平城宮跡でお祭りがあると聞き、30日の夕方に出かけてみました。
新聞で読みましたら、県の予算2億円が投入されたとか。かなりの力の入れようです。
人ごみかな?と躊躇しつつ行ってみたのですが、奈良県各地の美味しそうな名産を出している屋台前は確かに人人人。
しかし会場となっている第一次大極殿前の広場では、大極殿前ステージに人は集まっておられ、催しが開催されていました。
広場の四隅に青森のねぶた祭りのような大きな増長天、広目天、持国天、多聞天の四天王の山車が設置されていました。
きっとパレードの時には一斉に4基が集まるのでしょう。
行った時には葛城にある鴨都波神社のススキ提灯献灯行事が行われており、長い竿に付けられたたくさんの提灯竿が数本舞台に上がり、神社の神主様によるご祈祷や巫女さんによる神事も行われ、氏子による提灯を回したり、投げ合ったりのパフォーマンスが繰り広げられました。
この鴨都波神社ですが、今では京都で有名になりました上賀茂神社の元らしいのです。葛城の麓で農業を行っていた鴨氏が住処を追われ、たどり着いたのが上賀茂のあたりだとか。また祇園祭の元になったのもこのススキ提灯献灯行事だとも聞きました。昨年このあたりの美味しいと噂で聞いた蕎麦屋さんに行ったとき、ちょうどその説明を読んだところでした。思わず「へ~」っと感心してしまうばかり。やっぱり奈良はすごいんだなあ。
さて今回のお祭りでは、奈良県各地にあるその他の行事もこの数日間に行われるようです。
僕は全く知らなかったのですが、元々広陵町では立山祭りなるものがあったとか。無病息災を祈る行事だったそうです。てっきり青森からこの行事を持ってきたのかと思っていました。
今回は第1回目ですから来年以降、どのように盛り上がるのか。とても楽しみです。
節分が過ぎれば暦も変わり、季節も大きく変わっていくでしょう。
既に2月になりましたが、今年も健康を大事に考えていきましょうね。