カワセミ君と再会です。そして今度はカメラを持っておりました。
日曜日の午後。天気が良いので自転車に乗ってブラリと出かけました。以前カワセミ君のであった衝撃の公園の池では、ぐるりを釣り人がおられ、これではカワセミ君はでて来れないでしょう。早速諦めて平城宮へ。
しかしここはツグミとムクドリが占拠しており、おいしそうに地面の虫を食べていました。
夕方に近づき気温が下がってきたので私は退去する事にしました。しかしどこか「まだ見ることができるかもしれない」という思いが頭を離れず、とある御陵を経由して帰る事にしました。ここは住宅地が隣接しているので多くの方々が通過する道です。
その日も数名の方々か歩いて居られ、邪魔にならないように自転車を走らせていました。
すると「キ~、キ~」と古びた自転車のブレーキに似た声?がしました。もしかしてこれはカ・ワ・セ・ミ?
数m来た道を戻り、とりあえず自転車を止めカメラを出してソッと座る。とすると「ザバッ。キ~キ~」水の飛び込んで木の茂みにまだ止まったようだ。水面に輪っかができている。息を殺して観察開始。心の中では「どうか人やバイクが通りませんように!!」と願いつつ。
すると見えた。光り輝くコバルトブルー。どっちを向いているのだろう。背中から頭部のいろだろうか。
そのうち嘴が確認された。そして向きを替えてくれたので全容が見えた。でも私の手持ちのレンズでは小さくしか見えない。仕方ないか。と数分過ぎたとき、飛び出した。そして手前の石垣に留まった。
また数分経ったとき、再度飛び立った。するとまた近くに来てくれた。興奮するとどうも美味くピントがあいません。
見つけてから見失うまで250枚ほどの写真を撮りました。しかし帰ってからチェックするとどれもピントが合っていません。1枚だけカワセミ君が飛び立つ瞬間を撮れたのがせめてものプレゼント。きっと彼が自分から合わせてくれた様に思います。
この日の帰りはニヤニヤしながら自転車を漕いでいたので、前から来た人はきっと気持ち悪かったでしょう。