先日このブログで毒ヘビによる文章を書きました。
すると2~3日後、大型の犬を散歩中、夜草むらで寝転がっりおかしなタイミングで起き上がったときに顔の辺りからヘビが逃げていった・・・という主訴で来院されました。
その子はいたっていつもと同じ表情でしたが、触診を続けていくうちに右耳の根元が腫れている事に気付きました。
抗血清がないため、ヘビの牙にはかなりの細菌が住んでいるため、まずは抗生物質の投与をしっかりとして一晩観察することにしました。
翌朝再び診察に来てもらいますと、耳の腫れも退き元気で変わりなく過ごしているとの事。
よい経過でしたのでそのまま観察してもらうことにしました。
なにはともあれ良好な経緯でしたが、症例によっては死の転帰を取ることもあり得ます。
これだけ暑い時期は溝や薄暗い物陰に十分注意してお過ごしください。