秋篠寺。近くにありながら僕はまだ1回しか行った事がありません。それも得意の早朝に自転車で行っただけです。
苔むしたお庭がとてもきれいで、早朝の静けさと相まって思わずたたずんでしまいました。御蔭で数箇所蚊に刺された記憶があります。
秋篠寺といえば秋篠宮様でも有名になったお寺ですが、年に1回大元師明王という仏像を御開帳されると聞き行って見ました。
すると結構多くの人が列を作り、待つこと約25分ほどでようやく受付までたどり着き、ここで拝観料とご朱印帳をお預けすることが出来ました。
そして本堂前の庭に並んでここから10分ほどで大元堂に入り、大元師明王像を拝めました。手が6本ありとても力強い像です。
この方は国家安泰の本尊らしく、アメリカファーストだとか言っているアメリカ、わがままな北朝鮮、テロ集団を抱える中東、それらを影から支援するロシアなどなど世界では自分の事で精一杯の国ばかり。日本も例外ではありませんが、ともあれ国家安泰は基本中の基本。どうかお守り頂きたくお参りさせて頂きました。
本堂前のお庭には甘い香りが漂っており、なにかしら?と近寄ってみると、なんとなんと「菩提樹」でした。
お釈迦様が悟りを開かれた菩提樹とは異なるのですが、可愛い小さな花をたくさんつけ、とてもいい香りを周囲に振りまいていました。これだけ満開中の菩提樹に出会ったのは初めてです。いつももう終わりかけで、大抵開花して1週間もすると茶色く黄色くなってしまいます。今回はとてもタイミングがよかったです。
帰りがけに押熊にある常光寺さんに伺い、こちらでも歓喜天という頭は像(ガネーシャ)で体から下は人、左向きの女性神と右向きの男性神が抱き合っており、女性神が男性神の足を踏んでいる一風変わった像を拝ませてもらいました。高さ30cmほどのお像で、その周囲には多くの仏像も祀ってありました。
もちろんご本尊の不動明王様はとても迫力があり、こちらも外せない仏像です。
ともあれ数年前から行きたかった年に1回の御開帳に伺う事ができたし、菩提樹の満開にも遭遇できましたし、とても幸運でした。