奈良の動物病院 山尾獣医科病院

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自生植物群(いわゆる雑草)

昨日の昼間、予定していた手術が延期になりふと時間が空きました。長梅雨の空を見上げていると少しいい風が吹いています。そうだ!1時間ほどあるし、伸びてきた雑草を抜こうと奮起しました。うちには雑草の抜きの師匠がいます。看護士の縁光女史です。師匠に一言お断りを入れてから開始です。長雨のため、土も適度にやわらかく、いつもなら難航する根っこの長いタンポポのような植物もスルスルと抜けます。土の表面に張りめぐるように伸びて、乾燥にもとても強い植物もスルッと抜けます。ただ黙々と作業が進みます。一心不乱です。

植物はいかにして生き延びてゆくのか。なんて難しいことではないのですが、

1)根っこをなが~くして土の深いところから水分を摂っているもの。

2)土の表面にへばりつくようにして水分を摂っているもの。

3)摂った水分や栄養を肉厚の葉に蓄えているもの。

4)地下茎でつながりあってお互いが助け合っているもの。

5)必ず水分の多い壁際でしか生息しないもの

6)束になって繁殖してしまい、なかなか抜くことができないもの。そして束になっているので、その根っこの部分はとても保水がいいもの

この6種類が裏の駐車場には観察されました。まるで小学校の夏の宿題みたいです。

これってまるで人の生き方に似ていませんか?自分ならどのタイプで生きてゆくのか。少し考えてしまいました。

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