昨日、京都では日本三大祭の一つである祇園祭の鉾市内巡行が行われました。天候も良く良い厄除けになってくれれば良いなあと感じます。
さて先日16歳の老齢の犬が検査のため入院しました。後ろ足が日頃からおぼつか無いまでも、何とか歩行している子でした。
入院室はステンレス製の部屋です。病院はどうしても衛生管理を重視するため、材質は滑りやすい素材が多いのが欠点です。
1日入院後の翌日、その子は後ろ足で起立が出来なくなっていたのです。
外の駐車場へ連れて行って、すべりにくいところで立たせてもお尻からペタンと座ってしまいます。
結局お家に帰って滑りにくいところで立たせるようにして頂いたところ、その翌日には起立が可能になり、そのまた翌日には歩行も出来るようになり、今では問題なく散歩もしております。
老齢動物は1日歩行しないでいるとたちまち歩けなくなるのです。
病院でも出来るだけ散歩に連れ出したり、歩行練習をさせるのですが、どうしても床材の摩擦係数が低い事から歩きづらく歩きたくなくなるようです。
歩きたい、食べたい、オシッコがしたい、排便をしたい。という要求にすぐに応えてあげないといけないのが老齢動物です。
床材の選択をしなければなりません。
ご自宅でもフローリングが多くなった昨今。一度考えてあげてください。