昨日西大寺のとある居酒屋さんで、当院の元勤務獣医師、元動物看護士さんたちの集まりがありました。今年で第4回目を迎え、お互いの近況報告をしたり、あの時の話、その時の話しなどに花を咲かせました。
ただ誰もがいくら歳を重ねても動物が好きだったんだなあ。人のことを考えながら行動していたんだなあと感じられ、ほのぼのとした数時間でした。
さ~て活力を得たことですし、また今日から頑張りますか。あの時のように・・・。
昨日西大寺のとある居酒屋さんで、当院の元勤務獣医師、元動物看護士さんたちの集まりがありました。今年で第4回目を迎え、お互いの近況報告をしたり、あの時の話、その時の話しなどに花を咲かせました。
ただ誰もがいくら歳を重ねても動物が好きだったんだなあ。人のことを考えながら行動していたんだなあと感じられ、ほのぼのとした数時間でした。
さ~て活力を得たことですし、また今日から頑張りますか。あの時のように・・・。
1月の第4土曜日は若草山の山焼きです。昔は成人の日に実施していた風物詩でした。
若草山山頂にある前方後円墳の霊魂を鎮める仙人の祭礼とも言われているそうですし、また東大寺と春日大社・興福寺の仲たがいの末に起こったとも言われているようです。
なにはともあれ、現在は防災訓練の役に立っているそうです。また芝生の新芽を出すための野焼きとしてもいいそうです。
まだ間近では見た事はありませんが、このたび大学の県支部総会を山焼きが見られるお部屋で開催しながら眺めることが出来ました。
数日前からこの日は午後から雨が降る予報でしたのでかなり気遣ったのですが、午後4時半頃の予報図により「雨雲ズームレーダー」を見ておりました所、この時点で雨雲は岡山当たりでしたので、奈良に雨雲がやって来るのは恐らく8時ごろだろうと予測しました。
よ~しこれなら点火が見られる。と安堵。
いよいよ6時15分。天候も何とか持ちこたえた様子。
花火が上がります。
本来はカメラに張り付いて撮影に集中したかったのですが、参加者の皆様方のご好意があったとは言え、やはり総会中でしたので片手間の撮影となってしまいました。
3年前にどこかで見た時より、花火のボリュームが減少したように思われます。
またその時は花火と山焼きがコラボレーションしていたようにも記憶しております。今年は別々に実施されたのでしょうか。防災の面からの考慮かもしれません。(と思ったのですが、記憶とは頼りないもので、過去の写真を見て見ますとやはり別々でした。勝手な想像では一緒にやった方が豪華だなあと脳が暴走したようでした。)
そして6時30分点火。
勢い良く火が燃え盛りました。この数日雨もあまり降っておらないためでしょうか、とても元気に燃えてました。
数分もしないうちに
瞬く間にどんどん頂上目指して火は昇っていきます。凄まじい勢いでした。乾燥時季の山火事が怖いと言うのはよ~くわかります。
これで何か占うのでしょうか。景気が勢い欲上向きになる・・・とか。今年は豊作さぞ・・・とか。
そして4~50分ほど小さな火があちらこちらで燻っている様子が見て取れ、ようやく山焼きも無事終了したのです。
その後総会はまだまだ続き、有意義で楽しい時間を過ごすことが出来ました。
終了後8時30分ごろ会場を後にしました。空を見上げると雨が降ってきてました。
帰宅後、このようなサイトを見つけました。 若草山山焼きガイド
来年は間近で見てみたいものです。
今朝はとっても冷えました。
なんでもマイナス5度まで下がる予報でしたが、実際はマイナス3度。
そう言えば20年ほど前、外気温がかなり低下したある朝。温水が出なくなってしまったことがありました。
それは給湯器の近くにあった調節弁の中での凍結が原因でした。
午前中、日陰の寒い給湯器前でドライヤー片手に数時間弁を温めておりました。
すると昼前になりようやく温水が出始めたのです。感激!
それ以降調節弁の周辺を発泡スチロール材で覆い、直接冷たい風が当たることを防ぐことで凍結を予防してきましたが、昨夜のマイナス5度の予報にはいささか恐れを感じました。
昨夜まだ時間が浅いうちに調節弁周辺を発砲スチロール材の上からプチプチを二重に巻いき、なおその上から毛布を被せ紐で縛り、幾重にも防備しました。そして勿論水道をチョロチョロ出して朝を迎えることにしたのです。
水道は時々水圧の変動でチョロチョロ出してあった水が止まっていることがあるのです。が今朝は無事でした。
水道の栓を開きましたところ、最初はジョボジョボっと泡を含んだ水が出てきたのですが、その直後勢い良く普通の水圧が戻ってきました。
すぐに給湯器のスイッチを入れて暫く開栓すること1分余り。やんわりお湯が出てきました。
ホッ~。
これで看護師さんたちが洗い物を苦もなくできます。
冬はとても気を遣います。
今年のお正月は比較的安定した気候でした。とは言え年々減少する正月気分の中、自宅のダイニングでTVを見ながらぼ~んやりしておりました。
こんなときはミカンとかおかきとかクッキーなどが近くにあれば、寂しい口を愉しませてくれます。
丁度そこにクッキーの缶が2つ。
1つの缶を取り上げ蓋を開けますと、色とりどりのきれいなビスケットが僕を見て笑っていました。
いや少なくとも僕には笑って見えました。
席を立ってお茶を入れて座りなおし、1つ口に入れました。
ほのかに甘い、しかし甘すぎない味。これは高級な証拠だ・・・!と僕の脳は判断したのです。
そしてもう一口。二口目には脳は完全に決定しました。
お茶を含んで三口め。口の中で溶けてしまう。そしてこの小さな大きさがまた良いんだ・・・!と満足げに味わいました。最近のお菓子は甘すぎたり辛すぎたり。これでは体に良いわけがない。やはりこうでなくてはいけない。
続いて四口め・・・・・・・。
満足してくると非常に些細などうでも良い事かも知れないことに引っ掛かりを覚えました。
形と色です。
賑やかな色合い。これはどうしてだろう。大人のお菓子にしては艶やかではないかな。
そして決定的なのは「なぜ!骨の形」に似ているのだろう。
五口めを運びながら缶からビスケットの袋を恐る恐る出して見ますと・・・・・・・・
そこには「ワンワン ビスケット」
やってしまった。正月早々だよ~。うわ~。
でもそこそこ美味しく感じてしまったのが悔しい。
ビスケットが僕を見て笑っていたのはこれだったのか~。
ところが口の中のものをそっと出して裏を見て少しホッとしました。
なんとシニア犬用です。僕には丁度よい年齢ステージだったのかもしれません。
このビスケット。冬休みで帰宅していた長女が、愛犬の為に近くで購入してきたそうです。
ややこしいがな!
2014年 新年を迎えました。
今年は皆様方におかれましてよい年でありますようご祈願いたします。
私達も1日1日が勉強の積み重ねです。これからも日1日少しづつですが進歩して参ります。
人間は節目を大切に致します。しかし自然界では1日1日の延長が生命のつながりです。
昨年12月から徐々に咲き出した皇帝ダリアは、この大晦日からお正月も元気に咲いております。さすがに年末の冷え込みには参った様子でしたが、まだつぼみが数個あり、これらが温かくなっては膨らみ咲き続けてくれています。
この時期のこの花は既に寒気にやられてしまっています。しかし昨年ミニ化することで軒下で栽培することにより、お陰で長く楽しむことができました。
元気な皇帝ダリアの花に恥じないよう、ことしも力いっぱい、そしてアイデアいっぱいの暖かい獣医医療を目指していきます。
ぼかし肥料って何?ってところから入りました。皆さんはご存知ですか?
ぼかす・・・というとピントがぼやけたようなイメージや、青少年に良くない画像の肝となるところをぼかす・・・なんて意味にも使われそうです。そこでWikipediaで調べてみました。
「ボカシ肥とは、有機肥料を発酵させて肥効をボカシた(穏やかにした)ものをいう。原料となる有機肥料は、油カス、米糠、鶏糞、魚カス、骨粉など多様である。無機肥料を加えることもある。ボカシ、ボカシ肥料ともいう。」のだそうです。
穏やかになるんですねぇ。穏やかに。
知りませんでした。(カリカリ尖がっている人も、発酵させてぼかすと穏やかになるのでしょうか。冗談です。)
でもこの効き目がなかなか良いそうなんで、一度試しに作ってみたくなり、11月下旬に準備にかかりました。
まずは作り方を調べます。石川県の本田農場さんのHPサイトが良くわかりやすく、しかも作成量が個人に当てはまりましたので、ここを参考にさせてもらいました。
http://www.hondanojo.com/embokasinotukurikata.htm
ついでに必要なEM-1液や糖蜜も購入。結構お高いんですね。
その他、糠やもみ殻、黒いビニール袋2枚、発泡スチロール製の箱、お湯などを準備しました。
さてまずは糖蜜液を作ります。糖蜜はとても濃い液体ですからなかなか溶けません。そこで予めお湯100ccほどに必要な糖蜜スプーン1杯を溶かします。
今度はこの溶解液を2000ccのペットボトルに移し、水を8分目くらいまで足して糖蜜薄め液の完成です。
糖蜜はEM菌が増殖しやすいようにするためのエサのようなものだと記載がありました。他にも砂糖水でもいいそうです。
次にこの液体にEM-1液をスプーン1杯投入します。
そしてよく撹拌しておきます。この溶液を今度はジョウーロに移します。
ジョウロで撒く様に投入するためです。
いよいよ糠5kgともみ殻1kgを予め準備しておいたシリコン製のタライのような容器にぶちまけます。が、少しずつタライに移して満遍なく撹拌しながら、例の液体をジョウロでかけて行きます。
撹拌しながら液体をまぶしてゆくわけですが、それが本当にこんな量で良いの?と言うくらい足りない感じです。どちらかと言うとパサパサした感覚がとても強かったです。
でも指示書ではコレくらいの量がいいのだ!と書かれてあったので、先達の言うことは聞いておきましょう。
概ねこれくらいで作業は終わり。
後は黒いビニール袋を二重にしておき、そこへ撹拌した糠+もみ殻+溶液のブツを全て投入します。
袋の口をしっかりと結んで空気が入らないように密閉。それを今度は発泡スチロール製の箱が丁度倉庫に眠っていたのでこれを引っ張り出し、そっと袋ごと寝かします。
最後に箱を密閉して空気が入らないようにします。
この箱を20度以上の部屋に置いておきます。夏なら3~4日。冬でも7~10日だそうです。
でも14日目に一度確認の為に蓋を開けました。
さ~て出来具合は?・・・・とその前に判定基準があるのです。
甘酸っぱい香りがして、蓋を開けると白いカビのようなものが生えていたら完成だそうですが、明らかに腐った匂いですと大失敗だそうです。また発酵ですから熱を発している事もよくあるそうです。
結果は、甘酸っぱい糠の匂いがして、ほのかに暖かく、よ~く見ると白いカビのようなものがありました。
やった~。やりました。おそらく出来たようです。が、今ひとつ足りない感じなのでもう少し寝てもらうことにしました。
そして10日後。再度開封です。
おおおお。かなり見事に白くなっています。匂いも強くなりいい感じです。
どうやら完成です。
さてこれを早速肥料として使うか、保存するには湿気を飛ばして袋に入れて置くといいそうですので、乾燥させて数日後に小袋に詰めました。
すると10袋ぐらいできました。
これだけ出来るとどうやって使うかが問題ですが、さしあたってまだ目的がありません。
もしもぼかし肥料を使いたいなあ・・・という当院の飼い主様がおられましたら差し上げます。
この度一般社団法人 日本小動物獣医師会では、各会員より標記の内容による動物の健康被害報告を収集した一時結果を発表しました。
その内容を読んで参りますと、購入される側、提供されている側の双方に「たかがフード」という概念がチラホラ見えてきます。
食べ物には一般食と療法食があります。
特に療法食にはとても長い年月に渡る獣医栄養学と獣医内科学の研究結果の末、現在のコンセプトに至っております。
例えば低アレルギー食と一言に申しましても、様々なアプローチがあります。それだけに複雑です。しかし今の研究が常に全て正しいわけではなく、今後また新たな考え方が判ってくると治療に対するアプローチも変わります。
また腎不全食も早期に低リン、低蛋白の食事を与えるのも危険です。リンの制限による弊害がでます。
それはおそらくインターネットでの購入や量販店では指導してくれません。いくらオンラインで量販店と動物病院が繋がっているとしても、見ていない病気にはアドバイスが限られてくるのです。
似たような食べ物だからいいんじゃないの?と思われても体は敏感です。
病院で渡されていた食べ物で病状が落ち着いたから・・・と安心していても、途中で病状に変化が出ることもあります。
療法食も薬と同じ扱いだと考えてください。僅かな変化に対応して変更することも必要です。
動物の病気は飼い主様と病院が一緒になって考え進めて行かねばなりません。
正しく療法食を与えていきましょう。
そのためにはかかり付けの病院で相談しましょう。
先日南京都夜間救急病院からのお手紙に、今年一年の感想が述べてありました。
この一年で多かった処置の1つに「催吐処置(吐き気を促す処置)」が挙げられています。
内容は、タマネギ、チョコレート、おもちゃ、人の風邪薬や睡眠薬も目立ったそうです。
たしかに高血圧の薬や血糖降下剤もよく経験します。
それ以外に縫い針、釣り針、爪楊枝、竹串などもあり、いつもヒヤリとします。
釣り針は特にたちが悪く、家族が釣りに行った後、釣具を洗浄して干してあったときにネコが遊んで飲み込んだ。というのもありました。釣り針はなかなか抜けない仕組み(もどり)がありますので、一度飲み込んだらとっても厄介です。食道に刺さってしまうと開胸手術(麻酔をかけて胸を開いて行う手術)をしなければなりません。相当の危険が伴います。
ボタン電池を食べた子犬もいました。
レントゲンではっきりと2個食べたのが判ったので、開腹手術で摘出できましたが、取り出してガーゼの上にポンッと置いた瞬間、電池の上と下の部分が開いて中身が出てきました。これもゾッとしました。
兎にも角にも人の身の回りの物を、動物たちは魅力あるおもちゃとして狙っています。
皆様方。十分にご注意くださいませませ。
Copyright © 2009 山尾獣医科病院 All Rights Reserved.