2年ほど前にTVで紹介されていた頭塔。まるでピラミッドみたいな7段の土でできた塔です。
高畑交差点近くにあるホテルウェルネス飛鳥路の西側にあります。
とっくに過ぎてしまいましたが、連休中は特別に説明をしてくれるという事で立ち寄ってみました。ちなみに平素は予約すると見せて頂けるそうです。でも説明はないとか。
確かにミラミッドのようです。この塔は東大寺の良弁さんの弟子が、時の天皇から庶民の不安を治めるために言いつかり建てたそうです。
中国や韓国ではこの時代このような塔が建てられていたようで、遣唐使によるアイデアで取り入れたそうです。
創建当時は各段に瓦の屋根が備えられていたとか。
その後風化して近代になって発掘を始め今のお姿に修復したそうです。
また大和郡山城築城の際に頭塔の一部の大きな石を持って行き城壁に使われていたり、橿原神宮でもここの石が見つかったりしているそうです。
各面にはたくさんの仏像が掘られた石があり、民衆に簡単に仏教に触れてもらおうという方針が見て取れると聞きました。
奈良にはまだまだ知らないところがたくさんあります。