奈良の動物病院 山尾獣医科病院

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食物繊維の与え方の一つとして

何度も何度も少ししか出ないけれど排便し、とうとう軟便から下痢、そして粘液を伴ったり血液が付着したり。

1年を通じてよくある症状です。アレルギーや精神的なストレスだったりすることが多いです。

この際お薬も大切ですが、食べ物も大きな役割を示します。

そこで食物繊維が活躍します。食物繊維には水に溶けない不溶性と溶ける可溶性の2種類があります。

不溶性繊維は食べることにより腸の分節運動を起こさせて腸の粘膜からの吸収を促します。一方可溶性繊維は腸の粘膜の表面で浸透圧を発生させて吸収を促します。

ではどのような食べ物がいいのでしょうか。端的には動物用に作られた消化器に働きかける高繊維食がお勧めです。また一般的に体重減少用として用いられている食べ物にも繊維が豊富です。

しかし今すぐには手元にないとき、サツマイモが利用できるようです。特に一度加熱しその後冷凍されたサツマイモ。これを急速ではなく自然解凍されたものには可溶性繊維が豊富なんだそうです。

これは大腸性疾患に使える手段です。

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