♪ 院長のココロなのだ!

12月8日

木曜日, 12月 9th, 2010

今年も12月8日はやってきた。

30年前までは単に姉の誕生日でした。しかしその日は大学4年(私は獣医学科4年制最後の学年です)の卒業試験の1日目。徹夜で迎えた朝の7時。FMラジオのスイッチを入れてコーヒーを入れ、パンを頬張ろうとしたときニュースが。

「ジョン・レノンの訃報」

思わず声が出なかった。

熱狂的なビートルズファンではなかったが、やはり一時代を貫いたグループの1人だったから。

あれから30年。

世界は変わっただろうか。確かに変わったが、人は相も変わらず戦争やらきな臭いことだらけ。自分の事しか考えず、他人様や次世代の事などお構いなし。大人であれ子供であれ、年寄り、若者、男、女関係なく命を奪われてゆく。

人はおろかです。

イヌやネコはどうでしょう。大人の動物は食べる以外は他の動物を危めません。人間の小さな子供がイヌの耳や尻尾をを引っ張っても「しかたないなあ」くらいの表情で堪えています。自分の子供ではないのに。

人はおろかでしょ。

また来年も思い出すでしょう。

マリオが走っている

日曜日, 12月 5th, 2010

任天堂スーパーマリオのキャラクター、マリオ。

日曜日の午後ならやま大通りを車で東に向かっているとき、登美が丘3丁目の交差点信号で停止していると、左側路側を抜いていく背の低い車がありました。後姿を見ると赤い帽子につなぎズボン。小さなカートに乗った男性の姿です。

マリオです。

そう言えば2日ほど前新聞で読みました。あの男性が目の前を走っているのです。写真を撮ろうにも2台前を走っているので全容が見えず、ましてや車の運転中です。家の前を通り過ぎ、ようやく信号で停止したとき偶然にも目の前でした。

mario ユニークな人です。それにこのカートはしっかりと運輸局に申請をしてナンバープレートをつけています。この方の遊びは本気ですね。そしていろいろな車や子供たちに手を振って応えています。

路面にデコボコがあるともろに車が飛び上がっているので、ちょっと怖い面もあります。

気をつけてご走行ください。楽しさをありがとうございます。

ペット税

土曜日, 11月 27th, 2010

皆さんはどう思われているでしょうか。ペット税。

聞けば無責任な飼い主が多い。不必要な動物を処分する費用を捻出するために生きている動物を飼っている飼い主に課税する、と新聞では書いてあった。これが本当なら・・・(怒)しかない。もしかしたら課税が始まるや否や、逆に放棄が始まるかもしれない議論はされたのであろうか。

現在、犬の狂犬病予防法に則り生涯一登録ということで登録料を収めている。おそらく課税が決まればこの登録は撤廃され、その代わり犬だけでなくネコ、ウサギ、フェレット、ハムスターなども対象となるのだろうか。また如何にしてその啓蒙に努めるのだろうか。啓蒙にまた天下り部署を作るのだろうか。などなど、考えなくても良い事をつらつらと思い浮かべます。

ウサギが対象となると飼育している学校は困ります。益々予算がいるわけですから。そしてハムスターも対象になると子供のお小遣いで飼育している場合も困ります。

飼育できなくなった動物たちを処分するために法律で税が定められるとなると、子供たちにどのように教えたらいいのでしょう。命の大切さを教えなければならない子供たちに、要らなくなったら動物は処分するのだよ。しかも国か地方の税金で補助するんだよ。言えますか!!こんなこと。第一自分の頭が整理できません。

断固として反対です。

生きている動物たちのために、どうしても訳あって飼えない場合は、アニマル・シェルターを作って新しい飼い主を探す。アニマル・シェルターだって国が既に作った要らない箱物で十分ではないですか。建設的意見ならペット税もありきでしょうに。

ホンマにしょうむない国に成り下がりました。

しばらく動向を見ないといけないかなと思う今日この頃です。

5分で秋を見てくる方法

金曜日, 11月 26th, 2010

3日間個人的にお休みを頂き、実は済州島に行ってきました。

東洋のハワイと言われ、暖かい気候が売りだそうです。確かに滞在中は11月だと言うのに、暖かい気候で、とっても気持ちが良かったです。頂くものはキムチやカルビ、黒豚、海産物と定番料理で、どれをとっても美味しく大好物ばかりです。帰宅してみると家族からはかなり体臭が強いと虐げられてますが、おそらく仕事中、飼い主様方にもご迷惑をお掛けしているものと思います。すみません。それにしても滞在1日目にして北朝鮮から砲弾の攻撃。なんちゅうこっちゃ!!こんな大変なことが起こっても、周囲ではあまり騒いでいない模様。なんとか無事帰ることが出来ましたが、驚きを隠せませんでした。

で、帰ってくると早速いろいろ仕事がありました。その中に県庁に大切な書類提出がありまして、この僅かな時間を使わない手はないわけで。

まずはお昼ご飯を県庁6階の食堂でB定食を頂きました。450円。フライ物の定食でしたが、いいお味です。それよりも景色が良いところで、窓際の席から景色を見ながら頂くB定食はご馳走でした。

その後一仕事終えて再びエレベーターに載り屋上へ。

e69db1e5a4a7e5afba屋上から階段を登ったとこには展望階があり、そこから見る若草山や東大寺は紅葉に埋もれてきれいな景色です。

そして階下に降り、駐車場向かいの空き地へ。すると、黄色い絨毯がびっしりと。きれいですねえ。

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そして帰宅。撮影に要した時間、僅か5分少々。気持ちの切り替えにはいいところでした。

聞き間違え

日曜日, 11月 21st, 2010

日曜日朝8時30分。電話が鳴った。

緊急かな?「はい、山尾獣医科病院です。」

「あの~。シャシンなんですが。」と電話の声の主。

シャシン。写真。うちで何か写真を取り扱っていただろうか。

よ~く聞くと「初診ですが・・・」「すみません。聞き間違いました。」

そうだ、うちは動物の病院。朝のオオボケ。オオハジでした。

これなんだ~?

木曜日, 11月 18th, 2010

brompton-e68a98e3828ae3819fe3819fe381bfこれはなんでしょう?

タイヤ、サドル、斜めになったハンドル。

もしかして事故にあってペシャンコになった自転車?

形からして新しい大型犬用車椅子?

 

 

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答えは自転車でした。しかも折り畳みが出来る自転車です。

左の写真は犬で言えば「座れ!待て!!」をしている状態。

 

 

 

 

 

 

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これが全容です。実はスタンドが付いておりませんので、うしろのフェンスに寄りかかっています。

この自転車「折り畳み小径自転車」とも言いまして、またの名をフォールディングバイク(Folding Bike)と呼ばれております。

これはその中でももっともオーソドックスなBrompton(ブロンプトン)といいまして、イギリスの造園家アンドリュー・リッチーさんが年月をかけてこの世に送り出した自転車です。

日本では単にブロンプトンと呼ばれていますが、本国ではThe Bromptonと定冠詞が付けられ、大英帝国でも認められた存在です。

とっても小さく折り畳むことが出来ることから、公共交通施設(日本では折り畳んで専用カバンに入れて肩から担ぐか、カバーをかけて転がす。ちなみにこれを輪行と言います。もちろん現在は無料です。またイギリスでは自転車をそのまま地下鉄に持ち込めるそうです。アメリカではバスの前面に載せるキャリアーが付いている。)にも持ち込め、重さは11・7kgなので女性でも運ぶことは出来ます。また折り畳み方によっては路面が平らであれば、畳んだままハンドルだけを延ばし転がして移動することも出来ます。

こんな具合です。(これは私ではありません。)

また16インチと車輪は小さいのですが、前後の車輪の距離がその割には長いので、とっても安定しているのも特徴です。しかし段差には弱いところがあり、無理をしてはいけません。

多くの国ではこの自転車で通勤や移動、遊びに用いられ、スーツを着たり、仕事のユニフォームを着て、まじめにレースが営まれているのもユニークなところでしょう。

このターキッシュグリーン(薄いブルー)のBromptonは我が家に縁があってやってきました。自分の手でメンテナンスして可愛がって行こうと楽しみにしております。

この自転車は大阪のBici terminiという上本町のお店でお世話になりました。ご店主のお人柄にお客がついて、とっても楽しいお客が多い自転車さんです。2度目に伺ったとき色の決定に悩んでいたら、丁度お店に寄られた2人組の常連さんが「最初に思った色が一番ええよ」の一言に救われました。それからたくさんのレクチャーも受け現在に至っております。

丁度私がこの自転車を持って帰るときも、見た目60歳代のジャケットを着こなされた上品なご夫婦が、長時間赤いBronptonを前に、他の常連客(スキンヘッドのちょっと怖い感じのお兄さんと細身の楽しいしゃべくりの方)によるレクチャーを受けておられたのも微笑ましく拝見しておりました。誰もが同じ趣味を前にすると、子供のような顔の輝きで話ができる。自転車に限らないことだと思います。

この自転車を見ているだけで、折り畳んで電車に乗ってどこに行こうか。行った先でどんな美味しいものとめぐり合えるかなあ。同じ自転車に乗った人を見たら親近感が湧くなあ。写真も撮れるしなあ。といろいろ瞑想をめぐらしているだけでも楽しいもんです。

日帰りで岡山とか、時には山口や浜名湖あたりも行けそうです。新幹線の一番後ろ座席と壁の間にすっぽり収まるそうですから、もっと遠くへも行けるかもです。

よくある間違い

土曜日, 11月 13th, 2010

我が家の息子。最近PCに向かって話しかけています。時々笑ったり。とうとう・・・と思ってよく見ると耳には大きなイヤホンのようなものが付いています。(なんせ後ろからしかみえないもので)

あああ~~、これが巷で聞くスカイプ(Skyp)か~。インターネット経由で相手とお話ができ、しかも通話料は無料。へ~。やるもんだなあと感心しきり。

これを見て家内は「スカルプやってる!」って私との会話で伝えてきます。「それも言うならスカイプやろ」と言うこと数回。まだ覚えてくれません。

スカルプは育毛剤!!だ~。高校生が育毛剤はまだ早い!

病気でもややこしい名前のときはよく間違いが起こります。

ルボウィルス性腸炎がルボ(これはあってもいい範囲です。なんだか強そうな名前ですし)。

ジステンパーがジフテリア(これもOK!!)。

フィラリアのことをマラリア、ピラニア、パラリア、フィ~フィ~フィ~なんやった?。てなことになります。

私も先日沼津のウェルネスサンピアという宿舎で大学のクラブOBに参加してきたのですが、どうも宿舎の名前が覚えられず、ザンビアと言っていたのを思い出しました。アフリカやないってゅうねん。と先輩にたしなめられました。

人の記憶はこんなもんなんですね。

よくお会いします

月曜日, 11月 8th, 2010

休暇を頂き土日と沼津で開催された大学のテニスクラブ(私たちの頃はテニス同好会でした)OB会に初参加してきました。

卒業後30年余り会っていない同級生、先輩や後輩。初めて会う後輩の方たち。などなど。同じ釜の飯を食ったと言いますが、まさに気心の通じる仲間でした。

また豪華な食事が出るわけでもなく、アトラクションがあるわけでもないのですが、幹事さんの心温まる気遣いにひたすら感心させられた2日間でした。

2日間数試合に出場させてもらいましたが、ほとんどの方々が強烈なショットの応酬で、その中で私はとってもたいへんでした。お陰で足腰の筋肉がガクガク。

ようやく散会となり、やっとの思いで京都駅にたどり着き、近鉄電車に乗ろうとすると、なんだかお会いしたことのある方が・・・・。

数ヶ月前東京の大手町のビル(この時も大学クラブの元顧問の先生の喜寿祝い)でばったりお会いした、以前当医院にかかって頂いていた飼い主様がそこに。今回は東京ではなく京都駅だからあり得る話でしょうが、それにしてもよくお会いします。ハプニングが起こる前って、何か空気がそれを知らせてくれるときがあると思いませんか。今回はまさにそれでした。なんだかどなたかにお会いしそうな雰囲気があったのです。予兆、前兆というものです。

帰りの電車では隣同士に座りご一緒させて頂き、とっても楽しい時間だったためあっという間の乗車時間。お陰さまで今回の休暇は最後の最後まで心が温まる2日間となりました。

お世話になった皆様方。本当にありがとうございました。

大宇陀の町並みとJASSライブ

水曜日, 11月 3rd, 2010

患者様のI 様は大宇陀で「件 kudan」というお店をされています。主力は大和牛を使った牛丼です。とっても評判の一品だそうです。

そのお店。伊勢街道沿いの旧家だった建物をご自分やお仲間で手を入れ、とっても愛情をこめて開店されたとお聞きしました。オーナーはI様の奥様。ご主人はサポーター。素晴らしいコンビネーションでお店を支えておられます。

そんな大宇陀。11月3日、件-kudan-にてNYで活躍中の深尾多恵子さんというJASSシンガーによるミニライブが開かれる!の情報を得、私、午前の診察が無事終わることをひたすら祈り、なんとか開演の3時直前に大宇陀に到着できました。出迎えてくださったのはI 様のご主人で、思わずハグ。

かわいいお店の中には既に数十人(後日談:50名)のお客様がぎっしりと居られ、ライブの始まりと今や遅しと待たれていました。

本場NYでお勉強され、今ではBlue Noteでも歌っておられる実力者深尾多恵子さん。こんな近くで聞けて幸せでした。ギター演奏も素晴らしく、とってもまとまったホットな内容でした。お話の内容や言葉の優しさ。かなり大きな引き出しを持たれた方のようで、語りを聞いていて安心と楽しさが満ち満ちた時間でした。

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帰りは暖かな気持ちを冷まさないように、深尾さんのCDを聞きながら押熊まで帰りました。

ああまた行きたいなあ。大宇陀!!

ちなみにamazon.comで深尾さんのCDは入手できます。滋賀県出身でCDには琵琶湖就航の唄がJassにアレンジされて入っています。とってもJassでした。

I 様ご夫妻に感謝いたします。ありがとうございました。

追伸、参加者はおそらく50歳以上が90%とお見受けしましたが、会場から、江里チエミがどうとか、森繁久弥がどうとか・・・。非常に世代を感じるヒソヒソ話が面白かったです。

靴下を食べた~

水曜日, 10月 27th, 2010

朝病院へ降りてみると、その日休みのはずの看護士 伊吹さんが来ています。横には愛犬のマロン(10歳の大きなミニチュアダックスフント)も居ました。理由を聞くと、夜中の2時に靴下を飲み込んだといいます。

早速北川先生の処方により催吐剤が投与されました。そして数分後。オエ~ッ。オエ~ッ。グワ~。と嘔吐が始まりました。その声はまるで推定年齢50~55くらいの男性の声そのものです。もしかしたらメガネをかけて、天然パーマがかり目が細いかもしれません。

1回目は白い泡状の唾液。2回目も唾液。3回目唾液にまみれた大きな塊が出て来ました。

ピンセットでそっと確認すると靴下でした。

その後も20分くらい空嘔吐を繰り返しやや辛そうでしたがようやく終了。一安心の朝1番目の患者さんでした。

それにしても秋になってから異物を食べた子が多いのは偶然でしょか。杏の種、コタツの掛け布団の綿、リボン。これも食欲の秋なんでしょうかねえ。


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