今年のお正月は比較的安定した気候でした。とは言え年々減少する正月気分の中、自宅のダイニングでTVを見ながらぼ~んやりしておりました。
こんなときはミカンとかおかきとかクッキーなどが近くにあれば、寂しい口を愉しませてくれます。
丁度そこにクッキーの缶が2つ。
1つの缶を取り上げ蓋を開けますと、色とりどりのきれいなビスケットが僕を見て笑っていました。
いや少なくとも僕には笑って見えました。
席を立ってお茶を入れて座りなおし、1つ口に入れました。
ほのかに甘い、しかし甘すぎない味。これは高級な証拠だ・・・!と僕の脳は判断したのです。
そしてもう一口。二口目には脳は完全に決定しました。
お茶を含んで三口め。口の中で溶けてしまう。そしてこの小さな大きさがまた良いんだ・・・!と満足げに味わいました。最近のお菓子は甘すぎたり辛すぎたり。これでは体に良いわけがない。やはりこうでなくてはいけない。
続いて四口め・・・・・・・。
満足してくると非常に些細などうでも良い事かも知れないことに引っ掛かりを覚えました。
形と色です。
賑やかな色合い。これはどうしてだろう。大人のお菓子にしては艶やかではないかな。
そして決定的なのは「なぜ!骨の形」に似ているのだろう。
五口めを運びながら缶からビスケットの袋を恐る恐る出して見ますと・・・・・・・・
そこには「ワンワン ビスケット」
やってしまった。正月早々だよ~。うわ~。
でもそこそこ美味しく感じてしまったのが悔しい。
ビスケットが僕を見て笑っていたのはこれだったのか~。
ところが口の中のものをそっと出して裏を見て少しホッとしました。
なんとシニア犬用です。僕には丁度よい年齢ステージだったのかもしれません。
このビスケット。冬休みで帰宅していた長女が、愛犬の為に近くで購入してきたそうです。
ややこしいがな!