♪ 院長のココロなのだ!

残りクリスマス

木曜日, 12月 26th, 2013

12月26日 これをうちでは残りクリスマスと提案します。

と言って何をするわけでもないのですが、たまたま26日がスタッフ全員が揃う日でしたので、じゃあピザでも食べようかぁ。となっただけのことした。

ピザって宅配を頼んだのですが、ピザの耳の処理法、乗せてある具も1枚の半分ずつ異なったものを選択できたり(ハーフ アンド ハーフ)出来て、結構好みをきいてくれるのです。驚きました。

 

年末のほんのひと時でした。

不適切な療法食使用による健康被害報告

月曜日, 12月 23rd, 2013

この度一般社団法人 日本小動物獣医師会では、各会員より標記の内容による動物の健康被害報告を収集した一時結果を発表しました。

その内容を読んで参りますと、購入される側、提供されている側の双方に「たかがフード」という概念がチラホラ見えてきます。

食べ物には一般食と療法食があります。

特に療法食にはとても長い年月に渡る獣医栄養学と獣医内科学の研究結果の末、現在のコンセプトに至っております。

例えば低アレルギー食と一言に申しましても、様々なアプローチがあります。それだけに複雑です。しかし今の研究が常に全て正しいわけではなく、今後また新たな考え方が判ってくると治療に対するアプローチも変わります。

また腎不全食も早期に低リン、低蛋白の食事を与えるのも危険です。リンの制限による弊害がでます。

 

それはおそらくインターネットでの購入や量販店では指導してくれません。いくらオンラインで量販店と動物病院が繋がっているとしても、見ていない病気にはアドバイスが限られてくるのです。

似たような食べ物だからいいんじゃないの?と思われても体は敏感です。

病院で渡されていた食べ物で病状が落ち着いたから・・・と安心していても、途中で病状に変化が出ることもあります。

療法食も薬と同じ扱いだと考えてください。僅かな変化に対応して変更することも必要です。

動物の病気は飼い主様と病院が一緒になって考え進めて行かねばなりません。

正しく療法食を与えていきましょう。

そのためにはかかり付けの病院で相談しましょう。

 

 

夜間救急病院からのレポートから

月曜日, 12月 16th, 2013

先日南京都夜間救急病院からのお手紙に、今年一年の感想が述べてありました。

この一年で多かった処置の1つに「催吐処置(吐き気を促す処置)」が挙げられています。

内容は、タマネギ、チョコレート、おもちゃ、人の風邪薬や睡眠薬も目立ったそうです。

たしかに高血圧の薬や血糖降下剤もよく経験します。

それ以外に縫い針、釣り針、爪楊枝、竹串などもあり、いつもヒヤリとします。

釣り針は特にたちが悪く、家族が釣りに行った後、釣具を洗浄して干してあったときにネコが遊んで飲み込んだ。というのもありました。釣り針はなかなか抜けない仕組み(もどり)がありますので、一度飲み込んだらとっても厄介です。食道に刺さってしまうと開胸手術(麻酔をかけて胸を開いて行う手術)をしなければなりません。相当の危険が伴います。

ボタン電池を食べた子犬もいました。

レントゲンではっきりと2個食べたのが判ったので、開腹手術で摘出できましたが、取り出してガーゼの上にポンッと置いた瞬間、電池の上と下の部分が開いて中身が出てきました。これもゾッとしました。

兎にも角にも人の身の回りの物を、動物たちは魅力あるおもちゃとして狙っています。

皆様方。十分にご注意くださいませませ。

病気が生んだ良い関係

土曜日, 12月 7th, 2013

シェルティのブンちゃんは9歳。嫌なことをされると唇を引きつらせ、犬歯を見せるのでした。

お母さんはそれが怖かったので、小さい頃からブンちゃんの嫌がることは出来るだけ避けてきたのです。

しかし6歳の頃、ブンちゃんは皮膚の炎症と大腸の炎症が伴う免疫介在性疾患を患いました。

こうなるとシャンプーをしなければならなかったり、毎日お薬を飲ませなければなりません。

お母さんは困りました。

そこでブンちゃんに毎日毎日お話しをし続けました。

「ブンちゃんはお薬を飲まないと治らないし、シャンプーも大切なんだよ。」

するとどうでしょう。徐々に怒らなくなって嫌な耳も触らせてくれるようになり、今では塗り薬もできますし、足のシャンプーも出来るようになりました。

お薬は今でもちょっと困っていますが、これからは出来るようになるかもしれません。

病気が生み出したブンちゃんの我慢とお母さんの勇気でした。

ほのぼの奈良公園へいらっしゃい~

金曜日, 12月 6th, 2013

先日県庁に行きました。仕事を終わらせて外を見上げるとこの日も青空がきれいです。

20分ほど奈良公園に足を伸ばしました。

もう終わりの紅葉に鹿と観光客。修学旅行生たちもいました。

大陸からのお客様も。昨年はカメラを片手に大勢の方達が奈良公園を走り回っていましたが、今年は家族単位できれいなイチョウの落ち葉の絨毯でくつろいで居られたのが印象的です。その他の方々も個性的に愉しんでおられました。徐々に変わって来ているのかもしれません。

思えば我々も海外旅行ではヒンシュクを買ってきたのですから。

飛行機のトイレの使い方が悪かったり、町なかで子供の名前を大声で呼ぶ親がいたり、何でも「安い」からの連発で購入したり。バブルの頃はそれなりに反省する事も多かったでしょう。

紅葉もまだ見られますが、黄色い絨毯がとてもきれいな時期です。

 

ふと見ると親子鹿がいました。

小鹿は盛んに母鹿にミルクをおねだりしてます。

近くから女の子が羨ましそうに見ています。

一心不乱に吸っています。よほどお腹が空いているのでしょう。脅かしてはいけませんから、遠くから望遠レンズで撮影です。

以前林の中で授乳している母鹿に出会いましたが、とてもピリピリしていました。

こんな観光客のいる最中では、さぞ母鹿も気が気ではないでしょう。それでもかなり慣れてきているのでしょうか。

観光客のマナーが良い為、とても鹿たちも人に安心感を持って来ているようです。

こんな関係が長く続く奈良公園であって欲しいものですね。

 

 

 

近くのお池で

火曜日, 12月 3rd, 2013

冬です。先月当たりから北の国より野鳥がやって来ています。

僕はあまり水鳥は知りません。が、M先生のところの看護士Tさんが野鳥好きでして、あるときM先生に用事があって電話したのですが、偶然Tさんが電話口で応対してくださいました。すると鳥の話になってしまい「用事はなんだったかな?」って事になってしまいました。

その時彼女の行きつけの観察場所の状況を聞きますと、昨年から見てみたかったミコアイサやアメリカコガモ、カンムリカイツブリなどなど、きっと見ても見分けが付かないだろうなあと思える種類が来ているよ、と教えてくださいました。

ある日たまたま予定していた手術が延期になり90分ほど空きましたので、そのフィールドにお邪魔する事にしました。

空は晴天。真に気持ちのよい天候です。これを最高!と言うのでしょう。

早速観察開始です。

ハシビロガモのペアが2つ。一生懸命お食事中です。一心不乱でした。

 

キンクロハジロがどんどんこっちにやって来ます。怖くないのでしょうか。とうとう岸辺で毛づくろいをしていました。

 

カンムリカイツブリが池の中央で平然としています。

 

帰り支度を始めたときに岸辺近くを通り過ぎたのがオナガガモ。

ミコアイサはどうやら池の対岸近くにいるようで、カメラでは捉えられませんでした。

また今度・・・。ということでしょう。

 

 

 

皇帝ダリアの開花追跡

金曜日, 11月 29th, 2013

短日性を利用して暗い部屋と明るい外のメリハリを付ける作業を終え、ようやく多くの蕾を付けてくれました。

こうなると寒い寒気に当たらなければ順調に開花してくれるはずです。

そしてようやく順次開花してくれています。

こんなに上手に折り畳まれているなんて。

中に誰かいるのでしょうか・・・?居るとしたらきっと几帳面な小さな人でしょうね。

 

夏のヒマワリ同様、太陽の日差しが似合う花だとおもいませんか。

 

背丈は低いのですが、ボリュームは結構あります。

ようやく3年目にしてきれいな複数の花を付けてくれました。

まだ暫くは咲いてくれそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

京都での小休息

火曜日, 11月 19th, 2013

学会終了後旧知の友人A先生を京都へ送りに行きました。彼とは3年間同じ職場で勤務した戦友です。

せっかく京都駅まで行くのでしたら近くで紅葉でも見てから新幹線に乗ろうか、という話しになり、「もみじ」で有名な永観堂禅林寺へ行くことにしました。

昨年とある飼い主様から、永観堂は一番きれいと思います。とお聞きしておりましたので、お参りするとしたらこの時期は永観堂だなあ・・・と決めておりました。

 

さすがに好天に恵まれた日だけあって賑わい、参道からお庭一面が人・人・人でした。

 

 

 

もみじの紅葉は後一歩と言うところでしたが、とても美しい色合い、まるでグラデーションのような移り変わり、様々な色合いに感嘆した小一時間でした。

その後円山公園へ

いろいろ近況を話しながらの数時間。

新たにお互い頑張ろうと充電できた1日でした。

 

 

ハッピー・エイジング

月曜日, 11月 18th, 2013

先日学会のため休診させて頂きました。

学会では知人によく出会います。今回その中の一人に、30年ほど前勤務しておりました病院の一年上の先輩H先生が居られ、すっかりと話し込んでしまいました。

H先生は元々武道に傾倒されており、学生時代は北海道の極真会空手学生チャンピオンでもありました。

現在はトレーングを続けられ、シニア柔道の世界大会に出場されているとか。

最近カナダでの大会で2位になられ、相当の実力保持者です。

幾度も大会に出ておられると上位陣とも仲良くなられ、いろいろお話をされるようです。

その中のお話しです。

H先生曰く、年齢を重ねると日本では「アンチ・エイジング」って言うよね。しかし彼らの国では「ハッピー・エイジング」って言うんだよ。それはね、人間年を重ねるごとに進化しているって言う意味で、どんどん進化していくとハッピーなんだよ。老化ではなく進化なんだなあ。

って。

いや~。このお話しには参りました。

そう、これからはハッピー・エイジングで行きましょう。

小さい皇帝ダリア 2

木曜日, 11月 14th, 2013

11月6日の蕾

 

11月12日の蕾 全く表情が異なりますよね。うっすらと花のピンク色が見えて、今にも咲きそうです。ここで寒波に襲われると一夜で枯れてしまうのです。

が、夕方は暗室に入れて、朝、太陽にあてるため、台車に乗せてガタゴト音を立てながら外に出しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せっせと毎日地味に繰り返すこと2週間ほど。蕾の形や固さ大きさが変化しています。

どうやらあと数日で開花の予想です。

そしてようやくシュウメイギクが咲きました。とても遅咲きです。

小さくていびつな形ですが、とても可憐な花です。

来年はもっと多くの蕾を付けてくれるでしょう。

 


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