♪ 院長のココロなのだ!

問題行動?

火曜日, 4月 26th, 2011

ミニチュア・ダックスは片手で抱っこが出来ますし、いまでもとても人気がある犬種です。狂犬病の集合業注射に出かけても必ず数頭見かけます。また2~4頭と複数飼われているご家庭も時々見かけます。かくいう私も3頭飼っています。

でもダックスはそのDNAにより見知らぬ人や、不審と彼らが思った音にはとても反応し「よく吠える犬」とレッテルが貼られています。

これはテリトリー内に及んだ異常と思えることをいち早く察知し知らせるのです。だから猟犬として素晴らしい能力を発揮するのです。したがってこの特性をよく知らないと「人に不都合なこと」からだめな犬と言われてしまいます。彼らは必死でその異常を知らせているのにダメ扱いされているのは彼らにとって不本意だったでしょう。

室内で一緒にいるボーダー・コリーさんがいました。その子は室内にある自分の小屋に入ってエサをもらうのが習慣です。ある日自分の小屋に入ってエサをもうらう際、飼い主さんの手をめがけて咬みました。実は本来のボスである飼い主さん家族は転勤されて居られず、現在はその方のご両親がお世話をされて居ました。そしてお母様がその子にエサを上げようとして・・・・。実はその子はご両親のことをボスとは認識していませんでした。そして自分の小屋を単なるテリトリーとして考えていたのです。そこである日テリトリーに近づく者は敵として判断したのです。本来のボスが居なくなってしまい、誰が自分の身を守ってくれるのか!と考えたのかもしれません。

1歳を過ぎたハスキーさん。今までただのやんちゃな子だったのですが、ある日散歩の途中で人が近づくと唸るようになりました。お家のお庭で遊んでいて、外からかまって来る人にはいつもの優しい表情なんです。どうやらこの子は少々怖がりさんで、テリトリーから一歩出てしまうとかなり緊張をしていると想像します。そこで飼い主さんが本来ボスであるならしっかりと頼れるのですが、とっても優しいお母さんと、お嬢さんがお世話をされているため、自分が守らねばならない。大好きな家族を守らねばならない。と考えるのです。犬は集団社会を形成しますから、その集団に降りかかる異常は誰かが追っ払わないといけません。そこでボスが登場します。がボスが優しいと犬はその人がボスだとは認めず、自分がボスになろうと努力します。

さて以上の出来事は実際にいつでも見られる出来事です。これは問題行動でしょうか。犬の特性を考えてあげれば問題なのは人間の対応の仕方かもしれません。

もしも犬を飼われる場合、近くの犬を良く知った方に相談される方、ペットショップに相談される方が多いです。出来れば獣医師、訓練士、トリマーなどにも意見を求められればもっと楽しい、自分にあった犬種を選ぶことができるのではないでしょうか。パーフェクトな犬は居ません。ですから何が優先されるのかを明確にしておけば選びやすいです。

昔生後3ヶ月のゴールデンレトリバーを連れて来られた親子が居ました。どれくらい大きくのなる?という質問がありました。体重にして20~25kg。大きさはこれくらいかなあ。と両手を広げて示しました。するとお母さんはビックリしておられたのですが、私はそれを見てビックリしました。何故かお判りですよね。成犬の大きさを予想しないで飼うなんて・・・・・。

DNAに組み込まれた性格や性質、体格、体質は治せません。これを認識してあげて理解して上手にお付き合いするのがお互いに楽しい生活だと言えます。

動物と一緒に生活を考えるとき、まずはいろいろな人の話を聞いて頂きたいものです。

大宇陀

月曜日, 4月 18th, 2011

大宇陀は狂犬病予防集合注射やアニマルパークでの催し参加で伺うことがあります。

言い方を替えればあまり行く機会がありません。

日曜日の診察を終え、天候も安定しているし、今月始めに集合注射で行った「針」では当時桜の蕾も固かったのでそろそろ開花かな?という時期でもありましたから、2時ごろとやや遅くはあったのですが思い切って宇陀に向かいました。

途中天理にある長岳寺により参拝。ここは空海さん縁のお寺だそうで、門前の桜はほとんど散っていましたが、満開時には相当美しかっただろうと想像させる立派な木が多く植わっていました。

今は八重桜がきれいに咲いていました。

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駐車場でも名前はわかりませんが立派に花を咲かせており、まだまだ平地でも桜の見ごろなんだと知りました。

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そこから又兵衛桜を目指して・・・・・。実は違うお寺を探していったのですが、間違えて又兵衛桜にたどり着いたのです。

しかしこの立派さには圧倒され、周囲の梅や菜の花もきれいに演出していました。

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残念なのは空の青さがなく、曇り空。また来年きれいな桜と青空をコントラスト見てみたいです。

その後、大宇陀の旧街道沿いで「件~くだん~」というお店をされているご夫婦を訪ねました。このお店は大和牛を使った牛丼をメインに、美味しいコーヒーやジュースを出されているのです。昨年このお店でJassコンサートが開催され、伺ったのですが、ご夫婦のお人柄に惹かれたご友人、恩師、お客さんが大勢詰め掛けておられ大盛況でした。このとき、名物の牛丼を頂くわけには行きませんでしたので、今回は仕切りなおしとなったのです。

感想は言うまでもありません。とても柔らかい大和牛を美味しい、美味しいお味に仕上がって、タマネギもトロリと煮られ、思わず2つ持ち帰りました。お値段も1杯500円とお安く、お漬物やお味噌汁もついています。インターネットでも販売されているそうです。

家を出てから5時間ほど、いろいろ春を満喫して、お腹を満たして帰宅できたのでした。

自転車のワイヤーロック

土曜日, 4月 16th, 2011

病院の前には大きな木が育っています。開業当時は2階建ての窓くらいだったのが、今では4階建ての窓くらいにまで大きくなりました。

ずっとこの病院を見守っていてくれている木です。

この木、常緑樹なんですがやはり落ち葉が凄いんです。で、朝早く路上の掃き掃除をします。

その掃除中に今までに3回ほど、自転車のワイヤーロックが落ちていました。どうやら自転車のかごに載せていて、段差を超えるときにかごの中でワイヤーロックが跳ねて飛び出すのでしょう。

2日ほど前は表の花壇にありました。どなたかが拾い上げて置いて行ったのだと思われます。

全て解錠してオイルを噴霧していい状態で保管してあります。案外時間をかければ番号合わせの鍵なら開くんですね。

もしお気づきの方が居られましたらご一報ください。番号と照合の上返却します。

お醤油

木曜日, 4月 14th, 2011

スーパーやお酒屋さんに行きますと、さまざまな調味料を見ることがあります。

また行楽地に参りますと、そこでも面白い調味料や食材をおいてあるものです。同じお醤油でももろ味が入ってあるとか、すっきりした味、待ったりした味など感じ方はさまざまです。

先日岡山のチャリティ・ドッグ・ランに行かれた方より、そのペンション特製のお醤油を頂きました。

ラベルには、お父さんと愛犬の写真が刷り込まれ、「○○ちゃんの恋口醤油」と銘うたれてあったのです。世界で1つしかない、甘酸っぱいお醤油になっていたのでしょうか。

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スタッフのお昼時には必ずこのお醤油は出てきております。とっても甘みのある美味しいお醤油でした。ご馳走様でした。

日曜の午後

日曜日, 4月 10th, 2011

診察を終えたのが2時ごろ。後片付けをしながら表を見ると、とってもお日様が心地よさそうです。

私が猫なら日向ぼっこを決め込んでいるでしょう。

ふと花壇を覗くと今日はチュリップたちが風になびいて楽しそう。スイセンも元気がいい。ムスカリたちも遅ればせながら声援を挙げていました。

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なんと気持ちのいい春の季節なんでしょうか。

遠く離れた東北の被災がウソであってくれればいいのに。あまりにも心地いい春を恨みたくなる、そんな気候でした。

ツクシ見つけました

木曜日, 4月 7th, 2011

今日は朝から狂犬病予防集合注射のため、奈良市とは言えかなり山の中の「針」へ行ってきました。

市内は桜が満開。枝垂桜の氷室神社では朝8時というのに既に三脚を立てて撮影している人影が見えました。この数日は桜日和でしょう。

そんなのどかな人々を横目に現地へ車を走らせます。車の交通量もそれほど多くなく針に到着。

集合注射はとある施設の駐車場を借りて行いました。丁度会場には桜の木が真上に枝を延ばしていました。そのつぼみはまだまだ固く、開花まであと10日はかかりそうな雰囲気です。

ふと足元を見るとツクシです。ツクシがたくさん頭を出していました。そう言えば数年前この会場で実施したときもツクシが頭を出していました。やはり春は来ていました。

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雨水タンクの完成です!

水曜日, 4月 6th, 2011

数年前より設置を考えておりました雨水タンクがこのたび完成いたしました。

雨水を溜めて花壇に利用するのが目的です。

一流メーカーからも完成品が売られており、最初からこれを購入すれば良かったのでしょうが、自分でなんとか作りたい一心でいろいろ探しましたところ、プラスチック製のドラム缶を販売されているサイトに行き着きました。

このドラム缶はもともと果汁が入っていたらしく、甘酸っぱい香りが少ししました。

先方も雨水タンクとして再利用を促しておられ、いろいろなノウハウもお持ちでした。そこである程度の加工をお願いし、例えば、蓋が開くようにとか、一番下にコックを付けていただき排水が楽に出来るように・・・などです。

ホームセンターに通うこと5~6回。さまざまなパーツがあることに驚きました。

そしてこの2~3日、はしごに乗ってのこぎりでとゆを切っては雨水を横取りするための装置を付けたり、タンクに雨水を運ぶ管を加工したりと楽しく作業が出来ました。後は雨水が溜まるのを楽しみに待つのみです。

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ふと駐車場の花壇を見ると、2日前までまだ硬かったチューリップやユリの蕾が、今日は大きな花を咲かせていました。これからどんどん花が多くの花を咲かせてくれるでしょう。楽しみです。efbe81efbdadefbe98efbdafefbe8cefbe9f1

春は花の季節

月曜日, 4月 4th, 2011

街中を見るとなんだか様々な色が目に飛び込んできます。山の近くや公園などではピンク色がほんのりと目立ってきました。

桜です。そろそろ満開近し・・・といった気候です。品種によってはもう満開です。

病院の北側駐車場でも雑草を始めチューリップ、ユリ、ムスカリが今年も花のつぼみを付け始めました。

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米粒ほどの青い花。なんという名前なんでしょう。近くで見て初めて気がつきました。

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この紫の花は結構どこにでも咲いているのですが、よく見ると複雑な花弁です。もしかしたら花弁ではないのかもしれません。

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この黄色い花は直径8mmほどの草花です。

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拡大してみるといろいろな表情が見えます。足元に気をつけて歩かないと思わず踏んでしまうような大きさです。

年だから・・・、季節のせいだから・・・

土曜日, 4月 2nd, 2011

思い込みは何にしても怖いものです。

最近歩かなくなった。年のせいだからかなあ?そういえば直ぐに座り込んだり、同居している他の犬とも遊ばなくなったよ。と思っていたら今、突然動かなくなって・・・とのことで受診されました。

犬のお顔は情けなそうなくらい元気がなく、呼吸が大きく、口を開けた瞬間見えた舌の色が白っぽいのです。

貧血かな?心臓でも悪くて酸素が足りないのかな?

結果は脾臓に血腫という血の塊が出来てしまい、それを覆っている薄い膜が破れたのです。するとお腹の中が血液でいっぱいになるくらい出血し、それによる出血性ショックで危険な容態だったのです。しかし幸いにも輸血用の血液が間に合い、手術による脾臓の摘出でなんとか乗り越えてくれ皆を安心させてくれました。脾臓はパックリ口を開けて、血液の塊がベットリとくっついていました。

そう言えば数年前、夏バテだろうと思うけど最近吐いて痩せてきた・・・って来られたことがありました。あまりにも痩せていたので内視鏡検査を実施させてもらいました。すると胃の約3分の1に腫瘍があり、これが邪魔して食事が流れにくかったようでした。結果、胃の3分の2を摘出となりました。翌日から食事をとても欲しがっていたのは今でも印象的です。でも既に複数のリンパ節転移はありました。

 

この2例だけではありませんが、人間は自分の納得できる理由を見つけてしまうと安心してしまうのでしょう。それ以上心配したくないようです。

私は今でこそ花粉症というアレルギーだとわかりましたが、子供のころから春にはくしゃみと鼻水を流していました。病院では春風邪でしょ、って言われていたので、春風邪なんだ~とず~っと思っていたのですが、成人してあるときアレルギーということになりました。もしかしたら春風邪でもアレルギーでも良かったのかもしれませんが、思い込んでいたら事実がわからない。新たにわかってきたことを理解することは大切だなあとつくづく感じます。

先入観にとらわれず、真正面から動物たちの健康を考えてみる必要性があります。

最近動物の高齢化が際立ってきています。1年に1回の健康診断を受けてみてはいかがでしょうか。

おもちゃの吸盤食べちゃった

木曜日, 3月 31st, 2011

吐き気が止まらない子犬がやって来ました。20分ほどいろいろな事をお聞きしていくと、どうやら異物を食べる習性があるらしいことがわかり、早速レントゲン検査を行いました。

胃内にまるで吸盤を横から見たような1.4cmほどの物体があります。明らかに生体内の構造物ではありません。

数時間後に再度撮影してみました。やはりあります。どうやらおもちゃの吸盤が候補に上がりました。とても柔らかいフニャフニャの吸盤です。でも胃酸に触れると硬くなります。これは厄介です。吐かせるにも吸盤の周囲が硬くなると粘膜を深く傷つけてしまいます。

お預かりして診察終了後に内視鏡で調べる事にしました。

入院中はお部屋で「出して~。出して~。」とばかりにピョンピョン跳ねてます。「胃内の異物が流れ出ていかないだろうなあ」と冗談で言っていたのです。

冗談は現実のものとなりました。内視鏡による観察で、胃内は空っぽ。十二指腸内も空っぽでした。

再度レントゲン検査を行いました。かなり下部の小腸領域(おそらく空会腸)に侵入しているのが見えました。

とりあえずこの段階では手術して異物を取り出すか、排便を待つか、の選択があります。

この子の体格と異物を比べると、微妙な線でしたが一晩待つことにしました。

翌朝、飼い主さんが明るい顔でお見えになりました。もう言葉を聞くまでもありません。出たのです。

緑色の小さな元 吸盤。その縁はカチカチに変化していました。まるで刃物のようでした。よく無事に出てきてくれたものです。

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ちなみに内視鏡でみた胃の底と出口は赤く腫れていました。異物によるものでしょう。しかし十二指腸は見る限り問題なかったのが不思議でした。

このお家ではこれを機会に小さな物を気をつける運動が始まりました。第2第3の事故を防ぐために。


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