日曜日の夕方、2~3時間ほど自由になることが出来ました。
そうなると以前よりお庭がライトアップされると聞いていた東福寺の天得院に出発です。
東福寺と言えば昨年末、龍の天井絵を拝観するために行ったお寺でした。その時観光ボランティアの方にお聞きしたのですが、昔はとても広大な敷地を持っており、南は伏見稲荷の当たりまであったそうです。
今の時期は紅葉が美しくとても多くの参拝客が訪れるため、平素は開放してある駐車場が閉鎖されていました。
ふと近くを走っていると3台しかないコインパーキングがたまたま1台空いておりました。
空はまだ夕日が沈んだばかり。お寺のお庭の縁側にたどり着いたときにはまだ青白い空。既に多くの方々が縁側に腰掛け、既に始まったライトアップを楽しんで居られる最中です。
時が経つに連れ、一面が真っ赤にそまる紅葉ではないけれど、土塀に微妙なグラデーションを描く影と対照的に緑の松と補色の赤いモミジが共存している風景に、日頃あり得ない角度の光が当たり、庭石、ツワブキがとても可愛くそして堂々と見える構図に見とれてしまいます。
庭を一面覆っている苔にも光の筋が映し出され、これまたドキドキする演出に見えました。
そろそろ紅葉もピークを迎え、今年は寒い寒い冬と聞きました。
皆様方、くれぐれもお風邪など召しませぬようお気をつけ下さい。