先日飼い主様とお話をしてたところ、店頭では一般のプレミアムフードは高齢犬用から減って行っているとお聞きしました。
H社の一般用プレミアムフードも高齢犬用として7歳、10歳、13歳とラインアップがあったり、他社もいろいろ工夫を凝らしているみたいです。
やはり高齢動物の比率が急激に増加しているという事でしょう。
もちろん長生きはいいことです。痛くなく、苦しくなく寿命を生きることを目指してゆきたいです。
長生きはして欲しいが、苦しんだり、痛がったりしたところは見たくない。とよく仰います。以前、私はこの台詞について人のエゴだと思いました。見たくない、ではなく痛がらせたくない、苦しませたくない、が正しい表現だと思っていたのです。
しかし今はどちらでもよいから、安心した楽な生活を目指せばよいなあ、と考えます。
獣医学は急激に進歩を遂げ、高度医療も多く取り入れられている現在。動物たちにはとても頼もしい事だとは思います。どんどん新しく本当のことがわかってくるにつれ、老齢動物たちの付き合い方も変わってきました。
Foodがそうであるように、マッサージや歩き方の補助、またはリハビリをしてあげる事により以前より歩く事や活動が活き活きしてくることもわかってきました。
身近にいる動物たちと楽しく生きてゆくために、いろいろ病院ではお話をしております。皆で工夫をしてゆきましょう。