♪ 院長のココロなのだ!

いつものように

土曜日, 12月 26th, 2015

毎年毎年いつものように訪れる年末。そして年始。

当たり前のようにやってきます。いくらあがいても・・・嬉しくても・・・悲しくても・・・楽しくても。

気のせいでしょうかクリスマスが年々静かになってきているのは。私だけでしょうか。

とにもかくにも何回目かの窓ふきと大掃除がやってきたことだけは間違いないようです。

そして今年も枯葉の中や、窓のレールに隠れていたカメムシを起こして追い出してしまいました。

まだ延々と掃除が続きます。これで終わりはなさそうです。どこで踏ん切りをつけるかでしょう。

今日から気温が下がるとか。PM2.5も近畿にやって来るようです。

窓や扉を開けっ放しにしておくと屋内に入ってきます。

そして動物たちは屋外に飛び出します。

事故やアレルギーの発生に十二分にご注意ください。人の注意だけで守られるものです。

健康な毎日を送りましょう。

螺髪

木曜日, 12月 3rd, 2015

東大寺の盧遮那仏。いわゆる奈良の大仏様ですが、頭のグリグリの螺髪(らほつ)の数ってご存知でしたか?

誰が数えたのか知りませんが966個と千年近く言われてきたのだそうです。

それが最近になってレーザー光を使った最新技術で測定したところ492個と判ったとか。

まあ螺髪が半分になったところで何が変わるわけではないのでしょうが、誰もが疑問に思わないことに疑問を持ち、検証するのは科学の世界ではよく遭遇します。

それによって様々な事がわかり、大きな発見と驚きが芽生えてくるのでしょう。

しかしもっと早くに誰かが数えていても良さそうなものですけどね。

東大寺東塔発掘調査

金曜日, 11月 20th, 2015

先日東塔跡前を通った時発掘調査が始まっていました。

今日の新聞によりますと、1辺27m四方で高さ70~100mの塔が鎌倉時代に建設されていた可能性が出てきたそうです。

平安時代では今の岡崎動物園内に法勝寺というお寺があり、そこには約81mの九重の塔があったそうです。

現存する国内で一番高い木造のお寺の塔、東寺で57mですから、法勝寺(81m)も東大寺東塔(70~100m)もどれだけ高いか想像できそうです。

ちなみに鉄骨が入っていない世界一高い建物ってご存知でしたか?131mも高さがあるのに鉄骨が入っていないって。信じられませんでしたが、なんと京都タワーだそうです。タワーの壁には円筒形の鉄板が入っていて、しっかりと安全基準を保っているとか。まるで船のような構造ですね。

それにしても昔の建築技術って素晴らしい技術があったようですね。おそらく中国から渡来した技術だったのでしょう。

今では阿倍野ハルカスが300m。スカイツリーが634m。どこまで高くなるのでしょう。

奈良公園の秋

木曜日, 11月 12th, 2015

我が家のお寺さんに御用があり、朝から奈良公園近くに行っておりました。少し時間があったため駐車場に車を停めさせていただき、しばらく奈良公園の秋を堪能させてもらいました。

まだ少し早そうですが、いやいやどうして、それでも赤や黄色のグラデーションが美しいです。

大仏殿では時刻が9時に近づくにつれ、大型バスが到着し団体旅行の方々が一斉に降りてきます。

静けさを求めていつもの場所へ移動したのですが、そこはなんと発掘調査が始まっていました。数ヶ月前の新聞で報じられていたのですが、紅葉のシーズン中に始まるとは・・・。残念です。ここはとても美しい景色を醸してくれる、奈良公園で一番大好きな場所でした。

足を延ばして観世音菩薩様にお会いするため二月堂へ。

まだお参りの人々は少なく、堂内ではお経が唱えられていました。朝のお教はなんとも染み入るものです。

見上げた空はとびきりの青さ。心が洗われるような気持ちでいっぱいでした。

二月堂から見た景色。ドリームランドの頭が白いお山が見えます。あれはジェットコースターで滑り降りるお山でした。

1日前に落札され、利用が決まったそうですが、なんになるのでしょうね。

帰り道に大仏殿北側の西塔院跡によりました。ここはまだ発掘調査が行われておらず、静かなままです。

しばらく景色を見ていると、シカが忙しそうに歩いていました。カメラを持った人と何気なくすれ違い、まるでどこかへ出勤している雰囲気です。

近くのイチョウが綺麗でした。今はイチョウの落葉がシーズンです。

街中の細い道を走っていると突如小さなコーヒーショップを発見。雰囲気がいいので思わず入っていまいました。

中には所狭しと万華鏡だらけ。1本1本作者があったり、特徴が異なるようです。確かに思っていた万華鏡とは違って、滑らかな動きの中に鋭い構図。かと思ったら優しい色合いや神秘的な色合い。とても楽しい時間でした。

後から来られたお客さんは数年前に一度来たという釧路からの女性。お孫さんに2本購入されました。

お店はおそらく80代の母上と50代の御子息で切り盛りされており、母上のお話はとても味があって魅力的でした。

そんな楽しい秋の朝でした。

11月第1週末

土曜日, 11月 7th, 2015

今年も秋の深まりを感じる今日この頃です。冷え込みも早く、朝夕寒暖差も大きいような気がします。

こんな秋の紅葉は素晴らしいとか。秋を楽しまなくてはいけません。奈良公園の紅葉は素晴らしいですよね。近くの公園では桜の葉っぱも赤くなっては落葉しており、イチョウの葉も黄色に磨きをかけています。

2年前に拾い集めたもみじの種から発芽した、我が家のもみじも紅葉をはじめました。

と秋を楽しんでいると、新聞紙面では「おせち料理」の広告。郵便ポストには年賀状の申込用紙。

そうですよね。紅葉が過ぎると年末の準備です。

ふ~。息つく暇がありません。また一つ足早に歳を取ってゆくのです。一歩ずつできることをやって行くしかなさそうです。

 

イヌ人工血液が開発!

木曜日, 10月 22nd, 2015

中央大学 理工学部教授 小松晃之先生の研究グループが、イヌ人工血液の開発に成功したそうです。

http://www.chuo-u.ac.jp/research/institutes/science/news/2015/10/36457/

http://www.yomiuri.co.jp/adv/chuo/research/20150205.html

海外でも過去には人工血液はあったのですが、現在は日本国内では流通しておりません。

現在イヌやネコの輸血は血液バンクがなく、各獣医師がそれぞれ調達するしかありませんでした。

これで出血の見込まれる手術、事故による失血、各種の貧血疾患、抗がん剤の使用時などに活躍してくれることでしょう。

いつ製品化されて世に出てくるか、とっても待ち遠しい限りです。

落花生

火曜日, 10月 13th, 2015

落花生ってどんなふうに実がなるのか知りませんでした。

少し暗くて見づらいですが、黄色い小さな花が咲くと太い茎から細い根のような構造物が伸びてきて土に潜り込みます。

そして土の中で例の落花生の実が大きく育つのです。だから「落花生」。へ~って感心しました。

こんな具合です。

今年は植木鉢で育てたせいか、あまり実のなり方が良くなかったみたいです。

ところで黒い落花生ってご存知ですか?

中身はこんな感じです。ただのピーナッツみたいですよね。これの中を割ると・・・。

周囲は黒いというより紫色で、中は普通のピーナッツです。

せっかく落花生を育てたものですから、取れたてを湯掻いて食べることにしました。

暖かい落花生はとてもホクホクしてカリっとしたピーナッツとは違う食べ物のようです。

自然の恵みはありがたいなあとつくづく思う秋でした。

植物棚を作成

土曜日, 10月 10th, 2015

北側駐車場左奥に高さ約1.8m 幅奥行ともに2mの植物棚を自作しました。

キットで購入するより半分の値段で完成。満足です。

土の中にはブロックで足場を作り、そのブロックに棚の足を埋め込み周りをたくさんの小石と土で固めました。

この工法は当時新設だった登美ケ丘中学のテニスコート作成時に、ネットを張るポールを立てる際教わった方法です。ネットはかなりの力をかけ巻き上げて張るため、どうしても両サイドのポールがネット側に倒れてきます。プロはコンクリートを流し込んで固定するのでしょうが、そこはど素人のしかも中学生集団です。この工事を多い時では数ヶ月に1度は行っていました。そうでもしないとネットの高さが低くなり、練習では入っていても試合ではネットにボールがかかってしまうのです。

今回の棚もそこそこの強度を保てています。が、そこはやはりあくまでも使用目的が植物を這わせる棚。

もたれたり、イヌのリードをくくるとたちまち倒壊する恐れがありそうです。

取り敢えず注意書きの看板を立てました。

手作り感満載のコーナーができました。まだまだ手を加えるつもりです。

どんな植物が生長するのか見守ってやってください。

ノーベル医学・生理学賞2015

月曜日, 10月 5th, 2015

今年のノーベル医学・生理学賞に北里大学特別栄誉教授の大村智先生が受賞されると発表がありました。

この先生は今から40年前に静岡県のゴルフ場の土の中からある放線菌を見つけ、それを使うことで多くの寄生虫を駆除する作用を発見されエバーメクチンと名付けられたのです。

この薬が世の中に出る一歩前に新聞で報じられ、私たち獣医科の学生は大喜びしたものです。

なぜ?世の中が幸せになるから? それもありますが、寄生虫学という学問の試験で駆虫薬を問われれば、大抵の寄生虫に効果があるエバーメクチンは万能の答えができる・・・と喜んだのです。

それから数年後、フィラリア予防のためにそれまでは毎日4月から11月まで投薬していたのが、なんと1ヶ月に一度投薬するだけで予防ができるようになったのもこのエバーメクチンが発見されたお陰です。今ではイベルメクチンという名前で獣医学会にはなくてはならない存在です。

もっとも今回受賞の理由はそれではなく、オンコセルカ症という人の感染症治療・予防に寄与したのが大きな理由です。

その他今でも穿孔疥癬、ニキビダニ、回虫、鉤虫、鞭虫、糞線虫などいろいろな寄生虫に使用されています。

3年前受賞の山中先生は幼少期学園前におられた事もあり身近な存在ではありましたが、今回はまた別に身近に感じたノーベル医学・生理学賞です。

大村先生おめでとうございます。

Super MOON

火曜日, 9月 29th, 2015

今年はスーパームーンが2回も見ることができました。

来年2016年のスーパームーンは11月14日。

2017年はなし。

2018年はなんと1月1日だそうです。

なんだかあまり見ることができない天体の不思議。とてもありがたいものにも思えてきました。

ちょうど同じお月様。アメリカやヨーロッパではスーパームーンの皆既月食が見られたそうです。地球の反対側では大きく異なるのですね。

ちょうど昨日がそのスーパームーン。月の出方や空模様、雲の出方などを見ていますとどうやら夕刻6時くらいから7時半頃までがチャンスのようでした。しかし残念ながら診察中。おそらく無理でしょうと諦めてながらも、昼の手術の前、ベランダに三脚とカメラと望遠レンズをセッティング。もしも・・・もしも診察時間中に5分でも余裕があればベランダに走ってシャッターさえ押せば良い状態を作っておきました。なんとも未練がましい行動です。

夕刻。6時15分頃~30分頃、奇跡が起こりました。診察に合間ができたのです。

すぐさまベランダに出て数枚シャッターを切りました。

しかし残念なことに電線や電信柱が入ります。できましたら山の稜線との対比ができればと思ったのですが、そこまで上手くは物事運びませんでした。

それでも1日前の中秋の名月と比べると色がオレンジ色を帯びており、また異なる味わいを堪能できました。

ちなみに中秋の名月の夜。月を追いかけているうちに雲に見舞われ、1枚も撮影することもできず終わりました。

お月様は出始めの1時間以内が神秘的ですね。


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