♪ 院長のココロなのだ!

上賀茂神社の競い馬神事

木曜日, 5月 12th, 2022

連休最後の5日。子供の日です。数年前にも一度訪れた賀茂別雷神社(上賀茂神社)の競い馬神事をもう一度見たくて北へ向かいました。

こ2年ほどはコロナ渦で神事は行っておられたようですが、競い馬は久しぶりの様でした。

朝11時半から入場券を入手できると書かれてあったので、10時45分ごろ現地に到着しました。京都市内の交通量は案外少なく、スイスイ走れたのです。神社の駐車場もまだ空きがあり、上手く駐車も出来ました。

しかし既に30mほどの列ができており、100名以上の方が並んでおられました。

最後尾に並んで予定の時間になる頃には、列の長さもその倍に膨れ上がり、参加者の人気がうかがわれます。確か数年前はこんなに並ばなかったと思ったのですが。

この日はとても日差しが強く、つば付きの帽子がとても役に立ちました。

やっと入場できたものの神事は14時から。神社本殿にお詣りしたり、昼食を摂ったりしながら時間を迎えます。

そもそも神様は馬がお好きだそうで、特に競い合って走る馬がお好みらしいのです。ですから神様に奉納するため、2頭の馬を4組競い合わせていると聞きました。

それにしても馬との距離が5~6mほどの場所で、疾走する馬とそれに跨る乗り手を見ることが出来るのは大迫力です。

今年はカメラをしっかりと構えて撮影しました。今のカメラはオートフォーカス(自分で決められたポイントの焦点を合わせてくれる機能)が良くなっているので、かなり期待して撮影したのです。

が、残念なことに馬が速すぎて追いつけませんでした。

こうなったら通り過ぎるであろう場所に焦点を予め合わせ、その少し前のところからシャッターを連射する方式に切り替えました。もうこれしか残っていません。

そして・・・撮れました。しっかりと焦点が乗り手の顔に合いました。

が、なんと馬に付けられた装飾のための菖蒲の葉っぱ。これが乗り手の鼻の下に流れて張り付き、なんとも気の毒な1枚に。

それでも神様がお好きなんですから良いですよね。

神事が終わってから神社の神馬に会いに行きますと、暑さのせいでしょう、かなりばててました。

ところでこの花。なんの花かご存じでしょうか。

ナンジャモンジャの木に咲いた花です。楚々とした花です。名前は聞いたことがありましたが、実際に見たのは初めてでした。

それにしても面白い名前ですね。

天の川と流星

木曜日, 5月 12th, 2022

毎年5月に一晩友人の通い詰めている山小屋に顔を出します。

今年も一晩だけ立ち寄りました。

今年は診察を終えた夜、少しお腹に入れてすぐさま車を走らせました。現地に到着したのは10時半ごろ

通常なら夜10時にもなりますと眠くて眠くってたまらないのですが、この日は集まった友人たちとダラダラ過ごし、気が付けば朝日が昇ってもまだ眠気が襲ってきませんでした。

そうとうアドレナリンを分泌していたのでしょう。その反動が怖くなったくらいです。

その最中、3時ごろ南の空を見ますと天の川か雲か判らないのが浮かんでいました。

友人たちをしり目に、カメラを三脚に設置してまっくらな場所へ移動しました。

真っ暗の中での作業って本当に怖いものです。もしかしたらクマでも出てきたらどうしよう・・・なんて考えながら。

数枚南の空に向かって撮影しました。どうやら天の川が撮れているようでした。

夜空の美しさに驚きました。日頃肉眼では見えていない星たちが、感度やシャッタースピードや光の入ってくる量を調節するとこんなにも瞬いているのです。しかも流れ星が2つも流れていて驚きました。

後日判ったのですが、この日の2~3日後に水瓶座流星群がピークを迎えていたのです。知りませんでした。この日もたくさんではありませんでしたが、流れていたのですね。

この後すぐに東の空が明るくなり始めてきました。そして3時間ほど仮眠を取って再び奈良に戻ってました。

疲労は残りましたが頭の中はすっきりとした5月始まりでした。

 

 

イヌの車酔い止め

火曜日, 5月 10th, 2022

連休のお休みを頂き、愛犬をつれて福井へ日帰りで行ってきました。

まだ山間では雪も残り吹く風はヒヤッとします。

我が家の愛犬アンはまだ1歳少しですが、ちょっとずつ車に乗せて慣れさせております。しかし時々車酔いをおこし、目的地では少し元気が損なわれることが目立ち始めました。

車酔いは慣れることもできる症状です。警察犬などは現地に行って車酔いで仕事が出来ないと困ってしまう事になります。そこで日ごろから車に乗せて慣らせていると聞きます。

しかし家庭犬はお家でゴロゴロしていることが多く、なかなか車に乗せてトレーニングとはいきません。

そこでお薬に頼らねばならないのですが、以前は抗ヒスタミン剤で眠くさせて予防するとか、腸の蠕動運動を刺激させて嘔吐させにくくするとかの方法が講じられてきました。

最近はもっと根本的に、脳の錐体外路系を抑制させて嘔吐自身を止めてしまう事が出来ます。

この薬は今から20年ほど前、アメリカ人講師の消化管セミナーで聞いたことのある薬でした。実は日本の学者が発見したのですが、日本の新薬に対する法律が足かせとなりアメリカで製品化されたと講師は言っていました。

そのころから早く手元に来ないかなあと待ち焦がれていたのですが、数年前ようやく日本で発売されました。

今回我が家の愛犬に乗車前60分以内に投薬し、現地に着くまで涎を流すことも、嘔吐することもなくとても楽に旅が出来ました。

また翌日帰宅する際も朝投薬し自宅に戻るまで、とても楽しく時間を過ごすことが出来ました。

これから行楽のシーズン。混雑したところへはコロナの感染が心配ですから出かけられませんが、一緒に山や川に遊びに行ける計画を練るのが楽しみです。

チューリップ  モッコウバラ  今が旬

金曜日, 4月 22nd, 2022

気温の高い毎日です。早くも夏の心配をしてしまいます。

先日から咲いているチューリップ。とても長く咲いてくれています。地植えは鉢植えに比べて長く持ちます。

花びらの周囲がギザギザしたものや、先が細長くなっているものなど様々なチューリップです。

昨年富山にチューリップを見に行った時に購入した球根たち。楽しい花を咲かせてくれました。

モッコウバラももう満開!!黄色い壁を作っています。

夕方の診察待ち時間にここで涼んでおられる方もお見掛けします。

お墓参りに行った時、お寺の藤棚も賑やかでした。周りではアブがブンブン飛び回り、これも賑やかさを応援していました。

春は元気な花たちがいっぱいです。健康に留意してお過ごしください。

チューリップ祭り?

金曜日, 4月 8th, 2022

桜の木々もピン色一色から緑色ややや茶色が混じってきました。 昨年花壇に100球ほど植えましたチューリップが、様々な花を咲かせ始めております。 チューリップは気温が高くなると花びらが広がってしまい、あっという間に開花の季節が終了します。 チューリップにも様々あり、背の高い低い、早く咲く遅く咲く、花びらの数が多い。そして色。 それらの特徴を熟知して植えて行きますと、とても楽しい花壇になりそうです。 まさに見頃!毎朝見るのが楽しみです。

桜が満開

月曜日, 4月 4th, 2022

昨年より遅めの開花。そして満開の桜です。が、昨年が早く咲き過ぎたようで、今年はほぼ例年通りの開花です。

しかし気温の低い日が続いたせいか、きれいな花がやや長持ちしております。

本日あまりにも天気がよく、郵便局へ封書を出しに行く用事がありましたので、車でなく自転車を引っ張り出してブラブラと走ってみました。

やはりこの周辺での圧巻は秋篠川沿いの桜並木ですね。地元の有志の方々により植えられた桜の苗木が、今では立派に開花して通り行く人たちを楽しませています。もちろん桜の並木を楽しみにしている方々も多く、木の下で歓談されたり、お弁当を食べられたり、各々の楽しみ方をされておられます。

それにしても今日の日中は気温が高く、暑ささえ感じる気候でした。

午後の診察もありますので、早々に帰宅し病院駐車場の植物たちを観察してみました。

ハナカイドウは桜の季節と同時期にやや濃いピンク色の花をたくさん咲かせます。

チューリップは昨年富山から送ってもらい、様々な種類を栽培してみましたが、まだ一部しか咲きません。しかし赤や黄色の定番の花は安心感さえ出てきます。

ムスカリも同じ時期に咲きます。綺麗な青い小さな花びらをいっぱいつけて、風に揺られて楽しそうです。

こんな花たちを見ていると、戦争が起こっている事がとっても不思議に思えてなりません。

晴天の琵琶湖

木曜日, 2月 10th, 2022

水曜日が久しぶりに晴れました。とても気持ちの良い朝でしたので、午前中家内を誘って琵琶湖に足を向けました。

目的は守山市の第一なぎさ公園。3年ほど前に見たどなたかの写真で焼き付いており、是非ともこの目で見たくて。すると数週間前に知人が行って来られうずうずしておりました。

念願かなって

多くの方もお見えになっていました。周囲一面菜の花の香りでいっぱい。一足早く春を満喫できました。

琵琶湖越しの比良山はきれいな雪

とても暖かく2月とは思えない時間です。

我が家の末娘も一緒に行きました。ちょっと車酔いしましたが元気です。この菜の花畑では動物を連れてはいる事は許されていますが、地面を歩かせてはいけないお約束になっています。ルールはしっかりと守りましょう。

 

チョコレートの季節です。

木曜日, 2月 10th, 2022

今年もやって来ました。チョコレートの季節。

もう既にご存じな通り、動物にはチョコレートのカカオに含まれるテオブロミンが良くない事を。

それでも毎年チョコレートを食べちゃった!!と言う来院があります。事なきを得てくれているから良いのですが、命にかかわることもあります。

お子様方が学校でチョコレートの交換をされているかと思いますが、カバンの中に入った甘い香りを動物たちは見逃しません。

くれぐれもご注意ください。

2022年1月 そして誤食・誤食・誤食

月曜日, 1月 24th, 2022

年末に誤食・誤飲についてアナウンス致しました。

そして年明け。やっぱり誤食です。

大きな犬が結局大きなタオルを食べてしまい、胃から小腸にかけてしっかりと流れてしまい、腸重積という病態まで引き起こしておりました。

お腹を触るとなんだか分厚い腸の塊が触るので、エコー検査すると腸の壁がやたらと太くなっています。麻酔をかけて内視鏡検査で胃内にタオルを発見!引っ張り出そうとしてもタオルは動かず。仕方なく開腹して胃を切開しタオルを引っ張り出すが、小腸にまで約40cmほど流れ込んでいるのが確認されたので、もう一か所腸を切開して除去。

そして腸重積も整復。幸いなことに腸は血液供給が十分に行き渡っていたので切除することなく終了。

 

数日後チョコレートを食べたプードルさん。

ビニールの包みを食べて自宅で吐き出したネコさん。

外でガラスの欠片を食べてしまったかもしれない柴犬さん。

どれもこれも人が確認してあげれば防げるものばかりです。どうか今一つ見てあげてください。

誤飲、誤食

日曜日, 12月 26th, 2021

年末になると思わぬトラブルが増加します。

フライドチキンを丸のみした小型犬。

チキンの骨を食べてしまった子。

昨年あったのが台所の排水溝に設置してあるごみ取りのネットを食べた子猫。これは手術になりました。

最近夜間救急病院で報告されているのがマスクです。これは吐かせるのにも一苦労します。当の本人も辛いもの。

また消費者庁が人の子供対象に忠告しているのが「水で膨らむ樹脂製のボール」。1.5cmほどの大きさのボールを水につけると数時間後には4cmほどに膨らみ、インテリアとして子供のおもちゃとして100均で売られているようです。

しかし幼児がこれを口にして、開腹手術になっているケースが報告されていることから警鐘が鳴らされているのです。

勿論動物も全く同じです。決してきれいだら、楽しく遊んでいるからと言って与えないでください。

口に入る前は小さな物体でも、体内に入るととても大きくなって吐かせて出て来るものではなく必ず手術になります。

御覚悟を!

 


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