心不全を持っている犬の割合ってご存知ですか?
統計によりますと10歳以上の犬の30%以上が心不全を持っていると言われております。
とても確率が高いのです。
2011年度のJKCランキング上位10位の人気犬種の中では
1位 プードル、2位チワワ、3位ダックスフント、4位ポメラニアン、5位ヨークシャテリア、7位シーズー、8位マルチーズ、10位パピヨンが心疾患好発犬種でもあるそうです。(ほとんどの小型犬が発症するのでしょうか。いやいや大型犬もあります。)
そこでどのように自宅で看てあげればいいのでしょうか。
1)咳をよくする。(興奮後や運動後)
2)散歩の途中で休みたがる。
3)おとなしくしている時の呼吸数が増加する。
などがポイントです。
特に最近言われ始めているのが3)の呼吸数の増加です。
安静時もしくは睡眠時の1分間の呼吸数を数えるだけです。これがあるとき20%以上増加していたら病院に来ていただく目安になります。
この調べかたはとても感度が良く、僧帽弁閉鎖不全症というとても多い心疾患では92%の感度であるようです。
確かに心不全になると血液を脳や他の器官に送ることが滞り、呼吸数を増やさないと体は立ちいかないわけですから。
また呼吸が苦しいと食欲も落ちます。すると痩せてきます。
体全体がいろいろ症状を発してくるのです。
Heart2Heart Canine RRR App というアプリケーションがあります。(スマートフォン、タブレット専用アプリケーション)
一度試しに呼吸数を記録しながら健康管理に努めてみてはいかがでしょうか。
心疾患を患ってからではわかりにくいので、健康なうちから管理してあげましょう。
7歳以上の子は毎月30日は呼吸数測定の日!!としては?