかしもっと早くに誰かが数えていても良さそうなものですけどね。

東大寺東塔発掘調査

金曜日, 11月 20th, 2015

先日東塔跡前を通った時発掘調査が始まっていました。

今日の新聞によりますと、1辺27m四方で高さ70~100mの塔が鎌倉時代に建設されていた可能性が出てきたそうです。

平安時代では今の岡崎動物園内に法勝寺というお寺があり、そこには約81mの九重の塔があったそうです。

現存する国内で一番高い木造のお寺の塔、東寺で57mですから、法勝寺(81m)も東大寺東塔(70~100m)もどれだけ高いか想像できそうです。

ちなみに鉄骨が入っていない世界一高い建物ってご存知でしたか?131mも高さがあるのに鉄骨が入っていないって。信じられませんでしたが、なんと京都タワーだそうです。タワーの壁には円筒形の鉄板が入っていて、しっかりと安全基準を保っているとか。まるで船のような構造ですね。

それにしても昔の建築技術って素晴らしい技術があったようですね。おそらく中国から渡来した技術だったのでしょう。

今では阿倍野ハルカスが300m。スカイツリーが634m。どこまで高くなるのでしょう。

奈良公園の秋

木曜日, 11月 12th, 2015

我が家のお寺さんに御用があり、朝から奈良公園近くに行っておりました。少し時間があったため駐車場に車を停めさせていただき、しばらく奈良公園の秋を堪能させてもらいました。

まだ少し早そうですが、いやいやどうして、それでも赤や黄色のグラデーションが美しいです。

大仏殿では時刻が9時に近づくにつれ、大型バスが到着し団体旅行の方々が一斉に降りてきます。

静けさを求めていつもの場所へ移動したのですが、そこはなんと発掘調査が始まっていました。数ヶ月前の新聞で報じられていたのですが、紅葉のシーズン中に始まるとは・・・。残念です。ここはとても美しい景色を醸してくれる、奈良公園で一番大好きな場所でした。

足を延ばして観世音菩薩様にお会いするため二月堂へ。

まだお参りの人々は少なく、堂内ではお経が唱えられていました。朝のお教はなんとも染み入るものです。

見上げた空はとびきりの青さ。心が洗われるような気持ちでいっぱいでした。

二月堂から見た景色。ドリームランドの頭が白いお山が見えます。あれはジェットコースターで滑り降りるお山でした。

1日前に落札され、利用が決まったそうですが、なんになるのでしょうね。

帰り道に大仏殿北側の西塔院跡によりました。ここはまだ発掘調査が行われておらず、静かなままです。

しばらく景色を見ていると、シカが忙しそうに歩いていました。カメラを持った人と何気なくすれ違い、まるでどこかへ出勤している雰囲気です。

近くのイチョウが綺麗でした。今はイチョウの落葉がシーズンです。

街中の細い道を走っていると突如小さなコーヒーショップを発見。雰囲気がいいので思わず入っていまいました。

中には所狭しと万華鏡だらけ。1本1本作者があったり、特徴が異なるようです。確かに思っていた万華鏡とは違って、滑らかな動きの中に鋭い構図。かと思ったら優しい色合いや神秘的な色合い。とても楽しい時間でした。

後から来られたお客さんは数年前に一度来たという釧路からの女性。お孫さんに2本購入されました。

お店はおそらく80代の母上と50代の御子息で切り盛りされており、母上のお話はとても味があって魅力的でした。

そんな楽しい秋の朝でした。

11月第1週末

土曜日, 11月 7th, 2015

今年も秋の深まりを感じる今日この頃です。冷え込みも早く、朝夕寒暖差も大きいような気がします。

こんな秋の紅葉は素晴らしいとか。秋を楽しまなくてはいけません。奈良公園の紅葉は素晴らしいですよね。近くの公園では桜の葉っぱも赤くなっては落葉しており、イチョウの葉も黄色に磨きをかけています。

2年前に拾い集めたもみじの種から発芽した、我が家のもみじも紅葉をはじめました。

と秋を楽しんでいると、新聞紙面では「おせち料理」の広告。郵便ポストには年賀状の申込用紙。

そうですよね。紅葉が過ぎると年末の準備です。

ふ~。息つく暇がありません。また一つ足早に歳を取ってゆくのです。一歩ずつできることをやって行くしかなさそうです。

 

イヌ人工血液が開発!

木曜日, 10月 22nd, 2015

中央大学 理工学部教授 小松晃之先生の研究グループが、イヌ人工血液の開発に成功したそうです。

http://www.chuo-u.ac.jp/research/institutes/science/news/2015/10/36457/

http://www.yomiuri.co.jp/adv/chuo/research/20150205.html

海外でも過去には人工血液はあったのですが、現在は日本国内では流通しておりません。

現在イヌやネコの輸血は血液バンクがなく、各獣医師がそれぞれ調達するしかありませんでした。

これで出血の見込まれる手術、事故による失血、各種の貧血疾患、抗がん剤の使用時などに活躍してくれることでしょう。

いつ製品化されて世に出てくるか、とっても待ち遠しい限りです。

落花生

火曜日, 10月 13th, 2015

落花生ってどんなふうに実がなるのか知りませんでした。

少し暗くて見づらいですが、黄色い小さな花が咲くと太い茎から細い根のような構造物が伸びてきて土に潜り込みます。

そして土の中で例の落花生の実が大きく育つのです。だから「落花生」。へ~って感心しました。

こんな具合です。

今年は植木鉢で育てたせいか、あまり実のなり方が良くなかったみたいです。

ところで黒い落花生ってご存知ですか?

中身はこんな感じです。ただのピーナッツみたいですよね。これの中を割ると・・・。

周囲は黒いというより紫色で、中は普通のピーナッツです。

せっかく落花生を育てたものですから、取れたてを湯掻いて食べることにしました。

暖かい落花生はとてもホクホクしてカリっとしたピーナッツとは違う食べ物のようです。

自然の恵みはありがたいなあとつくづく思う秋でした。


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