以前タイで発生した津波の映像は幾度も幾度もTVで見ました。が、今回ほど規模の大きい、しかも国内の津波が襲ってくる映像ははじめててです。利尻島で発生した津波のときは、たしか事後の映像でありました。あの時は被害の大きさに驚いたのは事実でしたが。
町がひと呑みされ、数千人規模もしかしたら一万人以上は不明者が居るというではありませんか。しかも地震発生から数分で襲って来たと聞きます。あれでは逃げようもないだろうし、お年よりは犠牲になってしまうでしょう。
心からお悔やみを申し上げます。胸が苦しくなる出来事です。
私の知人、友人などいろいろ当たってみましたが、どうやら皆無事が確認されだしました。盛岡もようやく電力が回復し、電話が繋がりだしたようです。
地震の国内年表があったので見てみました。すると三陸沖で発生した地震がこれほどまで多いとは思いませんでした。ここは震源地の大元みたいなところで、深い深い日本海溝がある場所ですが、まだ地形的には活動的に動いている若い地形なのだろうと思われます。
そんなところに原子力発電所を作ったのは正解なんでしょうか。住民との問題。都市圏に電気を供給するための距離。冷却水の問題とさまざま山積していると思いますが、施設が破壊される可能性が日本でも1,2を争うほど高い場所で、果たしてこれほどナーバスな性質の施設を建設してしまう事情とは何なんでしょう。これが政治でしょうか。
今回の発電所ダウンに対して自動車業界はしばらく工場の操業停止を決定しました。まずは都市圏の電力確保が第一目的だと思われます。
関西圏も電力の節約をお願いするチェーンメールが出回っています。間違った内容ではないようですから、節約に努めることに賛成です。
私たちは被害が発生している箇所と距離がかなりあり、情報の信憑性、正確性はもとより、手助けをするにも事実上困難を来たします。
できる事はする!この姿勢を絶えず守りたい限りです。
一日も早く地震が収まり、被害者の方々の生活に安寧が訪れる事を願って止みません。