♪ 院長のココロなのだ!

M.ジャクソン

金曜日, 6月 26th, 2009

「フー」と曲の最後に雄たけびを上げるアメリカの歌手、マイケル・ジャクソンが亡くなりました。いろいろな人生を送ってきた人です。それに触れるには、私の知識もこのスペースも許さないでしょう。M.ジャクソンといえば私が開業してまだ5年ほど経った頃でしょうか、西宮球場でコンサートが行われ、スタッフ全員と共に観にいった事があります。

なかなか始まらないコンサート。時間が経っても始まりません。30分ほど経過した頃でしょうか、舞台の端から小さな男性が歩いてきます。そして音楽・・・・。しかし舞台で歌っているかと思えば突然後ろの装置で声が聞こえ、姿もそこに・・・・。大イリュージョンです。

前に歩いているパフォーマンスが実は後ろに進んでいる。ムーンウォークっていうのだそうです。どれを取ってもカルチャーショックでした。楽しいく、衝撃的で満足のいくショーを演出してくれました。

そんな彼が肌を白くすることは賛否両論?どちらか問えばほとんどの人は元のままでいいよ。って言う人が多いような気がします。これも彼の生い立ちや環境に源流があるのでしょうか。

やはり育つべきときに育ち、いたずらなどするべきときにして、叱られるときにしっかりと叱られる。これは彼だけでなく、子犬の社会化を見ているような気がします。その時期を逃すとネバーランドを作って自分より遥かに年少の子供たちとしか遊べない、変な大人になって行くのでしょう。えっ?犬はネバーランドを作らないって??家の人を寄せ付けない犬。これは既にネバーランドを作っていませんかね。

ほらあなたの後ろでムーンウォークをしながら「フー」って叫んでますよ・・・・。

M.ジャクソンもお墓に入って、ある意味「ふ~」って言っているかも知れません。

彼の冥福を祈ります。

室内音楽 

水曜日, 6月 24th, 2009

梅雨が過ぎればいよいよ夏です。院内の音楽を変えました。ハワイアンです。音楽って好き嫌いがあると思いますが、どうでしょう。またご意見お聞かせください。それまではウェスタンミュージックでした。なぜ?ウェスタンだったの?なぜでしょう。大きな意味はないのです。あるとしたら中学生だったころラジオで、京都の深夜放送番組を聴いていました。そのDJがかけてくれた音楽がウェスタンだったのが影響しているのでしょうか。

ジャズやクラシックを流していた事もありましたが、口の悪い友人が「みんな病気や怪我でつれてきるのだから、暗い音楽はアカンで~」と言ったのです。そのときはなんとも思わなかったのですが、良く考えればその通りです。そこでできるだけ緩やかで明るい曲風が多いジャンルを選ぶようになったのです。

ハワイと言えば楽園ですが、昔知人たちが遊びに行っているのを横目で見ていて「チャラチャラしたとこへ行ってるなあ」と思っていたのです。そこへ友人が一緒に行こうと誘ってくれたのですが、私は開業してまだ年月が浅く、病院を開けることが出来ません。しかし強引に誘ってくれるものですから、「お前がそう言うのやったら行ってやるわ。」と心と裏腹に高飛車に返したのです。

さあ、空港の空気が美味しいし、空は真っ青だし、暑いのだけど湿度はない。まさに楽園です。すっかりと「はまって」しまったようです。

しかしなかなか長い休暇が取れずに思い切っていくことができません。そこでせめて音楽だけでも・・・・と聴いております。

草が伸び伸び

月曜日, 6月 15th, 2009

梅雨が近づいてきました。なんだか湿度を感じます。こんな気候の時、青い草の匂いがあります。早朝、草を抜きながら空を見上げていると、ツバメの通り道が見えてきました。風の通り道でもあり、エサとなる虫の通り道だからでしょう。気持ちよさそうにスイスイ、スイスイ。あんな風に空を飛びたいですねえ。

朝早く起きて草木に触れていると、なんだかゆっくりと外でコーヒーでも頂きながら時間を過ごすのが楽しくなってきます。

こんな日に以前からやってみたかった寄せ植えをしました。ホームセンターで適当に観葉植物を買って来て、そこらへんにあった平べったい植木鉢にそれとなしにあしらうと、なんとそれらしく見えるではありませんか。そしてこれは以前から栽培していたシンゴニウム(我が名前と似ているから可愛いのです)を隙間に入れてボリュームを出すと出来上がりました。これぞ即席寄せ植えの出来上がり。少し遠めで写真を撮りましたので、いい感じではないでしょうか。しかし少しシンゴニウムがだらしなさそうですね。

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野鳥保護と子供

日曜日, 5月 31st, 2009

傷ついた野鳥や野生動物の保護も私たち獣医師の仕事です。人間の勝手で害獣、害鳥なんて言われているのは、甚だ動物たちにとっては気の毒な話しです。先日野鳥2羽の保護が立て続けに舞い込みました。そういえば小鳥が巣を離れる時期なんですね。1羽はシジウウカラともう1羽はメジロでした。両方ともまだまだ幼く、巣から飛び出たものの帰れなくなったようです。その日は朝から病院近くでシジュウカラのさえずりが盛んで、珍しいなあと思っていたところ、昼過ぎに近所のバイク屋さんがヒナを連れてきました。いつもならエサを与えて暖めて・・・・と保護するのですが、そういえば親鳥が盛んに騒いでいたのを思い出し、元の場所に鳥かごに入れて戻してやりました。すると母鳥でしょうか、一生懸命危険を冒してやってきているではありませんか。それもエサとなる虫をくちばしに挟んで。母はつよしです。

メジロも聞くと溝に落ちていたそうで、その近所を見渡すと家ばかり。どうやら落ちていた家の庭に巣を作っている模様。このヒナも戻してもらいました。するとやはり親鳥が急いで飛んで来て、一緒に巣の方向へ枝伝いに帰って行ったそうです。このメジロのヒナを見つけてくれたのは中学生でしたが、この子は数年前、小学校の木から落ちてきたやはりメジロのヒナを持ち込んできて子でした。当時は小さく可愛い男の子でしたが、今では立派な中学生になり、私より背が高くなっていました。その当時のメジロはその子を交えて皆で放鳥した思い出が蘇りました。

鳥も人も成長する様は見ていて目を細めてしまうものです。


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