♪ 院長のココロなのだ!

お醤油

木曜日, 4月 14th, 2011

スーパーやお酒屋さんに行きますと、さまざまな調味料を見ることがあります。

また行楽地に参りますと、そこでも面白い調味料や食材をおいてあるものです。同じお醤油でももろ味が入ってあるとか、すっきりした味、待ったりした味など感じ方はさまざまです。

先日岡山のチャリティ・ドッグ・ランに行かれた方より、そのペンション特製のお醤油を頂きました。

ラベルには、お父さんと愛犬の写真が刷り込まれ、「○○ちゃんの恋口醤油」と銘うたれてあったのです。世界で1つしかない、甘酸っぱいお醤油になっていたのでしょうか。

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スタッフのお昼時には必ずこのお醤油は出てきております。とっても甘みのある美味しいお醤油でした。ご馳走様でした。

日曜の午後

日曜日, 4月 10th, 2011

診察を終えたのが2時ごろ。後片付けをしながら表を見ると、とってもお日様が心地よさそうです。

私が猫なら日向ぼっこを決め込んでいるでしょう。

ふと花壇を覗くと今日はチュリップたちが風になびいて楽しそう。スイセンも元気がいい。ムスカリたちも遅ればせながら声援を挙げていました。

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なんと気持ちのいい春の季節なんでしょうか。

遠く離れた東北の被災がウソであってくれればいいのに。あまりにも心地いい春を恨みたくなる、そんな気候でした。

ツクシ見つけました

木曜日, 4月 7th, 2011

今日は朝から狂犬病予防集合注射のため、奈良市とは言えかなり山の中の「針」へ行ってきました。

市内は桜が満開。枝垂桜の氷室神社では朝8時というのに既に三脚を立てて撮影している人影が見えました。この数日は桜日和でしょう。

そんなのどかな人々を横目に現地へ車を走らせます。車の交通量もそれほど多くなく針に到着。

集合注射はとある施設の駐車場を借りて行いました。丁度会場には桜の木が真上に枝を延ばしていました。そのつぼみはまだまだ固く、開花まであと10日はかかりそうな雰囲気です。

ふと足元を見るとツクシです。ツクシがたくさん頭を出していました。そう言えば数年前この会場で実施したときもツクシが頭を出していました。やはり春は来ていました。

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雨水タンクの完成です!

水曜日, 4月 6th, 2011

数年前より設置を考えておりました雨水タンクがこのたび完成いたしました。

雨水を溜めて花壇に利用するのが目的です。

一流メーカーからも完成品が売られており、最初からこれを購入すれば良かったのでしょうが、自分でなんとか作りたい一心でいろいろ探しましたところ、プラスチック製のドラム缶を販売されているサイトに行き着きました。

このドラム缶はもともと果汁が入っていたらしく、甘酸っぱい香りが少ししました。

先方も雨水タンクとして再利用を促しておられ、いろいろなノウハウもお持ちでした。そこである程度の加工をお願いし、例えば、蓋が開くようにとか、一番下にコックを付けていただき排水が楽に出来るように・・・などです。

ホームセンターに通うこと5~6回。さまざまなパーツがあることに驚きました。

そしてこの2~3日、はしごに乗ってのこぎりでとゆを切っては雨水を横取りするための装置を付けたり、タンクに雨水を運ぶ管を加工したりと楽しく作業が出来ました。後は雨水が溜まるのを楽しみに待つのみです。

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ふと駐車場の花壇を見ると、2日前までまだ硬かったチューリップやユリの蕾が、今日は大きな花を咲かせていました。これからどんどん花が多くの花を咲かせてくれるでしょう。楽しみです。efbe81efbdadefbe98efbdafefbe8cefbe9f1

春は花の季節

月曜日, 4月 4th, 2011

街中を見るとなんだか様々な色が目に飛び込んできます。山の近くや公園などではピンク色がほんのりと目立ってきました。

桜です。そろそろ満開近し・・・といった気候です。品種によってはもう満開です。

病院の北側駐車場でも雑草を始めチューリップ、ユリ、ムスカリが今年も花のつぼみを付け始めました。

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米粒ほどの青い花。なんという名前なんでしょう。近くで見て初めて気がつきました。

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この紫の花は結構どこにでも咲いているのですが、よく見ると複雑な花弁です。もしかしたら花弁ではないのかもしれません。

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この黄色い花は直径8mmほどの草花です。

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拡大してみるといろいろな表情が見えます。足元に気をつけて歩かないと思わず踏んでしまうような大きさです。

年だから・・・、季節のせいだから・・・

土曜日, 4月 2nd, 2011

思い込みは何にしても怖いものです。

最近歩かなくなった。年のせいだからかなあ?そういえば直ぐに座り込んだり、同居している他の犬とも遊ばなくなったよ。と思っていたら今、突然動かなくなって・・・とのことで受診されました。

犬のお顔は情けなそうなくらい元気がなく、呼吸が大きく、口を開けた瞬間見えた舌の色が白っぽいのです。

貧血かな?心臓でも悪くて酸素が足りないのかな?

結果は脾臓に血腫という血の塊が出来てしまい、それを覆っている薄い膜が破れたのです。するとお腹の中が血液でいっぱいになるくらい出血し、それによる出血性ショックで危険な容態だったのです。しかし幸いにも輸血用の血液が間に合い、手術による脾臓の摘出でなんとか乗り越えてくれ皆を安心させてくれました。脾臓はパックリ口を開けて、血液の塊がベットリとくっついていました。

そう言えば数年前、夏バテだろうと思うけど最近吐いて痩せてきた・・・って来られたことがありました。あまりにも痩せていたので内視鏡検査を実施させてもらいました。すると胃の約3分の1に腫瘍があり、これが邪魔して食事が流れにくかったようでした。結果、胃の3分の2を摘出となりました。翌日から食事をとても欲しがっていたのは今でも印象的です。でも既に複数のリンパ節転移はありました。

 

この2例だけではありませんが、人間は自分の納得できる理由を見つけてしまうと安心してしまうのでしょう。それ以上心配したくないようです。

私は今でこそ花粉症というアレルギーだとわかりましたが、子供のころから春にはくしゃみと鼻水を流していました。病院では春風邪でしょ、って言われていたので、春風邪なんだ~とず~っと思っていたのですが、成人してあるときアレルギーということになりました。もしかしたら春風邪でもアレルギーでも良かったのかもしれませんが、思い込んでいたら事実がわからない。新たにわかってきたことを理解することは大切だなあとつくづく感じます。

先入観にとらわれず、真正面から動物たちの健康を考えてみる必要性があります。

最近動物の高齢化が際立ってきています。1年に1回の健康診断を受けてみてはいかがでしょうか。

おもちゃの吸盤食べちゃった

木曜日, 3月 31st, 2011

吐き気が止まらない子犬がやって来ました。20分ほどいろいろな事をお聞きしていくと、どうやら異物を食べる習性があるらしいことがわかり、早速レントゲン検査を行いました。

胃内にまるで吸盤を横から見たような1.4cmほどの物体があります。明らかに生体内の構造物ではありません。

数時間後に再度撮影してみました。やはりあります。どうやらおもちゃの吸盤が候補に上がりました。とても柔らかいフニャフニャの吸盤です。でも胃酸に触れると硬くなります。これは厄介です。吐かせるにも吸盤の周囲が硬くなると粘膜を深く傷つけてしまいます。

お預かりして診察終了後に内視鏡で調べる事にしました。

入院中はお部屋で「出して~。出して~。」とばかりにピョンピョン跳ねてます。「胃内の異物が流れ出ていかないだろうなあ」と冗談で言っていたのです。

冗談は現実のものとなりました。内視鏡による観察で、胃内は空っぽ。十二指腸内も空っぽでした。

再度レントゲン検査を行いました。かなり下部の小腸領域(おそらく空会腸)に侵入しているのが見えました。

とりあえずこの段階では手術して異物を取り出すか、排便を待つか、の選択があります。

この子の体格と異物を比べると、微妙な線でしたが一晩待つことにしました。

翌朝、飼い主さんが明るい顔でお見えになりました。もう言葉を聞くまでもありません。出たのです。

緑色の小さな元 吸盤。その縁はカチカチに変化していました。まるで刃物のようでした。よく無事に出てきてくれたものです。

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ちなみに内視鏡でみた胃の底と出口は赤く腫れていました。異物によるものでしょう。しかし十二指腸は見る限り問題なかったのが不思議でした。

このお家ではこれを機会に小さな物を気をつける運動が始まりました。第2第3の事故を防ぐために。

最近ドキッとしたこと

火曜日, 3月 22nd, 2011

看護師さんに「オイ!院長!!」って言われたとき、ドキッとしました。よく聞くと「ハイ!院長」って言おうとして呼吸の間違いからオイになったそうです。しかしビックリしました。

ホンマかなあ?

今日診察時間中パソコンで防災について検索していると、横で北川君が「最近うちに仕事してない奴がいるんですよね。」ってボソッと言うのです。僕のことだ~、これは。ドキッとしました。よく聞くと彼の奥さんがお仕事休んでいるという事でした。

ホンマかなあ?

津波の被害

日曜日, 3月 13th, 2011

以前タイで発生した津波の映像は幾度も幾度もTVで見ました。が、今回ほど規模の大きい、しかも国内の津波が襲ってくる映像ははじめててです。利尻島で発生した津波のときは、たしか事後の映像でありました。あの時は被害の大きさに驚いたのは事実でしたが。

町がひと呑みされ、数千人規模もしかしたら一万人以上は不明者が居るというではありませんか。しかも地震発生から数分で襲って来たと聞きます。あれでは逃げようもないだろうし、お年よりは犠牲になってしまうでしょう。

心からお悔やみを申し上げます。胸が苦しくなる出来事です。

私の知人、友人などいろいろ当たってみましたが、どうやら皆無事が確認されだしました。盛岡もようやく電力が回復し、電話が繋がりだしたようです。

地震の国内年表があったので見てみました。すると三陸沖で発生した地震がこれほどまで多いとは思いませんでした。ここは震源地の大元みたいなところで、深い深い日本海溝がある場所ですが、まだ地形的には活動的に動いている若い地形なのだろうと思われます。

そんなところに原子力発電所を作ったのは正解なんでしょうか。住民との問題。都市圏に電気を供給するための距離。冷却水の問題とさまざま山積していると思いますが、施設が破壊される可能性が日本でも1,2を争うほど高い場所で、果たしてこれほどナーバスな性質の施設を建設してしまう事情とは何なんでしょう。これが政治でしょうか。

今回の発電所ダウンに対して自動車業界はしばらく工場の操業停止を決定しました。まずは都市圏の電力確保が第一目的だと思われます。

関西圏も電力の節約をお願いするチェーンメールが出回っています。間違った内容ではないようですから、節約に努めることに賛成です。

私たちは被害が発生している箇所と距離がかなりあり、情報の信憑性、正確性はもとより、手助けをするにも事実上困難を来たします。

できる事はする!この姿勢を絶えず守りたい限りです。

一日も早く地震が収まり、被害者の方々の生活に安寧が訪れる事を願って止みません。

検査機器

火曜日, 3月 8th, 2011

私たちの仕事で検査は必要不可欠なものです。

糞便検査、尿検査、血液検査に始まりレントゲン検査、超音波検査、心電図検査、内視鏡検査などなど。

ある朝、血球計数の検査器が異常音を上げました。室内に響き渡る音でした。

早速看護師さんが対応してくれ、改善が困難と判断したのでメーカーの指示を仰ぐ事になりました。そして電話で対応。

その時先方の担当者から、住所、病院名、電話番号を尋ねられたようで、電話口で返答していました。ふと返答が途切れ彼女の目線が私の方へ注がれました。

そして「院長っ。内線番号って聞かれてますが・・・。」

先方もマニュアルで聞いたのでしょう。内線番号が必要な大きな大きな動物病院はそうそうありません。部屋の片隅で独り言を言っても反対側ではその突っ込みすら入れられる建屋です。

それに5年は勤務しているはずの看護師さんには思わず、「君、何年ここにいるねん。」

聞く方も聞く方。疑問に思う方も思う方。

朝からその日も笑った楽しい1日の始まりでした。


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