大分大学 工学部 生物工学専攻の宇田教授がこのたび、狂犬病に感染させたマウスに、狂犬病ワクチンを接種した人の白血球から取り出したスーパー酵素を与えたところ、世界基準の14日間以上生存させたという記事を読みました。
これはとても素晴らしい事で、狂犬病に感染した人間は、すぐさまワクチンを接種しても助かるかどうか・・・・という病気なのです。
皆様の記憶にも新しいと思いますが、2006年京都と横浜の2ヶ所で偶然にも日本人の狂犬病感染例が出ました。双方ともフィリピンで犬に咬まれた経歴がわかり、すぐさま狂犬病の感染を調べたところ黒と判ったのですが時既に遅しでした。
それがこの酵素が実用化されれば治ってしまうのです。
日本は清浄国ですがアフリカ、インド、中国、アメリカなどなどでは今でも感染した動物がいるのです。そして人の感染例も後を絶たないのです。
海外旅行がとても身近になった今、動物が好きだからと言って、安易に触れてはいけません。
この酵素が開発され世に出てくることを期待しましょう。
そろそろ狂犬病予防注射の季節です。今年も忘れずに接種を受けてください。