急に夏のように暑くなったり、かと思えば4月上旬の気候になったりと、気温に翻弄される毎日です。
このような季節は草木や鳥や虫たちは大忙しです。
さて先日臨時休診を頂き、神奈川へ出張して参りました。会議は午後からだったのですが、早朝の新幹線に乗って新横浜へ8時半着。港の周辺を散策し中華街のひなびた料理店で少し早めの定食を食べ、そして会議会場である母校へ参りました。
私たちは出張などなかなかない仕事ですから、このような機会があるととにかく時間を最大限有効利用しようと考えます。ですから使える時間は早朝からでも使いますし、出先の移動に自転車が必要であれば自転車も利用します。
昨年は自転車を携えてスカイツリー周辺から御茶ノ水を散策してきましたが、無念にも今年は盗難にあって自転車がないので全て徒歩です。(おととしは歩いて回って靴づれを起こしました。ですから今年は歩ける靴を履いて、会議用の靴は持参して行きました。)
まず桜木町という駅で下りて港へ向かいますと、真っ先に逢ったのが商船大学の練習船でもあります帆船「日本丸」でした。あいにくこの日は帆を張っておりませんでしたが、全ての帆を張ったときの勇姿は素晴らしいものです。
30年ほど前、大阪湾で帆船パレードがありました。そのとき日本丸も来ており、私もその姿を住之江の港べりで見た覚えがあります。
横浜のこの界隈は再開発のため、相当近代的に変化している一方、昔の建築物も多数存在し、その調和が素晴らしい地域です。
馬車道という通りにさしかかりますと大勢の人がゴミバサミを片手に、町中のゴミを拾わんばかりの勢いで清掃されていました。よ~く見るとあちらこちらでも同じような規模のグループが清掃に当たっていました。
観光を盛り上げるにはやはり綺麗にするとこからなんですね。
馬車道から少し入ったところに「六道の辻」がありました。これは京都東山の六道珍皇寺に代表される、この世とあの世の境目という意味です。横浜にもあったのです。驚きました。
あの世とこの世の境目でしょ。横浜には似つかわしくないような通り名です。
しばらく歩きますと「赤レンガ倉庫街」と言う場所にたどり着きました。
この日はイベントが組まれているらしく、あちらこちらでテントの組み上げ作業が行われておりました。
赤いレンガで覆われた大きな倉庫は、風情があっていいものです。
海上保安庁の「はまかぜ」が停泊していました。
その前の陸では、おじいちゃんと孫でしょうか、魚釣りの準備に余念がありません。
沖を眺めていますと遠くに横浜ベイブリッジが堂々と本牧埠頭と大黒埠頭を繋いでおり、小さく見える車がたくさん往来しております。
その手前に大桟橋埠頭がありました。きっと大きな旅客船によって利用されるのでしょう。
この日は新幹線でサンドイッチを食べただけでしたので、お昼ごはんは中華街で食べようと決めておりました。もうそろそろ移動しなければなりません。
すると街中ではあちらこちらでイベントが繰りひげられ、横浜税関を通り過ぎると歴史ありそうな建屋の神奈川県庁では、この日、開放しており、会議場も見せてくれるというのです。早速中に入ってみました。
荘厳な階段を登り・・・
さすがに会議場は荘厳な雰囲気漂い、来てよかったなあと思わせる場所でした。
路上ではいろいろなパフォーマンスや露天が出て、とても賑やか。どこかのゆるキャラもいました。
やっとの事で中華街に到着。しかし有名店はあえて避け、少し離れた中華料理屋さんに入りました。案外こういうのが安心できるので・・・。
エビチリの定食を頂きました。うん、間違いではありませんでした。美味しかったです。
さあ会議の時間が迫っています。少し急いで関内という駅に向かいます。
途中、横浜球場の横を通り過ぎますとここでもファンイベントが開催されていました。
気候の良い5月土曜日でした。