毎日日中気温の上昇が話題になります。ようやく桜が散り、ツツジで葛城山が真っ赤っかとか、アジサイの知らせもボチボチの季節です。
しかし気温は既に7月上旬とか。もう祇園祭の気温です。
先日やっと曇った休日、用事で行った京都へ自転車を車に載せて行き、現地で組み立ててブラブラ気の向くまま(とは言いながらある程度前日から計画していました。)走りました。
目的は「代表的な」青紅葉を見ることでした。この時期どこの紅葉を見ても青々として力強さを感じ同じにしか見えません。そこで「代表的な」まるで絵葉書にでも出てきそうな青紅葉を見るとしたら、源光庵、瑠璃光院、蓮花寺、真如堂、永観堂、北野天満宮のお土居などなどと名前がまだまだ連なります。しかしそこは僕の脚力ですから、せいぜい20~40kmも走ると次の日に堪えますので、とりあえず2~3箇所に照準を合わせて走りました。
用事終わって昼前、出町から鷹峰を目指し源光庵へ。坂道はダラダラ続き少し息があがりました。が到着すると気持ちのいい達成感。
お寺の本堂に上がらせて頂きご本尊にお参りし、設えられた壁際の椅子に腰掛けると、よく写真で見る丸や四角の窓から見える青紅葉が目の前に。
それぞれの意味するところがあるそうですが、そこは凡人の悲しさ。ただの丸と四角の窓にしか見えません。小一時間ほど雰囲気を味合わせて頂き、山を降りて瑠璃光院を目指します。途中鷹峰のお土居、五山の送り火の「法」、おしゃれな北大路通りや白川通り、蓮花寺を通り途中山の中を走って御蔭神社前を通過し瑠璃光院へ到着。
瑠璃光院の秋は2度ほどうかがった事がありましたが、春は初めてです。ここのお二階ではこれまた美しい磨きあがった机に映った青紅葉を堪能できます。
いずれもインバウンドの方々はほとんど居られず、秋とは違ってゆっくり出来る鑑賞が楽しめました。
帰りに来る時通った御蔭神社にお参り。正直ここは予定には入っていませんでしたが、立てかけてあった説明を読むと、あの三大祭の「葵祭り」を執り行う時、毎年この御蔭神社で神様をお連れする神事が厳粛に行われているとか。知りませんでした。葵祭りもまだ拝見した事がありませんが、その神事がこのような山深い、しかも神官さんもおられない神社で行われているとは。
お参りを済ませ町なかに出て、真如堂へ向かいました。何故だかこちらのお寺が好きで、時々お参りします。やはりきれいな青紅葉。そして馬酔木も咲いていて、そろそろ沙羅の花や菩提樹の花も咲く頃かと思います。
季節の移り変わりを堪能し行くのはとてもいいものです。そしてさわやかな気持ちになりました。