♪ 院長のココロなのだ!

奈良を元気にしよう

木曜日, 11月 12th, 2009

最近新聞だとかニュースを見ておりますと、「奈良で・・」とか「奈良の・・・」などの表現が目に付くようになりました。

奈良遷都1300年祭に始まり、セント君・まんと君などのキャラクター合戦。先日も書き込みましたがミシュランの観光ガイドで奈良が3星を獲得。イタリアのフィアットという車会社日本法人と荒井知事が契約して奈良の鹿革を使用が決定。TVでは鑑真和尚と唐招提寺をめぐる当時の天皇や貴族の関りを描いたドラマを放送。

最近ではなんと卑弥呼の住居跡かと論じられる遺跡が見つかったそうで、益々奈良ロマンは深まる一報です。史跡ファンでなくても心踊るはなしではありませんか。

奈良が元気になる話。とても楽しいことです。

キリン

水曜日, 11月 4th, 2009

zilaf1キリンは首が長くてとても優しい風貌をして人気のある動物です。元々あの長い首は短いものだったのでしょうが、食物の奪いあいから長い期間を経て自分の体を進化させ、とうとう高い木の葉っぱを食べることが出来るようになったと言われています。また遠くを見渡せるため、敵が襲ってきても良くわかるようにとも言われております。

動物によっては食べるもの自体を変えていく進化があったり、住むところを陸から海に変えて行きエサの確保をしてゆく動物もいます。(キリンの祖先はオカピーと言われる首の短いシマウマみたいな動物です)

しかし首がながくなって便利になったものの、今度はあの高いところにある脳に血液を送り込む心臓の働きが必要になったのです。心臓は血液を送り出すポンプですが、キリンの血圧は半端な力ではありません。同じ血圧を人間にかけると、間違いなく脳の血管は切れてしまい生きてゆけません。

ところがこのキリンも、地面にある草を食べます。そのとき頭の位置は心臓より下にあるわけです。そしてもし敵が襲ってきたとき急激に頭の位置を通常の高さに戻し、かつ走らねばならないとなったとしましょう。そうなると脳への血流が追いつかず、フラフラするはずなのです。これには血管の中の血液が下がらないために弁がついていて、血圧が下がるのを抑制しているのです。

また逆に急に草や水を飲むために頭の位置を下げると、頭痛がするほど血流が増えてしまい、これまたクラクラするはずなのです。実はこれをコントロールする血流の緩衝機能が後頭部にありこれをワンダーネットと呼んでいるのです。

体の対応はホント素晴らしいです。

大学時代、解剖学の授業で聞いた先生の話ですが、キリンのお肉はとても美味しいそうです。でも先住民族の人たちは取り尽くされてしまうことを恐れ、絶対にキリンを食べないと聞きました。彼らは自分たちの環境や食べ物を守り、育ててゆくのです。きっとお金というものが出来てから、食べる分だけの獲物や作物を確保するといる考えが薄れ、富を得ることに執着してしまう発想が動物を絶滅させてしまうきっかけになっているのでしょう。

しんぷる いず べすと!

ちなみにキリンの写真は私の作品です。ちょっときれいでしょ。

ある日、真っ赤な・・・!!

火曜日, 10月 20th, 2009

8月の下旬のある日。久しぶりに私が休暇をもらっていた時です。病院に帰ってみるとなんだか変な胸騒ぎが。そっとそちらの方角を見てみますと、なんとそこには真っ赤な・・・・・。

そうです、既にご存知の方も居られるでしょう。旧式の縦長でポストの代名詞とも言える物体が立っておりました。実は数週間前より中学時代の友人から打診があり、ポストを置いてくれないか?と言うのです。

この友人、ポストが好きらしく(このとき初めてしりました)、わざわざオークションで落としたのだそうです。しかもこれが2本目。1本目は自宅の駐車場にあり、2本目は置く所がない。そこでこちらに駒が振られたのです。当初は裏の駐車場のオブジェにでもなればいいかあ、と思っておりまして、運び込まれたとき(予定では9月だったので)その位置を指定すれば良いと考えておりました。

ところが不意打ちを食らった格好になりました。でも実際に置いてみるとそれなりの風貌があるので、決してミスマッチではないようですが、しかし・・・・。病院の玄関に真っ赤なポスト。しかも中から見ると、丁度インターホンの場所だけにどなたかが立っているようにすら見えるのです。ちょっと不気味です。

また当初は投函されそうになられた3名くらいの方をお見かけしました。これは予測されましたので、予め張り紙と、投函口に裏側より遮蔽物を張りました。もしも投函されていたら、私は東登美ヶ丘1丁目のポストまでお使いをしなければなりません。やれやれ・・・。

それにしても人騒がせなオブジェが一つ舞い込んだものです。

追伸、

本当のポストとは色が異なることにお気づきでしょうか。本来はカシュー色というやや朱色がかった色なのだそうです。うちのポストは赤く色が塗られております。一度比較してみてください。ちなみに左が病院前のポスト。右は鳥取に行ったときの道の駅にあったポスト。色が全く違います。

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さてこのポスト。赤い部分と、下の石を入れて何Kgあるでしょうか。

ペットダイエット成功率85%・・・・

金曜日, 10月 16th, 2009

動物保険のアニコムによる調査では、ペットのダイエット成功率はなんと85%!!!(インターネットでの回答、9月に実施、有効回答数942人)

ペットが肥満である、肥満が気になると答え飼い主は26.8%(犬:25.7%、猫:36.9%)

ペットのダイエットの経験をもつ飼い主は54.8%

そしてダイエット成功率はなんと!!85%と高いのです。そしてその秘訣は?と尋ねると

1)我が子のために心を鬼にして頑張った!!57.4% (エライ!!)

2)健康のためにせざるを得なかった。 25.8% (辛かったなあ!)

3)家族一丸で取り組んだ。22.4% (よう頑張った!!)

そしてその内容は食餌の内容と与え方を変えた(89.9%)、おやつの内容や与え方を変えた(42.1%)、運動の内容と頻度を変えた(16.1%)、ダイエットサプリを利用した(2.2%)

食餌の中身については:食事の量を減らした(59.4%)、ダイエット専用フードを利用した(49.3%)、決められた量を計ってあげた(24.4%)、すぐに食べないと下げた(5.3%)

逆にダイエットを断念したケースでは:家族が食べ物を与えた(38.9%)、可愛そうに思ってつい与えた(38.9%)がトップで並んだそうです。

肥満から関節疾患、脊椎疾患、代謝疾患、循環器疾患といろいろあるのはヒトも同じ。

皆さんはこの数字をどう捉えますか?

秋 運動会

日曜日, 10月 11th, 2009

秋です。朝夕の気温差があり、少々気遣いの必要な季節です。今はややこしいインフルエンザが気になるところですが、秋といえば運動会シーズンでもあります。先日小学校の運動会に参加してきました。台風一過、やはり親たちは熱が入っており、早朝校門の開門と同時に目的の場所まで猛ダッシュ。若い親御さんはそれができますが、我が家はそうは行きません。はるか彼方まで走って行かれた方々を見送り、ゆっくりと毎年恒例の場所にたどり着くのです。そしておもむろにシートを広げてこれで朝の行事は終わり。ちなみにこの場所は樹の下なので陽射しが強くてもさえぎられ、結構風が通って気持ちのいい場所なんです。ですが運動場からは数m離れています。

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さて競技がはじまるとやはり気が気ではありません。特に燃えるのがリレー。帽子の色別に順位を競うのですが、何故か気持ちが入ります。抜いたり抜かれたり。もちろん子供が属している色を応援するのです。素晴らしいフォームの子供。フォームなんて関係ない!っていう走りの子供。周りを気にしながら走っている子供。バトンを落としてしまった子供。さまざまです。どれを見てもドラマがあります。子供の一生懸命な素顔は、いつ見ても素晴らしい力がみなぎります。

そして楽しい運動会は記憶に残ります。

エコポイント?エゴポイント?

月曜日, 10月 5th, 2009

テレビの配信スタイルが変るとかでテレビの買い替えが奨励されています。本当に地上デジタル化が必要なのか?とう疑問もありますが、これは全くの門外漢でありよくわかりません。また冷蔵庫やエアコンなどもエコという名前で買い替えを勧める会社やお店も続出。時々電話で「お宅のエアコン、使い始めて何年目?○○年以降の製品なら買い換えたほうが電気代がお得ですよ~」ってご親切なお知らせをしてくれます。ありがたい話です。

たしかにエコロジーなんでしょうけど、捨てる機械のことを考えると、その処理は本当にエコロジーなのでしょうかね。

そして政府もエコポイントなんてつけてしまって火に油を注いでしまっていますが、おそらく消費をあおって経済の復興を目指しているのだけでしょう。エコにかこつけた政策。気持ちはわかりますが、しっかりと消費者が考えておかないと、実はとんでもない無駄をしていることにすらなりかねません。この際一層のこと、テレビなんてやめてしまおうかなあ、どうせ見ても大した内容のものもないし~、なんて気にすらなります。まあ家内は韓国の時代劇が好きらしいので、おいそれとは提案できません。

どっちでもいいけど、あまり物を無駄にしたりするとエゴになってしまいやしませんかね。

市民農園(Klonilott)

日曜日, 9月 27th, 2009

先日私より10歳ほど年上の獣医師と話しておりましたら、「歳が行くと草花や植物がとてもいとおしくなるだよ」って言われ、気が付けば自分がその心情になっていることに気づきました。確かにそれまではあまり気にしなかった植物を育て始めたり、写真を撮ったりとやたら気遣うようになりました。しかしこれも歳相応ということならば、自然に受け入れるべきだと考えることにしました。逆らってもしかたありません。

そんな中、スウェーデンの市民農園(Kloilott)http://eco.goo.ne.jp/life/world/sweden/vol06/index.html。その存在を環境gooというサイトで知りました。市民は細かいルールを作り、そのコミュニティーを管理運営しているそうです。そこでは農作物はもとよりいろいろな草花も栽培され、植物を育む楽しさ、収穫する楽しさ、観賞する楽しさ、皆で集い喜ぶ楽しさを味わっているのです。

日本でもミニ農園といった貸し農園があちらこちらであります。とても楽しい作業でしょう。小さいながらも観葉植物を育てたり、草花を植えるだけでも、毎日その育成具合を観察しているとワクワクしてきます。たのしくて堪りません。

きっと市民農園(Kloilott)もそんな人たちでいっぱいなのでしょうね。一度そんな人たちの笑顔やキラキラした姿を見てみたいです。今は見に行くことはできなだろうし、自分自身もドップリと植物三昧は出来ませんが、いずれ触れてみたい環境です。憧れとしてノートに記しておきます。

動物フェスティバル 

木曜日, 9月 24th, 2009

お知らせしておりました今年の動物フェスティバル in うだアニマルパークが23日盛会のうちに終了しました。天候は晴れ。気持ちいい宇陀の広大な敷地で開催され、常設のドッグランでは誰もケンカすることなく、イヌたちは楽しそうに走り回っていました。

奈良市内からの参加も見かけました。メインプログラムの一つには、夏休みに子供たちが動物の話題を描いた作品の表彰がありました。どの作品もとても上手で(お世辞ではありませんよ)、とてもとても大人でも画けそうにないような絵ばかり。動物に囲まれた真ん中で、女の子が口をあけて笑っている絵がとても印象的でした。ちなみに東登美ヶ丘小学校の生徒の作品でした。(偶然!)

yuto4s優人くんも奈良市内から参加してくれたその仲間。しっかりとマテ、スワレ、フセができてました。そしてお母さん特製のクッキーをおねだりもしていました。楽しそうでしたよ。ちょっとこの日は疲れたかな?

 

 

 

sentokunそんな中、約束どおりのせんと君もやってきており、皆と記念撮影に引っ張りだこでした。特に大人たちのテンションが高かったです。

この催しは毎年行われます。地元の農作物の即売も大人気ですし、新鮮な酪農製品、ミルクやアイスクリーム大好評。機会がありましたら参加してみてください。

参加費、駐車場料。共に無料です。いいでしょ。

観光地Nara ミシュランの評価

月曜日, 9月 14th, 2009

  ヨーロッパの観光地やおいしいレストランなどを評価をして有名なタイヤメーカー ミシュランが、近頃日本の観光地やレストランなどの評価も始めました。その名も「ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン」。星なしから三ツ星まで4段階評価しているそうです。

  その中には三つ星「必ず訪れるべきだ」という最高項目に、東京、京都、奈良、日光、富士山、姫路城、厳島神社、飛騨高山と奈良が名を連ねています。素晴らしいことです。そのあと「非常に興味深い場所」の二つ星は鎌倉、金沢、伊豆半島、大阪、長崎、知床半島。名古屋、神戸、広島は「興味深い」にあたる一つ星と 続きますが、一つ星、二つ星と見ても日本人でも行きたい魅力的な所ばかりです。ミシュランに言わせると名前を載せることは道案内として必要だからしていること。名前が載ること自体が大切なのだ。星の数は利用者が後で納得することであると言っています。
  近年は奈良を訪れる修学旅行は減少している一方、フランス人は急増しているそうです。ちなみにこの本の表紙は夕焼けにうつる薬師寺のシルエットです。http://narashikanko.jp/j/whatsnew/michelin/

  もちろんフランス人から見た評価ですから、なんとも言えませんが、アメリカ人に聞いても京都は良く知ってますが、奈良のことはあまりしりません。まあ、評価ってさまざま。

とは言いましてもいつも控えめな奈良が三ツ星に入っているのは決して悪い気持ちはしません。やった~。バンザーイ。

 さあこの秋、奈良を見直しませんか?

緑っていいなあ

水曜日, 9月 9th, 2009

研究会出張の合間、皇居に行く機会がありました。その日は天候にも恵まれ、まさに晴天なり。のっぽな建物が並ぶ都心において、ひろ~い芝生や整えられた木々。そして日本瓦の建物があるだけ。本当にすっきりとした光景でした。あれだけ目線を邪魔しない光景が都心にあるのは羨ましいです。ちなみに皇居へいくのは初めてでした。近くまで行くことがあっても、なかなか足を踏み込めません。

奈良には平城京や飛火野があり確かに同じような光景があります。緑を大切にすることはとても管理が大変ですが、動物が生きてゆく限り不可欠なんですね。緑、即ち木々や草花は二酸化炭素を吸って酸素を作り、水を蓄え、時には食用になりそして人々の目を和ませる。動物たちの住処や隠れ家にもなる。もしこの緑がなくなったら本当に大変です。人々は食用の野菜を都会のビルの中で栽培し始めました。それだけでいいのかどうか、現在のところ説得できる人は限りなく少ないと思いますが、なんだか危うい方向だなあと感じます。

温暖化が叫ばれて久しく、近頃ではインパクトな言葉ではなくなりました。判っていてもどうすれば?と言ったとこです。少し前、ガソリンが値上がりした頃人々は、信号待ちなどでは車のエンジンを切っていました。今はごく少数かバス、タクシーくらいです。これからもアイドリングを止めていく運動は続けてゆきたいです。

30年ほど前、真鍋博さん(イラストレーター:大阪万博当時メディアでよく出ておられました)提唱で、ユックリズムという当時忙しすぎた日本人を揶揄して起こされた運動がありました。カタツムリがそのシンボルとして描かれていました。そこでは車を風刺し自転車を発展させ、すでに排気ガスの排出を減らそうともされた構想がそこにはあったのです。彼は星新一や筒井康隆などSF小説作家の挿絵も多く手がけ、独特の画風で親しまれていた傍ら、環境活動の立役者でもありました。

今一度彼らの作品に触れて見るのもいい時期かもしれません。読書の秋がそこまできていますから。

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