いろはに金平糖・・・なんて子供のときに唄ったことがありました。
白、黄緑、桃色が定番で売られていたものです。飛び切り美味しい!というイメージではなく、祖父・祖母の家に行ったとき袋ごともらった記憶も被さるお菓子です。
おそらく数が多いので、子供は1つずつ食べるしおとなしくしてくれているだろう、という意味合いが込められていたのでしょう。いわゆる大人の事情を加味したお菓子だったのかもしれません。
先日京都に参りました際、見つけました金平糖の専門店。なにやら高級そうな金平糖です。
お店に入ると当たり前の事ですが甘い香りが漂い、色様々な金平糖がいっぱい店内に展示されていました。
カボチャ、パイナップル、さくら・・・・・。
店員さんが1つ、1つと味見をさせてくれます。ほんのりとした味が口の中でジワジワと広がり、香りも鼻から抜けてゆくのが判ります。
子供のときに味わった金平糖とはまた違った、大人のための金平糖。
光にかざしてみると透明感溢れた造形がとっても美しいお菓子でした。