お盆の間は午前の診察をしており、時には午後から手術になったりとなんやかんやてんやわんやでした。
夜になり時間を見計らって東大寺の万灯供養会(まんとうくようえ)に行ってきました。
奈良に住んで初めてでした。調べますと昭和60年から始まったそうで、平成22年までは無料で入れたとか。今は入場料を払って金堂に入れてもらいます。
流石に人出も多く賑わいの中でのお参り。いつもは開かない金堂の上にある観相窓から盧遮那仏さまが外を見ておられました。
我々は外からご尊顔を拝見でき嬉しい限りですが、盧遮那仏さまもさぞ楽しいのではないでしょうか。
八角香炉の前ではたくさんの寄せられた行灯が並べられ、幻想的な雰囲気を演出していました。
今時のLEDライトと違い、ロウソクの炎は心温まります。
一方南大門の仁王様や金堂内の仏像はLEDライトで照らされ、温度や紫外線により傷まないよう気遣いされているとか。
ものは使いようで活かされるのだと思います。
ともあれ心の安らぎを頂いた夜でした。