1月の第4土曜日は若草山の山焼きです。昔は成人の日に実施していた風物詩でした。
若草山山頂にある前方後円墳の霊魂を鎮める仙人の祭礼とも言われているそうですし、また東大寺と春日大社・興福寺の仲たがいの末に起こったとも言われているようです。
なにはともあれ、現在は防災訓練の役に立っているそうです。また芝生の新芽を出すための野焼きとしてもいいそうです。
まだ間近では見た事はありませんが、このたび大学の県支部総会を山焼きが見られるお部屋で開催しながら眺めることが出来ました。
数日前からこの日は午後から雨が降る予報でしたのでかなり気遣ったのですが、午後4時半頃の予報図により「雨雲ズームレーダー」を見ておりました所、この時点で雨雲は岡山当たりでしたので、奈良に雨雲がやって来るのは恐らく8時ごろだろうと予測しました。
よ~しこれなら点火が見られる。と安堵。
いよいよ6時15分。天候も何とか持ちこたえた様子。
花火が上がります。
本来はカメラに張り付いて撮影に集中したかったのですが、参加者の皆様方のご好意があったとは言え、やはり総会中でしたので片手間の撮影となってしまいました。
3年前にどこかで見た時より、花火のボリュームが減少したように思われます。
またその時は花火と山焼きがコラボレーションしていたようにも記憶しております。今年は別々に実施されたのでしょうか。防災の面からの考慮かもしれません。(と思ったのですが、記憶とは頼りないもので、過去の写真を見て見ますとやはり別々でした。勝手な想像では一緒にやった方が豪華だなあと脳が暴走したようでした。)
そして6時30分点火。
勢い良く火が燃え盛りました。この数日雨もあまり降っておらないためでしょうか、とても元気に燃えてました。
数分もしないうちに
瞬く間にどんどん頂上目指して火は昇っていきます。凄まじい勢いでした。乾燥時季の山火事が怖いと言うのはよ~くわかります。
これで何か占うのでしょうか。景気が勢い欲上向きになる・・・とか。今年は豊作さぞ・・・とか。
そして4~50分ほど小さな火があちらこちらで燻っている様子が見て取れ、ようやく山焼きも無事終了したのです。
その後総会はまだまだ続き、有意義で楽しい時間を過ごすことが出来ました。
終了後8時30分ごろ会場を後にしました。空を見上げると雨が降ってきてました。
帰宅後、このようなサイトを見つけました。 若草山山焼きガイド
来年は間近で見てみたいものです。