節分は旧のお正月と聞きました。
鬼は外、福は内と掛け声も最近はめっきり減ったような気がします。これも少子化のせいでしょうか。
土曜日夕方京都の吉田山神社と聖護院さんに行きました。この数年聖護院さんへは毎年節分にお参りしており、なんだか習慣になってきたのかもしれません。
近くの方に聞くと節分と言えば「吉田山神社」でしょ、と言われたので、昨年お参りに行ったのですが、2日の夜には追 ・(ついな:にんべんに難)式またの名を鬼やらい神事が行われると知ったので早速行って見ました。
開始は18時からだそうですが、仕事が終わって車を走らせ、上手く駐車場が見つかってもギリギリの計算。
5時40分ごろ到着したものの早足で吉田山の坂道を登ったものですから、呼吸は荒いし汗はかくしでコンディションは良くありませんでした。するといきなり参道を鬼が赤・青・黄の順番で山を降りてくるではないですか。まるで待っていてくれたみたい。
急いで慌ててカバンからカメラを出して撮影を試みるも、こんなときに限ってトラブル発生!シャッターが切れません。電気系統の故障です。その上レンズの選択がいけませんでした。どうせ近くからは写せないだろうからと、望遠レンズをつけていたのです。鬼は目の前2mほどのところを「ウオ~、ワオー」って叫びながら意気揚々と赤・青・黄の順番でやってきます。
無念にも撮影できず・・・。まあ仕方ないかぁ、と心は腐りながら本元宮にお参りしました。
その跡本宮に行くつもりで参道へ出ますとすっごい人・人・人で身動きが取れません。
困ったなあと思っていると、近くを歩いている方が「また鬼は参道を登って来るからね。」と仰っているのが耳に入りました。それはいい情報です。
待つこと10分ほど。確かに鬼が戻ってきました。
松明を掲げた子供達や陰陽師に扮した人たち。そして鬼達。
その集団が本宮で神事を行って鬼達は心を入れ替えたのでしょうか、本元宮に戻るようです。
なかなか見ごたえのある神事でした。
これで無病息災、平和と幸福をお祈りできました。