♪ 院長のココロなのだ!

カモの飛来

火曜日, 1月 5th, 2010

以前からかなり気になっていたのですが、近くのため池に水鳥が飛来しております。遠く中国大陸の奥地やシベリアからやってきているのです。東登美ヶ丘1丁目バス停前にある池ではコガモの団体さん。小学校前の池にはマガモが、それぞれ集団をこさえては羽を休めているものや、エサを採っているものやさまざまな行動をとっているのです。

dsc_0459kamo1しかし写真を撮っていると、そそくさと池の中央にその場所を移し「ここまでおいで~」とばかりに尾をフリフリ泳いでいくのです。

冬は多くの鳥達が里にやってきます。とっても楽しみな季節です。

寒さに負けずに(カイロを貼って)観察に行かねばなりません。

新年が明けました

金曜日, 1月 1st, 2010

2010年が明けました。新鮮な気持ちで今年の一計を考えようと努力しております。

世界的不況で日本もその真っ只中ではありますが、生命の不思議はどんどん開けてきています。高度獣医医療が存在することはとても心強いことですが、その一方、しっかりと吟味して行かねばならないと思います。

今年はスタッフ全員、足元をしっかりと見つめてするべきことを実行して行こうと思います。

おお晦日

木曜日, 12月 31st, 2009

2009年も最後になりました。今年もいろいろありました。

奥田獣医師が結婚退職。

病院で飼われていた19歳10ヶ月の柴と16歳のモンジロウが生涯を閉じました。

病院玄関に真っ赤なポストがやってきた。

そして当院ホームページがリニューアル。

何より院長以下スタッフ全員が大きな病気になることもなく、心身ともに元気にやって来れました。これも皆様方のお陰です。

私達は今まで同様、日々勉強に技術に研鑽を重ね努力を惜しみません。

2010年も勉強、精進して参ります。

では皆様方、良いお年をお迎えください。

ああ、年末~(Part Ⅱ)

土曜日, 12月 26th, 2009

とうとう2009年も12月の末になりました。

24,25,26日と企画しました「赤いポスト」の合言葉によるプレゼントお渡し作戦。ようやく終わりました。なんせ初めての企画ですし、まさか動物病院でこんなことを・・・なんて方も居られるでしょうが、楽しい企画は良いことだ!と思いますので、来年も折がありましたら続けてゆくつもりです。ちなみに今回合言葉を頂いた方は12名ほどでした。また次の機会をお楽しみに。

 

しかし・・・、

窓拭き、床磨き、机周りの整理や拭き掃除 etc.etc.

それでも所用が目白押し。もちろん手術や検査、診察もしっかりとあるし。誰がきめたのでしょう、年末行事。

時が経つのは遠慮がない。のんびりしてたらダメですよ。とよく言われ。気が付きゃ御歳50を過ぎていた。

やっぱり来年も歳を重ねてゆくのだろう。

無駄に歳は重ねるまい!意気込みだけは人一倍。

そして気が付きゃまたまた si wa su ・・・・。

人の狂犬病予防

土曜日, 12月 12th, 2009

日本では「狂犬病」という病気は犬が罹る病気で、人間は感染している犬に咬まれたらうつる・・・・という概念がとっても強いです。。

 

夏過ぎ、中東の世界遺産を見るためご家族で旅をされた方が居られました。そのときです。途中立派なホテルの前の植え込みから飛び出してきた子猫に手を引っかかれました。

心配になられて添乗員さんや同行の旅行者に聞かれたそうですが、狂犬病は犬の病気だから大丈夫でしょ~。ってお答えだったそうです。また関空に戻ってきたとき、検疫に相談しようかしらと思ったのですが、やはり周囲の反応は今ひとつだったそうなのでそのまま入国されました。やはり心配になり、いろいろ情報を集められ、結局感染症専門の内科医に相談し、病原体暴露後(もしかしたら狂犬病ウィルスが体内に入った)という仮定において、狂犬病予防注射の接種を6回、しかるべき間隔で接種することになられ現在はお元気に過ごされております。

今回のケースでは特に感染の疑いが強かったわけではありませんし、引っかかれたといいましても手の表皮がすこし削られたていどだったそうです。しかし狂犬病に感染しないとは限りませんし、もし感染すると助かりません。ですから早目の手立てが大きく生死をわけるのです。

もう少しお話しを聞くと、現地で犬に咬まれた旅行者は、まずその国で狂犬病の予防注射を接種して帰国されるそうですが、それ以外の動物だと「犬ではないから」という理由で放置される方が大半だとか。

今回の問題点をまとめますと

1)狂犬病は全ての脊椎動物が感染する病気であること(犬という意味合いの文字を使うのは、日本と中国だけ)

2)多くの外国(狂犬病保有国)で動物により怪我をした場合、すぐに現地のしっかりとした病院にかかり、ワクチンを接種してもらうこと

3)海外へ渡航する際(狂犬病感染国)、予め狂犬病の人用ワクチンを接種してもらうこと

だと思います。今回当事者の方は、これで今後安心して世界遺産を見に行けると喜んで居られます。

くれぐれもお気をつけて・・・・。いってらっしゃ~い。

5番ランディー・バース

金曜日, 11月 27th, 2009

そう、1985年阪神タイガース優勝時打線の1人です。真弓、掛布、岡田、バースらが打線を引っ張り、亀山が走り、中西が投げる。こんな映像を開業したばかりの私は、阪神タイガースがデザインされた缶ビールを手に、友人達とTVで見て感動してました。あの優勝の前後、犬の名前でバース君は大流行でした。ですから次から次へとバース君が訪れたものです。でも掛布君や岡田君はいませんでした。

あれから数十年、バースが帰ってきました。しかも奈良に。

近畿自動車道を走っていると八尾あたりで「日ポリ化工」という看板が目に付きます。その看板にはランディー・バースが商品を勧めています。この会社は奈良の香芝に本社を置き、全国展開している風呂桶製作の大きな会社です。

この縁あってランディー・バース(現オクラホマ州上院議員)は遷都1300年祭に向けて準備している奈良県に寄付してくれたというのです。

バースと奈良。すこしマッチしない雰囲気ですが、何はともあれ感謝です。

そして今、バースと名乗る犬はもういません(ただし!バースJr.はいます。そう1代目バースの跡目を継いだ、少々おっちょこちょいの2代目さんです。)が、ランディー君はいるのです。ランディー君はすっかりとおじいちゃんになりましたが、丁寧に介助されて元気に過ごしています。頑張れランディー!

追伸、

なぜネコではいなかったのでしょうね。ランディー・バース君。いるんでしょうね。きっと。

土曜日の朝

土曜日, 11月 21st, 2009

今日は土曜日です。診察時間を朝7時に早めてもう何年になったのか、忘れました。「助かるよ~」の一言に支えられて続けております。

さあ、今日も頑張りますか~。と外を見ると、な・な・な・なんと・・・・・、ならやま大通りは渋滞です。しかも西側に向かって左側車線のみ。その先端はユニクロに続いています。

周りはまだ薄暗く、時計を見ますと5時50分。朝・・・のはずです。

何があったのでしょう。家内に聞きますと昨日広告が入っていて、60周年記念らしいのです。

こんな朝早くから仕事を始めているのは牛乳屋さんと新聞屋さん、昔はお豆腐屋さんくらいでした。お風呂屋さんもやってたかな?その禁を犯して当院は7時から始めたのですが、ユニクロには負けました。さすがデフレの王者です。向かうところ敵なし。そのうち高級品も扱うようになるのでしょうか。だってあの三越も江戸時代は安い着物の販売で一斉を風靡したと聞きます。

そしてまだ渋滞は続いています。皆様事故にだけはご注意ください。

奈良を元気にしよう

木曜日, 11月 12th, 2009

最近新聞だとかニュースを見ておりますと、「奈良で・・」とか「奈良の・・・」などの表現が目に付くようになりました。

奈良遷都1300年祭に始まり、セント君・まんと君などのキャラクター合戦。先日も書き込みましたがミシュランの観光ガイドで奈良が3星を獲得。イタリアのフィアットという車会社日本法人と荒井知事が契約して奈良の鹿革を使用が決定。TVでは鑑真和尚と唐招提寺をめぐる当時の天皇や貴族の関りを描いたドラマを放送。

最近ではなんと卑弥呼の住居跡かと論じられる遺跡が見つかったそうで、益々奈良ロマンは深まる一報です。史跡ファンでなくても心踊るはなしではありませんか。

奈良が元気になる話。とても楽しいことです。

キリン

水曜日, 11月 4th, 2009

zilaf1キリンは首が長くてとても優しい風貌をして人気のある動物です。元々あの長い首は短いものだったのでしょうが、食物の奪いあいから長い期間を経て自分の体を進化させ、とうとう高い木の葉っぱを食べることが出来るようになったと言われています。また遠くを見渡せるため、敵が襲ってきても良くわかるようにとも言われております。

動物によっては食べるもの自体を変えていく進化があったり、住むところを陸から海に変えて行きエサの確保をしてゆく動物もいます。(キリンの祖先はオカピーと言われる首の短いシマウマみたいな動物です)

しかし首がながくなって便利になったものの、今度はあの高いところにある脳に血液を送り込む心臓の働きが必要になったのです。心臓は血液を送り出すポンプですが、キリンの血圧は半端な力ではありません。同じ血圧を人間にかけると、間違いなく脳の血管は切れてしまい生きてゆけません。

ところがこのキリンも、地面にある草を食べます。そのとき頭の位置は心臓より下にあるわけです。そしてもし敵が襲ってきたとき急激に頭の位置を通常の高さに戻し、かつ走らねばならないとなったとしましょう。そうなると脳への血流が追いつかず、フラフラするはずなのです。これには血管の中の血液が下がらないために弁がついていて、血圧が下がるのを抑制しているのです。

また逆に急に草や水を飲むために頭の位置を下げると、頭痛がするほど血流が増えてしまい、これまたクラクラするはずなのです。実はこれをコントロールする血流の緩衝機能が後頭部にありこれをワンダーネットと呼んでいるのです。

体の対応はホント素晴らしいです。

大学時代、解剖学の授業で聞いた先生の話ですが、キリンのお肉はとても美味しいそうです。でも先住民族の人たちは取り尽くされてしまうことを恐れ、絶対にキリンを食べないと聞きました。彼らは自分たちの環境や食べ物を守り、育ててゆくのです。きっとお金というものが出来てから、食べる分だけの獲物や作物を確保するといる考えが薄れ、富を得ることに執着してしまう発想が動物を絶滅させてしまうきっかけになっているのでしょう。

しんぷる いず べすと!

ちなみにキリンの写真は私の作品です。ちょっときれいでしょ。

ある日、真っ赤な・・・!!

火曜日, 10月 20th, 2009

8月の下旬のある日。久しぶりに私が休暇をもらっていた時です。病院に帰ってみるとなんだか変な胸騒ぎが。そっとそちらの方角を見てみますと、なんとそこには真っ赤な・・・・・。

そうです、既にご存知の方も居られるでしょう。旧式の縦長でポストの代名詞とも言える物体が立っておりました。実は数週間前より中学時代の友人から打診があり、ポストを置いてくれないか?と言うのです。

この友人、ポストが好きらしく(このとき初めてしりました)、わざわざオークションで落としたのだそうです。しかもこれが2本目。1本目は自宅の駐車場にあり、2本目は置く所がない。そこでこちらに駒が振られたのです。当初は裏の駐車場のオブジェにでもなればいいかあ、と思っておりまして、運び込まれたとき(予定では9月だったので)その位置を指定すれば良いと考えておりました。

ところが不意打ちを食らった格好になりました。でも実際に置いてみるとそれなりの風貌があるので、決してミスマッチではないようですが、しかし・・・・。病院の玄関に真っ赤なポスト。しかも中から見ると、丁度インターホンの場所だけにどなたかが立っているようにすら見えるのです。ちょっと不気味です。

また当初は投函されそうになられた3名くらいの方をお見かけしました。これは予測されましたので、予め張り紙と、投函口に裏側より遮蔽物を張りました。もしも投函されていたら、私は東登美ヶ丘1丁目のポストまでお使いをしなければなりません。やれやれ・・・。

それにしても人騒がせなオブジェが一つ舞い込んだものです。

追伸、

本当のポストとは色が異なることにお気づきでしょうか。本来はカシュー色というやや朱色がかった色なのだそうです。うちのポストは赤く色が塗られております。一度比較してみてください。ちなみに左が病院前のポスト。右は鳥取に行ったときの道の駅にあったポスト。色が全く違います。

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さてこのポスト。赤い部分と、下の石を入れて何Kgあるでしょうか。


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