奈良の動物病院 山尾獣医科病院

安心して、気持ちよく来て頂ける動物病院。そして頼りになる動物病院

夜間救急病院からのレポートから

先日南京都夜間救急病院からのお手紙に、今年一年の感想が述べてありました。

この一年で多かった処置の1つに「催吐処置(吐き気を促す処置)」が挙げられています。

内容は、タマネギ、チョコレート、おもちゃ、人の風邪薬や睡眠薬も目立ったそうです。

たしかに高血圧の薬や血糖降下剤もよく経験します。

それ以外に縫い針、釣り針、爪楊枝、竹串などもあり、いつもヒヤリとします。

釣り針は特にたちが悪く、家族が釣りに行った後、釣具を洗浄して干してあったときにネコが遊んで飲み込んだ。というのもありました。釣り針はなかなか抜けない仕組み(もどり)がありますので、一度飲み込んだらとっても厄介です。食道に刺さってしまうと開胸手術(麻酔をかけて胸を開いて行う手術)をしなければなりません。相当の危険が伴います。

ボタン電池を食べた子犬もいました。

レントゲンではっきりと2個食べたのが判ったので、開腹手術で摘出できましたが、取り出してガーゼの上にポンッと置いた瞬間、電池の上と下の部分が開いて中身が出てきました。これもゾッとしました。

兎にも角にも人の身の回りの物を、動物たちは魅力あるおもちゃとして狙っています。

皆様方。十分にご注意くださいませませ。

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