♪ 院長のココロなのだ!

2連休頂きました その1

火曜日, 6月 15th, 2010

久しぶりにお休みを頂きました。改めて感じたのですがいいものです、休みって。もう朝から心の中はソワソワ。

土曜日、東京大手町において、大学時代のクラブ顧問の喜寿祝が行われることになったため、毎年OB会は仕事で失礼していたので「先生にも会いたいし、先輩たちもくるだそうだから・・・」っていう理由で今回は出席することにしました。

となるとただその会に出て終わり!って言うのもつまらないから、だったらついでに行っておきたいところなんぞをリストアップして、これならまとめて行けそうだ、というところで手を打ちました。なんせ東京などは学会や研究会で行くだけですから、正直往復するだけ。楽しみは新幹線からの富士山とお弁当くらいでした。

話はそれますが富士山はやっぱり冬がきれいです。空気も澄んでいるし、頂に雪などをかぶって。やはり富士は日本の代表するお山です。

で今回は京都を朝6:50頃出発し東京9:30ごろ到着。いつもなら新幹線の中ではひたすら寝ているのですが、今回ばかりはお目目が冴えています。しかし富士山は曇っており、お目にかかれませんでした。残念です。

東京についてからまずはコインロッカー探し。大体ロッカーは駅の端っこにあるものです。ありました。でもただ荷物を入れてお金を入れてガチャンっていうのではありません。さすが東京です。メインメニューがあり、コンピュータがきっちりと確認してくれるのです。そして鍵はありません。鍵となるのはメインボードが発行してくれる6桁ほどの数字です。これを控えた紙をくれるのですが、これをなくしたら大変です。鍵代わりですから。そして無事荷物を預けました。

さてお祝いのパーティーまでの3時間をどこに行こうかです。まずは東京駅から迷わず皇居に向かいました。そこから一路江戸城跡。途中番屋があったりとても広い芝生の公園。傍らには「大奥跡」なんて書いてありました。なんだか凄まじい争いが目に浮かびます。くわばらくわばら。

東京は大きな街ですがやはり緑が豊富です。なんだかホッとします。空が抜けて気持ちよく、平城旧跡に居る時とおんなじ気分。あちらこちらでツピツピっとシジュウカラが鳴いています。小鳥も過ごしやすいのでしょう。

よしっとばかりにこのまま門からでて皇居を一周することにしました。最初に国会議事堂をめざします。ありました威風堂々たる建物が。TVで見たのと同じでした。格好いいですねえ。建物に飾り付けてあるレリーフがあるのをご存知でしたか。鳳凰です。2羽います。とっても美しいものです。警備が厳重な中、せっせと写真を撮りました。

dsc_1171

さて次はと足を向けたのは国土交通省、そして外務省、警視庁でした。別に意図はなく、ただ歩いていたら普通にありました。もちろん日曜日ですから人はほとんど歩いておりません。

再び皇居に戻ります。結構歩きました。周囲ではマラソンランナーが多く、講習会やミニ大会のようなものが行われているようです。

皇居と青い大空のコントラストはとっても似合います。気持ちが晴れ晴れとして一周歩いた疲れも吹っ飛びました。

変なものを食べちゃった

木曜日, 6月 3rd, 2010

嘔吐や下痢と言うのは日常的に遭遇する症状です。

その中に時々異物を食べてしまった動物に出会います。多くの獣医師がいろいろな異物に出会っておられると思います。その中には、よくこんなものを食べることが出来たなあ~と感心させられるものがあります。ざっと挙げると下記のようなものです。

ゴムボール(3年間胃袋に存在していました。飼い主さんが手術したくない!!って)、

鉄アレー型したゴムのおもちゃの一部

焼き栗2個分の大きさの石を2個(1個はウンチと共に出ましたが、1個は10ヵ月後に摘出となりました)

糸付の針や釣り針(これがとっても厄介なものです)

両手いっぱいになるほどの紐(摘出しましたが、腸の色が悪かったのでかなり心配しました。今は元気です。)

女性の長い髪の毛をいっぱい、ティッシュペーパーや料理用透明ラップ(ゴミ箱をあさったのです。)

梅干の種、桃の種(これも3年前に食べたもの・・・と飼い主さんが言っておられました)、

生ごみいっぱい(吐かせたのですが、真夏だったもので強烈な匂いでした。よくこんなもの食べたなあ~)

長い竹串(肛門からウンチと一緒に出てた時は驚きました)

串かつを串ごと(胃の中に串かつ丸ごとを見つけたので、串だけを内視鏡で取り出しました。合計3本!)

フライドチキンの骨(12月26日に来ました。クリスマスの後始末です。食道に詰まっていました。)

両端を結んだチューンガム(犬が食べやすいように切ってあげ、その上、水に浸して食べやすくした結果、食道と胃のつなぎ目に詰まりました。結構大変な手術でした。)

その他いろいろなプラスチック片。

薬(高血圧の薬、精神安定剤、睡眠薬、園芸用殺虫剤):このあたりは命に関わります。

今朝もロウソクを食べちゃったっていうお電話もありました。それにしてもいろいろやってくれます。まだまだ他にもたくさんあります。

体外に出すためには①吐かせる ②内視鏡で見ながら摘出する ③手術して摘出する ④ウンチと共に出るのを待つという手段がありますが、尖っている物や薬の類は吐かせるには危険が伴います。ともかく動物の目線で危険なものは置かないことが大切です。

電車の中で

木曜日, 5月 27th, 2010

電車の中で・・・・とは言いましても盗撮や痴漢の類ではありません。

日曜の午後、ようやく診察が終わったのでぶらりと大阪に出て行きました。某大手のカメラ専門店が目当てです。TVのCMでは見るのですが、行くのは初めてでした。いざ出てみるとやはり梅田は都会です。人、人、人。少し人の集団に酔いました。いざカメラの店員さんに「いつもこんなに人が多いのですか?」と恐る恐る聞きましたら、「いやいや・・・。もっと多いのですね。」やはり人口が違いすぎます。しかしよくよく観察してみると、白人がところどころに見当たるのと、言語があきらかに日本語でないアジア系の方が目立ちます。新聞にも書いてありましたが「家電やその他の商品が本物でしかも安く買える」と言って大陸からやって来られているそうです。ともあれ大阪は人が多い街でした。

さていろいろ見たので帰ることになり、けいはんな線に乗りました。これに乗れば終点まで概ね座って寝て帰れることができるのです。ふと見ると、隣りに2歳半ほどの男の子を向かい合わせに抱っこしたご主人、そしてその隣りに奥様が座っておられました。奥様はしきりに平日子供が言うことを聞かないことなどご主人に話しています。ご主人は生返事で聞いておられ、子供さんに話しかけて居られました。おそらくどこでも見られる光景です。

そしてその会話も途切れ、子供さんはぐっすりと、そして抱っこしているご主人も船をこぎ始めました。とうとう子供さんの頭の位置はのけぞってしまいました。それでもかろうじてご主人の両手は子供さんを抱きかかえています。

ところがご主人の船はどんどん揺れを増して行き、傍から見ていて「大丈夫かいな~」という振幅です。そのうち子供さんの方が頭の位置を元に戻し、ご主人の肩にしっかりとくっつけました。一時ご主人の船漕ぎは和らいだのですが、余ほどお疲れなのでしょう。1分も経たないうちに大きな波に飲まれてゆきました。抱きかかえているご主人の両腕もやや緩くなって行くのが判ります。「え~!落ちるんと違うの~?」

もうこうなったら見ているこちらの方が心配で心配で。私の右手は完全にスタンバイ状態。多少テニスで覚えのある反射神経。とうとう人様の役に立つときが来たようです。この位置なら手のひらを回内させて、落下予測地点へ滑り込ませれば間に合うだろう。いや回外かな??とかいろいろ考えつつ、いつ何時子供が落ちても助けるぞ!変な責任感が湧いて来ました。(すっかりと妄想の世界)

そうこうしているうちにとある駅に電車が止まりました。おもむろに本を読んでいた奥様が無言ですくっと立ち上がりました。そして船を漕ぎながらどこかで意識があったのでしょう、起こされたわけでもないのにご主人は子供さんをしっかり抱っこして立ち上がりました。そして何事もかなったように3人とも下車されました。

思わずホッとして力が抜けたようになり、気がつけば私が船を漕ぎ出していたようです。

(疲れた~)×3=お節介焼き!!

危うく・・・ネットカフェ

木曜日, 5月 13th, 2010

ニュースで東京都がネットカフェ規制に乗り出したことを報じておりました。すかさず家内は「そうそう。」と切り出しました。何?我が家でネットカフェを利用している者がいるの?と思いきや、「お父さん、来月東京へ出張でしょ。ビジネスホテル予約しなくっちゃ~」

ネットカフェ=ビジネスホテル? お父さん=ネットカフェ?

どんなつながりが彼女の頭の中で化学反応を示したのでしょう。きっと私がネットカフェで安く宿泊している映像を思い浮かべたのか、朽ち果てた数年後の姿を予知したのか、いずれにしても大問題です。

わたしゃ、ネットカフェには泊まりませんよ!!

連休明けて

木曜日, 5月 6th, 2010

連休中。1日だけ個人的にお休みを頂きました。朝3時に病院を出てひたすら中国道へ。そして播但自動車道を走り目指すは八伏高原。ここには友人がかつて通っていた高校が持っている小さな山荘があると言うのです。高原と言うことは鳥もいて草花もあるわけですから、十分にそそられました。

感想は言うまでもなく最高でした。山荘にたどり着くまでに3羽のコウノトリ。現地ではトビ、シジュウカラ、メジロ、コゲラなどの姿を堪能し、フキノトウやワラビなどの山菜も豊富でした。何はともあれ空気が美味しい。

でも連休中なので帰りの渋滞を気にしつつ帰宅と相成り、しかし行きが3時間、帰りは3時間半と往復に所用した次第です。

ここで問題が発生!鳥の姿を現地で撮影したものの、私の望遠レンズ70~300mmでは全く役に立っておりませんでした。近所の池や平城宮跡で鳥を撮影する限りでは何とかなっていたのですが、山野で撮った被写体はあまりにも小さくて「これ何?」って言われても仕方がない画像。カメラの世界は底なし沼だとどなたかが言っておられたような記憶がよみがえり、後悔しておるのです。どこで折り合いをつけるか。さあ悩もうと思っております。dsc_1216(左がトビ、右がホウジロ) 

dsc_1288

さあ連休も明けました。健康に注意して参りましょう。

平城宮跡へ~早朝~

日曜日, 5月 2nd, 2010

晴天の連休。朝9時からは診察です。

しかし、せっかくの青空。放っておくわけには行きませんでした。朝5時半。しっかりと目が覚め、気がついたらカメラを担いで自転車に乗っていました。病気でしょうか?

さすがに気温が低くて寒く感じられましたが、景色を見ているうちにどんどん気持ちと体温が高揚してきます。

そして大極殿の北側に到着。きれいな建物が堂々と建っています。今見ても大きな建物ですが、昔の人が見たら腰を抜かしたでしょうね。やはり威厳がありました。

そして東側から南側に回ってみたのです。するとヒバリがピーチクパーチクさえずっています。時々ケリが叫びながら横切り、地面ではムクドリが虫を探していました。

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そして近鉄線に目をやると電車がいろいろ走ってきます。思えば近鉄電車はエンジ色と白色の車体カラーと、オレンジ色に青色の特急車体だけでしたが、今はグレーや黄緑色とピンク色も走っているのでした。にぎやかな色合いです。さてどの色が古都奈良ににあうでしょう。

滞在時間はわずか30分あまりの探訪でしたが、早朝の平城宮跡。とっても気持ちが落ち着きました。

このことを家内に言うと、「それはパワースポットって言うのかもしれないよ。だって風水の思考が取り入れられ、守られているらしいからね!」とさも知ったかぶりでご指南を受けました。確かにとっても気持ちが楽になるのです。人それぞれによって感じ方が違うらしいのです。

また訪れたいスポットとなりました。

オオカミにマダニ?

金曜日, 4月 30th, 2010

他愛もない話ですみません。

先日いつも冗談を言い合っている先生といつものように話をしていました。

「今年はダニが多いと思い込んでいたら少ないし、少ないと思い込んでいたらメチャクチャ多いし。こんなこと飼い主さんに情報として伝えていたらオオカミ男やなあ~」っていうのです。

「・・・・・・・・・??? それはオオカミ少年やね!」

「そうか!!オオカミ少年が大人になったらオオカミ男か!!!」

「どこか違うけど、おもしろい展開やなあ」

てなわけで、今年はマダニがとっても多いです。既に額に12匹の吸血前のマダニをくっつけてきた子がいました。今年は早めにノミ・ダニ駆除剤のスポットを投与してあげましょう。というお話でした。

伝染病

水曜日, 4月 28th, 2010

牛、山羊、豚、鹿、イノシシなど蹄をもつどうぶつの伝染病、口蹄疫が宮崎県で発生しました。諸外国ではお隣の大韓民国、台湾、中国などでも昨年から今年にかけてに発生しており牛などの移動が制限されているはずです。

この病気は人にはうつりませんし直接影響はありませんが、伝染力がとても強く、放っておくと牛や豚が衰弱しよい肉ができません。そこで伝染させないためにしっかりと移動制限や殺処分などの処置をおこなわねばなりません。

また記憶に新しいのが高病原性鳥インフルエンザです。京都や山口、宮崎などが大変でした。この病気は人にも感染するという情報もあり、とても緊張が走りました。事実その終息に当たるため、各県の職員(獣医師たち)は不眠不休で働き、その後もかなり体調を狂わせていると聞きます。

伝染病はウィルスや細菌、真菌などを病原体として伝播し、勢いが強ければ1~2日で多くの動物や人間が影響を受けますし、地域経済ひいては国家の損失でもあるのです。病原体によってはその結果が死を意味するものも少なくないですし、感染した動物の立場によっては処分されてしまいます。

伝染病はある日突然降って湧いたように発生してきます。何の予兆もありません。そしてその周囲の環境をあっという間に狂わせます。

だからとっても怖いのです。

今発生していないから大丈夫!!なんて誰もいえません。

連休の動き・・・

火曜日, 4月 27th, 2010

yahooにおける連休中の人の動き調査では、約30%が旅行、29%が家庭で過ごす、17%が仕事。残りは近隣でスポーツや観戦、決まっていないなどでした。

やはり7連休となるとどこかに行きたくなりますね。くれぐれも怪我や事故のないようにしましょう。人の気持ちが緩むと、動物までがはしゃぎ骨折などの事故につながることも少なくありません。昨年も埼玉からご実家に犬を連れて帰って来られたのですが、埼玉に帰宅するその日前肢を骨折してしまいました。そのようなことのないように、お気をつけください。

さて、私たちは17%の中でがんばります。

天候がよければ花や鳥を探したいですし、遷都1300年祭も見に行きたいです。自転車で行けそうです。

ウナギ

土曜日, 4月 10th, 2010

皆さんはウナギ、好きですか?おいしいですよね。おそらく9割ほどの方が好物の一角に入れておられるはずです。

初めて食べたウナギ。覚えていますか?私はしっかりと脳裏に焼きついています。子供の頃、ある日突然停電になりました。昔は予告もなく停電があり、別に珍しくもありませんでした。ところがその日は確か家族で外出して帰ってきたと途端の出来事で、母は夕食の支度が出来ていませんでした。そこで父の一声「駅前の食堂に行こう!」で帰ってきたばかりの道をまた歩き出しました。駅前は停電していなくて、困った我々のような家族で賑わっていました。必然的にメニューの材料は少なくなり、我が家が注文できる食材は限られてきたのです。ということは人気のないメニューか日ごろは頂けないやや高価なメニューしかなく(そもそも安め設定の駅前食堂ですから)、そこはウナギ丼となりました。で、食べたのが生まれて始めてのウ・ナ・ギ。美味しくて美味しくて。こんなん食べたのはじめてや~。と叫んでしまいました。

そんなウナギは昔富雄川でも獲れたと、中学のとき社会の先生から聞きました。ところが乱獲により、川はおろか海でもなかなか天然のウナギが獲れなくなったとか。

それが水産総合研究センターの成果で、完全養殖が可能となったそうです。これはとっても素晴らしいことで、卵を採取して孵化させ、稚魚から大きく育てるのは既に成功していたそうです。しかしウナギの産卵を見つけて収穫することが謎のままなのです。

今回は全て人工で生育させ、出荷までたどりつけるようです。

これでまた安心してウナギが食べられます。

水産総合研究センターさん。ありがとう!


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