七草粥の食材は時々スーパーマーケットなどでも陳列販売されていることがあります。
最も古い記録としては991年醍醐天皇に後院より七草を献上したと言う記録があるそうです。
一般に私たちは七草粥を頂く習慣は然程なく、知識としては知っていても特別な時にしか食することはありません。
先日伏見区の御香宮で七草粥が頂けると聞き行ってきました。
到着すると既に行列ができておりました。
せり、なずな(ぺんぺんぐさ)、ごぎょう、はこべら(はこべ)、ほとけのざ、なずな(かぶら)、すずしろ(だいこん)
これらの食材は6日の夜から7日の朝にかけて準備するそうで、
せり 午後6時、なずな 午後8時、ごぎょう 午後10時、はこべら 午後12時
ほとけのざ 午前2時、すずな 午前4時、すずしろ 午前6時、
午前8時に東の祝水にて調理する・・・と書いてありました。
面倒ですねえ。
お釜で温められたお粥からは、とても美味しそうな湯気が立ってます。
お椀によそわれて七草を上からそっと載せます。
お箸と一緒に塩昆布も頂き、それと一緒にお粥を口に注ぎます。
中にはお餅も入っていて、神様からのお下がりを頂戴しました。
今年一年皆元気で過ごせますように~。
偶然前に座った年配の男性。「どっから来たん?」と聞かれ「奈良から」って答えるとご本人も奈良の人。いろいろお話もしたり大声て笑い合ったり、そんな袖すり合うも他生の縁もどこか楽しい街中の行事です。