高の原イオンで買い物をしての帰り、携帯電話がなりました。大学時代のクラブの後輩S君です。S君は口を尖らせては文句を言うのですが、何故か可愛がれる人物でした。人徳というやつでしょう。
卒業後数年経って私は開業し、S君は会社務め。ところが12月の半ば、S君は長期の休暇が取れたのか、突然開業したての私の病院にやってきました。そして当時はお互い独り者でしたので、大掃除や買い物、食事を作ったり、果ては仕事を手伝ってくれるほど活躍してくれたのです。その後会社に戻りお互いの時間が過ぎてゆきました。
そして数十年ぶりに大学で再開したのです。彼はとても偉くなっていて、関東の医療機器会社の支店長さんでした。でもやはり私にはS君です。懐かしい懐かしいS君でした。そして大学構内を歩きました。その節は大変お世話になりました。今の私と病院があるのもS君のお陰です。ありがとうね。(これ、何回言わされたことやら・・・)
もう1人別のS君が先月電話をしてきました。彼は大学の同級生でかなり親しい友人でした。
彼は私とは異なりかなり行動派で、科学系の編集者として勤めた後、ニューギニアやアフリカに出向いて野生動物を追いかけ、その後東京で動物病院を開業。その間著書もたくさん。そして「おれさあ、今度参議院選に出ることになっちゃったよ。遺伝病の協会を立ち上げただろ。そしたら○○さんを頭にして物事を進めていたら、お前が選挙に出てお前が動かせ!って言われてさあ。」と言うのです。まあ関東ローカルのTVやラジオに出て、少しは名前が出ているので「ホンマかいなあ。関西のやつらに広めておくわ。」と答えました。比例区からの出馬でしたから関西でも役に立てるのです。やはり友人が選挙に出るってなんだかモードが変わるものです。
しかし結果は健闘むなしく敢無く落選でした。残念無念。S君。今度そっち行ったら飲もう。(私は直ぐに寝てしまうけど・・・)
こんなことには決してめげない、そしてガハハと笑い飛ばすS君なのでした。