以前ここでもご紹介しました「にしたに朱微さん」のライブ。行ってきました。
場所は心斎橋のアップルストアーをアメリカ村に曲がり、ビッグステップの隣りにあるSorp Opera Clasics。若い人たちが多くって、オッサンは疎ましがられるんだろうなあ、と覚悟して入店。既にステージではピアノの弾き語りが始まっていました。薄暗がりで感じたお店の印象は、結構狭く、冷房は利いていて空気がきれいです。どうやら誰もタバコを吸っていません。ライブハウスといえば空気が汚れていて、お酒を飲みながらステージと客席は一体!ってとこだと想像していました。
実は今回ライブのお誘いを頂いたにしたに朱微さんは当院の古くからの患者様で、歌手をなさっているのは最近になって知りました。先日ライブのおはがきを見せて頂き、久しぶりにライブという言葉に誘われて「行きます」って言ってしまいました。しかしこの歳でアメリカ村のライブハウスに行くのはいささか考えもので若干後悔したのは事実です。
そこで中学時代の友人2人に声をかけて、オッサン3人組で攻撃を仕掛けました。一人は大阪で自営業を営むH君。もう一人は公務員をしているS君。久しぶりにあう3人でしたが気持ちよく意気揚々とお店に行きました。
ピアノの弾き語りが終わり、次の演者に変わるとき照明が明るくなりました。そしてテーブルについて周りを見渡すと、複数どう見ても60~70歳代の熟年の方が居られます。また女性も多いのが印象的でした。
どうもイメージと異なるライブハウスでしたがとっても快適。
そんな環境で演奏や歌を聴いていますと、とっても迫力があるのはもちろんですが、歌声や音に秘められた情景が浮かび、言葉に説得力を感じます。そして自分の経験と重ね合わせ、いろいろと考えるチャンスが芽生えるものでした。
にしたにさんの歌は躍動感があったり、賀茂川の情景を歌った歌では懐かしさがあったり、僕にはとっても身近に聞ける音楽で、あっと言う間にファンになりました。
これはどんどん中高年層もライブハウスに行くべきです。難しい事を考えたり説教するばかりではなく、自分のことを省みる場として参加してみるのはいかがでしょうか。