今年の紅葉は足早に去って行った感がありました。
月末に用事があり京都へ足を運んだ時、家内の誘いで叡山電鉄に乗って二の瀬という無人駅まで行きました。既に紅葉のピークはほぼ過ぎており、賑わいのない電車内ではありましたが、車窓からみる林や山々にはまだ赤や黄色が濃淡を表現しながら彩っているのが美しく目に映りました。
確かに計算されつくした永観堂や詩仙堂、瑠璃光院の真っ赤な紅葉は圧巻です。見るものに何も言わせないまでもの迫力さえあります。今年は詩仙堂の紅葉を初めて見ましたし、永観堂も日曜日の午後一人で鑑賞しました。それはそれは見事で、どこを見ても絵葉書やガイドブックで見る写真の様。素人である僕にでもそれなりの写真を撮らせてくれます。
自然の山にはその圧力やサービス精神はありません。ほらここに赤いのがあるよ。そしてここには黄色のが。でもここは濃い緑色・・・。
紅葉は素直に見ることができますし、穏やかな気持ちにすらさせてくれます。
もちろんどうだ!という紅葉も見ていて楽しく堪能でき好きです。しかし山の自然な紅葉を自分の目で切り取り、愛でるのも楽しいものだと感じた今年の秋でした。
帰り道に見た電信柱には
きっと居ますよね。クマもイノシシもシカも。