いまやHACHI(ハチ)と言えばリチャード・ギア主演の映画の題名です。駅で飼い主を待ち続けた忠犬ハチのアメリカ版映画だそうです。8月には封切りですが、今見てみたい映画の一つです。
しかしハチといえば当院の初代輸血犬の名前でもありました。白くて紀州犬が混じったオス犬でした。そもそもは勤務していた病院に交通事故で運び込まれ、最初はとっても臆病な子でした。丁度その時期私が独立することが決まっていましたので、もらいうけ押熊にやって来たのです。すると臆病でいつも額にしわを寄せていたハチは、裏庭を元気に走っているうちに、とっても明るい表情になってきまたのです。それを見てつくづく環境って大切だなあ。と痛感しました。
なぜハチという名がついたのでしょうか。そもそも私の名前に「ゴ」が付いていたので、当時既に飼っていたシーズーに「ロク」とつけました。そして次は「ナナ」ですがこれではメスと間違えられてしまうので、一つ飛ばして「ハチ」となりました。余談ですが、その数年後メスの柴犬が迷い込んできたので、一時「ナナ」とつけたことあります。
そして開業当時から今に至るまでに、病院待合室には白いランプのハチ君がいるのです。実は途中数年間、先代ランプのハチ君は割れてしまい、姿を消していたのですが、新しいこの建物になった時、新たな2代目ランプのハチ君(まるで1代目と同じです)が来たのです。これからもハチ君をよろしくお願いします。