人々の接近をできる限り減らすか無くす対策が叫ばれています。
ところが4月、5月の動物病院はフィラリア症予防や狂犬病予防のシーズンです。従いまして動物病病院は少なくとも混雑が予想され、人々の往来が増え接近する機会が増加します。
特に連休ともなればご主人様方がお休みになられ、イヌを連れてこられるのが通例となって居られるご家庭も少なくありません。
ですから今まで私たちも祝日とは言え来院に備えて診察時間を設けてまいりました。
がしかし、今年は新型コロナウィルス呼吸器感染症拡大に伴い、行動制限の自粛が発出されています。
動物たちの健康管理が私たちの使命ですが、同時に人々の健康管理と安全はとても重要です。
今獣医師会は医師会とともにワン・ヘルス(ONE HEALTH 犬の健康ではありません)を提言してい居ります。すなわち人と動物の共通感染症を基軸としてお互いの英知をつなぎましょう、という提案です。
今回の感染症でもまさにワン・ヘルス。
さて接触をとにかく避けながら皆様方の利便性を優先するか、感染症拡大阻止に努めるか。
他に手段があるのか思案を繰り返しております。