水曜日の朝。昨日からの強い風と雨がかなり形を潜めていました。
午前中の予約診療を終えて空を見上げますと、どうやら雨は上がったようです。しかし少し肌寒い気候。さて天気予報で雲の動きを見ますと、大きなまとまった雨雲は中部から関東に移動していました。近畿は雨雲の尻尾がちょろっと残っているだけ。
これは午後から確実に晴れてくるパターンです。天気予報を信じてもいい感じ(気象予報士さんに失礼ですね)。
そろそろピークを終えた葛城山のツツジを見に行く事にしました。
軟弱にもロープウェイで山頂にアタックです。乗り場には60名くらいの方々がすでに並んで居られました。天候は曇り。しかし山頂は雲で見えません。でも1時間もすると晴れるはずです。
ロープウェイは1回待っただけで乗ることができ、乗ってみると思ったより速度が速く山頂まで6分。あっさり山頂に到着です。
しかし気温は登山口より3~4度ほど低く、標高959mはやはり舐めてはいけません。時々薄着の方や、クロックスを履いて登っている方を見かけましたが危険です。
ロッジの近くにツツジの群生が見られるはずです。そこでロッジを目指します。
道はやはり雲の中。霧が立ち込めたようにガスっています。
ロッジ近くになると急に目の前が開けます。
人々が歩いていく方向についていきますと、素晴らしい光景が・・・見られるはずですが・・・。やはり雲の中。
まだ時間が早いようです。
ちょっとお腹がすきましたので、家内とお弁当を食べることにしました。
すると2分もしないうちに時々雲の切れ間から青空。
雲が目の前に浮んでいます。
反対側を見ると真っ赤なツツジが見え隠れしているではありませんか。
巷では一目百万本というそうですが、これではせいぜい千本くらいでしょう。
しかしとても幻想的です。このような気象状況だからこそ見る事ができる光景でしょう。
そして待つこと数分。とうとう待望の晴れ間が。
真っ赤と言うより朱色の世界。これぞ一目百万本!ヨッ!!大統領!!(なんで大統領なんでしょう。日本には大統領はおりませんが)
ツツジの絨毯です。ところどころ枯れているそうですが、遠くから見ている分には判りません。ちなみにこのツツジの背丈は人の背丈ほどあります。人が歩くとツツジのジャングルを歩いているようです。香りは町なかのツツジほどはありません。
この場所から少し北へ歩くと大阪湾から神戸方面、山を挟んで奈良盆地が一望できる、正に三角点のある本物の山頂があります。
こちらも景色が楽しめました。
小学校や中学校の遠足などでしか行くことがなかった葛城山でしたが、このようなツツジや紅葉を愉しむこともできるのだと判りました。