お腹も空いたので四条まで出ることにしました。
市バスに乗って数区間です。
途中八坂神社の前にある交差点でバスは止まりました。そして右折。動き出そうとしたとき運転手さんは声をかけてくれました。
「いごきま~す。」
標準語では「うごく」ですが、関西では「いごく」「いのく」などと聞くことがあります。そう言えば祖父や両親も車や虫を見ては「いごいてるなあ」と表現しておりました。聞けば判るのですが、すっかりと頭の中では使わなかった言葉でした。確かに何かの拍子に使うことがあるでしょうか。
とりあえず祇園で降りて歩くことにしました。
京都の風景は目を休ませません。きれいな情景があるかと思ったら、とても近代的な建築があったり。そしてそっと流れる高瀬川。京都慕情の曲が流れてきそうです。
四条まで出ますと、もうすぐ姿を消すことが発表された阪急百貨店。さびしいですねえ。あの一等地はやっぱり阪急しか似合いません。あとはどうなってしまうのでしょう。
四条に出てきたのには理由がありましたて、この日の夜に食べる太巻きの購入!というミッションのためです。そこで阪急の食品売り場を探しました・・・・が、見当たりません。なかったのでした。知りませんでした。失礼しました。
そこでお向かいの高島屋に行って太巻きを探しました。あります、あります。いろいろなお店で売ってます。どれにしようかなあと探していると、1軒だけ長蛇の列を見つけました。1本1,000円もするのに、どうして??
人間はこの列に弱いんですね。自分の持っている情報が少なければ少ないほど、この列の長さに巻かれてしまいます。そして巻かれました。並ぶこと10分。そして手にするためにまた10分。さぞかし美味しいのでしょう。楽しみです。そしてあと忘れてならないイワシも入手。節分のための準備は終わりです。
ようやくこれで帰路につくことになりました。
追伸
太巻き、とっても美味しかったです。並ぶには理由があったのですね。