大都会東京。本当に人が多く、遷都1300年祭の奈良平城京ですらみることがありません。
皇居一周。美味しい立ち食いそばを頂き、ゆっくりと木陰で休んだ後、先生の喜寿祝に会場へ向かいました。東京駅から3分ほどの立派なビルの4階です。途中横断歩道で先輩や後輩たちに会いました。久しぶりに会う面々です。そして目的のビルに入りエスカレーターに乗って目的階を目指します。他の集まりもあるのでしょう、いろいろな方が居られます。
すると途中階を歩いているとき関西弁で「先生!」・・・・「山尾先生!!」
ここは東京です。多くの人が集まっている会場ですから先生と日ごろ呼ばれている面々もたくさんいるでしょう。でも山尾という姓はそういないはず(実は山尾信吾という同姓同名で同じ学年の方が少なくとも1人は居られます。近畿圏内に)。どんな人だろう、その山尾って人は。と興味本位と本能が混じり、声のする後ろを振り返りました。
その声の主は思いっきりの笑顔で、しかも私の方に向かって手を振っておられます。(よくありますよね。自分の方に向かって手を振っている。でも実は自分の後ろの人に向けてのメッセージ。そんなこと知らないから反応したはいいけれど、事実を知ってしまった時の罰の悪さ)私は老眼と乱視ではっきりとそのお方が見えません。思わず叫びました。「誰??」すると声の主は「私!」って返事が返ってきました(このような時は少なくとも姓を名乗りましょう!私・・・ではわかりません)。女性です。数歩その方に向かって近づき全てがわかりました。
病院のお近くにお住まいで、以前イヌを飼っておられた方でした。(中学時代の友人のとっても愉快なお姉さまでもありました。)
しばらくお話をしましたところ、その方も大学の同窓会だとか。奈良でお会いすることはあまりないのに、こんな離れたところで。本当に偶然とは恐ろしいものです。
そう言えば以前早朝の信州のスキー場。動かなくなった車のラジエターにお湯をかけている御仁を見かけました。よ~く見ると高校の同窓生でした。
こんな話をその後の喜寿祝会場で後輩に話してみましたところ、あるのですねえ。このような話が。聞けばクラブの後輩2人がニューヨークのデパートの片や下りのエスカレーター、片や昇りのエスカレーターですれ違いざまにお互いが「あああああ~」って指を挿し合ったそうです。参りました。
実際、東京はおもしろい街です。大都会マジック!!