鉢伏山といいますと兵庫県にあるスキー場として有名です。谷を挟んでお向いには、氷ノ山という小さいながらも雪質のよいゲレンデもあります。
奈良からは車で3~4時間ほどの距離。現在は中国自動車道 吉川JCTから舞鶴若狭道へ入り、次に舞鶴若狭道を春日JCTで降りて北近畿豊岡自動車道(春日和田山自動車道-遠阪トンネル自動車道)を走って、終点 八鹿・氷ノ山インターチェンジで降ります。そこから国道9号線(山陰道)へ降りてひたすら西に向って走りますと目的地鉢高原に到着です。
この道のりを連休中の午前診察が終わり次第、重大な問題がないことを確かめ、午後2時15分ごろ出発しました。さすがにゴールデンウィークです。中国道 宝塚あたりまではお約束の渋滞でしたが、その後はスムースに走り、鉢高原に到着したのは午後5時半ごろでした。3時間15分ほどかかった計算です。
昔は中国道 福崎で降りてひたすら国道や県道を走ったものです。
途中にはこの季節鯉のぼりが谷あいを泳いでいます。
また棚田もきれいに整備されていたのですが、農家の高齢化が原因でしょうか、今年は棚田の田植えが一部しか行われていませんでした。
鉢高原には友人の高校時代から利用しているとある高校の施設があります。僅かな利用料金と食料を持ち込めば泊まる事ができるのです。設備は老朽化が進んでおりますし、暖房設備もありません。寒ければ毛布を重ねて寒さに耐える。腹が減ったらそこらにある野草をてんぷらにして食べるか持ち込みの食材を食べる。風呂などとんでもない。トイレは最近ようやく水洗になったけど、水道から出る水はそのまま飲水に利用するのは薦められない。という施設。いわゆる山小屋です。
しかしここには人を呼ぶ素晴らしい自然があるのです。
例えば夜空。満天の星、★、ほし・・・。
不気味なまでの暗闇。
鳥のコーラス。
もう堪りません。
夜12時半頃まで友人達と話をしてそこから仮眠を取り、朝4時半起きですぐに帰宅です。
友人もこの日は診察があるので2台で山を降りました。
まだ朝日が昇る前の山間は、僅かな時間で色が変わります。とても美しい瞬間。
この時間をゆっくり堪能できないのが残念です。
また異なった季節に残しておきましょう。
そして7時20分到着。シャワーを浴びてご飯を食べて午前の診察に備えました。