♪ 院長のココロなのだ!

大気汚染(黄砂とPM2.5)

土曜日, 7月 27th, 2013

ふとSPRINTERS エアゾル予測というサイトを見ました。この冬は2~3日に1回は見ていたところです。

ここでは黄砂やPM2.5が飛来してくることを九州大学の応用力学研究所が地域別に予測してくれるのです。

真夏の今。やはり黄砂は飛んできています。評価は「少ない」という表現です。

一方大気の汚染はPM2.5を観測しているようで、首都圏を始め近畿東海、北陸信越、九州では「多い」。現在大陸から雨雲が流れてきている中国、四国地方では「非常に多い」と表示されています。

季節風が吹いてくる冬だけではなく、年がら年中汚染物質は日本を覆ってきているのです。

様々な憶測を呼ぶ物質だけに、1日も早くきれいな空になってもらいものです。

 

薔薇が咲いた~

日曜日, 7月 21st, 2013

6月に大淀の駅の道で衝動的に購入した薔薇の苗に花が咲きました。最初は花付きで購入したのですが、数日で枯れてしまいました。でも1年で幾度か花が咲くことを知り、その手順に従って育てていくと、なんと花が咲きました。

可愛い花です。

その他フウセンカズラに小さな白い花が咲き、実も出来ました。

 

 

エダマメもあと少しで収穫を迎えそうです。

今年は頂いた種から苗を8本ほど育てておりますので、上手く行けば楽しめます。

放っておいて大豆にしてみるのも良いですね。

トマトはあと少し。ズッキーニは実をつけるのですが花が咲かなくなりました。

やはり栄養が足りないのだと思います。苗を植える前から土作りをしなければならいと痛感しました。

 

老齢犬とのお付き合い

木曜日, 7月 18th, 2013

昨日、京都では日本三大祭の一つである祇園祭の鉾市内巡行が行われました。天候も良く良い厄除けになってくれれば良いなあと感じます。

さて先日16歳の老齢の犬が検査のため入院しました。後ろ足が日頃からおぼつか無いまでも、何とか歩行している子でした。

入院室はステンレス製の部屋です。病院はどうしても衛生管理を重視するため、材質は滑りやすい素材が多いのが欠点です。

1日入院後の翌日、その子は後ろ足で起立が出来なくなっていたのです。

外の駐車場へ連れて行って、すべりにくいところで立たせてもお尻からペタンと座ってしまいます。

結局お家に帰って滑りにくいところで立たせるようにして頂いたところ、その翌日には起立が可能になり、そのまた翌日には歩行も出来るようになり、今では問題なく散歩もしております。

老齢動物は1日歩行しないでいるとたちまち歩けなくなるのです。

病院でも出来るだけ散歩に連れ出したり、歩行練習をさせるのですが、どうしても床材の摩擦係数が低い事から歩きづらく歩きたくなくなるようです。

歩きたい、食べたい、オシッコがしたい、排便をしたい。という要求にすぐに応えてあげないといけないのが老齢動物です。

床材の選択をしなければなりません。

ご自宅でもフローリングが多くなった昨今。一度考えてあげてください。

宵宵宵山

月曜日, 7月 15th, 2013

7月の中旬の連休。皆様方はご旅行などに充てられている方も多いと思います。

連休中日の14日。診察もスムーズに運び、昼過ぎにはあがることが出来ました。

丁度この日は祇園祭の宵宵宵山です。鉾も山も建てられて、「ちまき」を配りはじめている日です。京都の町なかに参りますと、玄関には大抵長鉾の「ちまき」が厄除けとして張られてあります。

今年は一度我が家も頂いて張って置こうかなと思い、出かけてみました。

連休中の日曜日ですし、しかも京都ですし、その上祇園祭ですから、相当な覚悟で行きました。奈良から見た来たの北の空は黒い雲で覆われ、悪天候も予想されました。Yahooの天気図で雲の動きを見ますと・・・あきません。雨雲が次から次へと来てますし、南部は洪水警報です。

まあどうにかなるやろ、と大き目のポンチョも持参して出発です。

やはり市内に入ってすぐの八条あたりで大粒の雨。七条ではえげつない雨に変わります。

 

まあ仕方なく走っておりますとそのうち小雨になってきました。

次に心配していたのは駐車場です。何とか勘を働かせて、少し遠いところへ目標を置き、探しました。が、案の定満杯です。空いていても高いところしかありません。4件目に偶然見つかりました。やれやれ・・・。

さあ「ちまき」を頂きに出発です。とその前にトイレを済ませなければなりません。中京の田の内に入るとトイレもままなりません。しかし京都は市内の数箇所に公衆トイレが設置されており、この日も京都市の職員の方が日曜日にも関わらず掃除と点検に回られていました。ありがたい話しです。

いよいよ御池の室町当たりから入ってきますと、もう雰囲気が満載です。この日は日中といえども薄暗く、提燈にはすでに明かりが灯っています

やはり人出は多そうです。

人ごみをブラブラしておりますと一際目を引く高~い鉾が目に飛び込みました。菊水鉾でした。なんだか名前がいいなあと思い、こちらで「ちまき」を頂く事にしました。3色の短冊のような紙が付いていてデザインも気に入りました。

 

すると鉾に上がれる券もついて来ましたので、早速上がらせてもらう事に・・・と思ったのですが、えらい行列。まあ仕方がないので並ぶ事に。そして上がろうとしたとき、丁度お囃子の始まる時間。どうやら時間を決めてコンコンチキチンのお囃子を演奏してくれるのです。鉾や山によって違うのでしょうね、きっと。

 

お陰で堪能できました。

次に探したのは、確か昨年から復活したといわれる蟷螂山です。山の上に蟷螂が鎮座していて、これが巡航のときに動くのです。これをどうしても見たく、確か以前見た地図の記憶を頼りに歩きました。

ありました、ありました。記憶は正しかったのです。

この日はビニールの幕越しにしか見えませんでしたが満足です。

こちらでも「ちまき」を購入しました。

この「ちまき」には榊と折り紙で折られた蟷螂が飾られてあり、珍しいのではないかな?と思います。

なんだかんだと歩いておりますともう夕方です。

人の多さに馴れておりませんので、さすがにくたびれました。

雨上がりの宵宵宵山。いいもんでした。

これで1年間無病息災ですごしましょう。

 

 

 

 

び・つ・く・り・・・熱中症

日曜日, 7月 14th, 2013

裏の駐車場のアスファルトの小さな隙間から、な、な、なんと!レタスがあちらこちらに頭を出しているではありませんか。

しかも触るとやや硬くて結球しているのです。まだ小さいので収穫はできなさそうです。

ってところで目が覚めました。

毎日毎日暑くて、とうとう頭がヒートアップしてしまったのでしょうか。それともレタスなどの葉物野菜が高騰し、ぼやく声が夢に出てきたのでしょうか。

ええ加減にせいっ!と言いたくなる暑さです。

私達屋内で仕事している者はまだ幸せです。ある程度エアコンを調節させながら仕事が出来ます。屋外で仕事されている方々は身を削って居られます。水や塩分は相当摂取されている事でしょう。

最近、塩が多めに入った食品を見かけます。熱中症対策です。

アメリカのフーバーダム建設時に多くのアメリカ人労働者たちが熱中症で亡くなっていると聞きました。そこで研究者が発見したのが塩を多めに与える事です。汗から大量のナトリウムが失われる事に着目したものでした。

しかしナトリウムだけではなく、カリウム、マグネシウムなどの電解質も大量に失われるため、今ではスポーツ飲料であるアイソトニック・ドリンクが一番使いやすいと好評です。

動物達も同じくですが、人と同じ量のナトリウムを与えるといけません。そもそも要求量も違いますし、彼らは水っぽい汗をかきません。

ですが高齢動物では脱水に十分注意をしてください。

1日の総排尿量が少ないなあ。尿の色が濃いのではないだろうか。と感じたら今の時期まずは脱水も考えに入れた方が宜しいでしょう。

その時は水分を与えてあげてください。スポーツドリンクを3倍ほどに薄めてあげてもいいです。

で、朝おきて駐車場を見ましたら、レタスはありませんでした。

半夏生

火曜日, 7月 2nd, 2013

今日は暦の上で半夏生(ハンゲショウ)というのだそうです。(夏至から数えて11日目ごろ)

天球上の黄径110度のところを太陽が通る日だとか。

春分点を0として元に戻って360度。これを夏至点90度、秋分点180度、冬至点270度として案分してゆくと書かれてありました。

古くからこの日は農業にとって大切な節目だそうで、十二節気・雑説などを調べると

・7月2日から5日間は農作物を収穫したり食べてはいけない

・天から毒気が降ってくるから井戸も蓋をする

・地面から陰毒がでて毒草が生えるので、筍やわらびはこの時期食べない

・半夏(ハンゲ:カラスビシャク)という毒のある草が生える多湿な時期なので、この季節までに田植えを終わらせて、過ぎても田植えをしない。

・香川ではうどんを食べる

・福井ではさば寿司を食べる

・福知山ではタコを食べる(植えた稲がタコの足のように根付くように・・だとか)

・奈良県香芝の一部では「はげっしょ」と言って玄米の餅を作って食べた

・三重県の熊野や志摩ではハンゲという妖怪がでるから農作業をしてはならない

など、農作業をお休みして栄養をつけて体を労わる季節のようです。

 

トマトも少しずつ赤みが出てきております。ズッキーニも昨日と今朝合計2本人工授粉しました。

でも日曜日までは収穫できない事になりました。

やれやれ。

一方、植物のハンゲショウがこの時期お寺などで見かけるそうです。

見たことがあるようなないような・・・。

(建仁寺 両足院にて)

ところでこのハンゲショウ。何で上3枚分だけが白くなるのでしょうか。

調べて見ますと、花の部分に受粉を促すため昆虫を呼ぶ必要が出てきます。そのために花に近い部分の葉っぱが白くなっているという説がもっぱらのようです。

また白い葉っぱの部分は表が白く裏は緑なんだそうです。

確かにこの写真の右上の葉っぱは、表が白く、チラリと見える裏は緑です。

日本植物生理学会みんなの広場のサイトを拝見しましたら、東京大学大学院理学系研究科 教授  塚谷 裕一さんが書かれてました。葉緑体は裏も表も細胞には存在しているそうです。しかし実ができる時期になるとドンドン白い部分の葉緑素が多く作られ緑になるようです。

自然って面白いですよね。ハンゲショウを育ててみたくなりました。

やれやれ。

どうしてかな?

日曜日, 6月 30th, 2013

暑いですね~。とはいいましてもまだまだこれからですが。

人間って面白いですよね。

暑い、寒い、痛い、疲れた・・・って体の調子を訴えるとき、周囲に人がいるときが多くありませんか?独り言で「痛たたたたった」とつぶやくことはありますが、周囲の人は何にも感じていなさそうな雰囲気の中で、自分だけが感じたことをアピールしているかのように言ってしまいます。

「あ~暑っ」

これだけ頑張っているよって叫びたくなるのでしょうね。

自分の事を理解して~なんでしょうか。(寂しいなあ)

 

もっと大きい声で言いましょうか。

暑い~っ

 

 

よく降りました

木曜日, 6月 27th, 2013

梅雨と言いますとシトシト・ジトジトという言葉が代表的です。

しかし今年の雨はそうではありません。激しいですね。

昨日も午後から洪水警報が発令されて、市内の小学校園は忙しそうに下校に追われていました。

昼も過ぎますとやや雨足も弱まって参りましたので、大阪の友人の見舞いに行ってきました。

丁度天王寺を通過するときハルカスが見えました。

ところがテッペンが・・・・。

背高のっぽも重い雲には降参のようです。

 

今日のズッキーニ

水曜日, 6月 19th, 2013

今日からしばらくは雨模様との事。

朝から植物達のご機嫌伺いです。今朝もズッキーニが成長しておりましたので、1本収穫させてもらいました。少し早めに採ってあげないと後の収穫ができません。これで5本目。

ズッキーニの栽培は今年が初めてです。全く癖がなく、大抵の料理にあいます。

またカリウムが豊富ですので夏にはもってこい。βカロテン、ビタミンCも豊富ですからアンチエイジングにもいいです。まさに真夏の食材です。

 

最近メスの花が咲かずに枯れてしまいます。どうしてか判りません。

もしかしたら土が減ってグラグラしているからでしょうか。土を増やして支柱も立ててあげました。

これで安心して伸びてくれるでしょう。しばらく観察です。

ズッキーニのへたはどんな形をしているでしょうか。

星型なんですね。何本収穫しても星型です。生物学的に意味があるのでしょうか。

夏前は植物の息吹が盛んです。

ミニトマト

フウセンカズラ

エダマメ

今年もキンギョソウが花を咲かせてくれました。きっと昨年の花の種が落ちて発芽したのでしょう。

 

アジサイも花が終わりなので切り戻していますと、裏に何かの双葉が・・・。

これも去年ここで咲いていたアサガオでしょう。きっと種が落ちて冬を越して芽を出したに違いありません。こうなると成長するのを見守りたくなります。

生物の成長は見ていて楽しいものです。

 

 

再度 キシリトールガム

金曜日, 6月 14th, 2013

昨年8月にも掲示しましたキシリトールガム。

折あるごとにお話しておりますが、なかなかネギ・タマネギ・チョコレートのように情報が行き渡りません。まだまだ時間がかかるのでしょうが、中毒は待ってくれません。

最近キシリトールガムはボトルで販売されており、取り出し口からガムを取り出すとき、ツルリと指の表面をすべり、床に落下してしまうことがあります。

その時愛犬はチャンスとばかりに足元に駆け寄り、床に落ちたキシリトールガムを飼い主さんより素早いモーションで口に入れてしまいます。

その時「ガムだからいいや」なんて思っていると大変です。数時間で大人しくなり、動けなくなり、病院に運び込まれたときには手遅れ・・・・。というほど激しい低血糖と肝不全が起こっているのです。

 

キシリトールはご存知だと思いますが、ガムや歯磨きペーストにも含有してあるものが身近にあります。犬はこれを食べてしまう。すると血液中の糖分値が下がり(低血糖)活動性が低下、痙攣を起してしまいます。また量によっては急性肝不全を起したり、肝臓壊死にまでいたる症例もあるようです。もちろん生死に関わる事態です。

通常のキシリトールガムには1粒当たり0.05gのキシリトールが含有されているそうです。

低血糖を起すには体重1kgの犬が0.1gのキシリトール、即ちキシリトールガム2個食べて30~60分経過ないと起しません。(0.1g/kg)

急性肝障害では体重1kgの犬がガム10個食べて8~12時間

肝臓壊死では体重1kgの犬がガム28~40個食べて発症すると言われています。

ただし、他の基礎疾患を持っていて肝臓が弱っている犬ではもっと低用量でも発症するようです。

事実今年のお正月に何気なく見ていたYahooの表紙の隅に、チワワがキシリトールガムを食べて中毒症状を起こし、慌てて救急病院に駆け込んだが・・・。という飼い主さんの悲しいブログがありました。

ネギ・タマネギ、チョコレート、ブドウ・干しブドウに加えてキシリトールガムも注意してあげてください。


Copyright © 2009 山尾獣医科病院 All Rights Reserved.