マイクロチップの装着について
■マイクロチップについて
動物の個体識別の必要性に伴い、マイクロチップの挿入を致します。挿入における痛みはほとんどなく、まれに挿入時に振り返る子がいるくらいです。マイクロチップ自体は直径約2mm、全長11~13mmほどの生体適合ガラスで覆われた小さな物体です。当院では「ライフチップ 製造メーカー:デジタルエンジェル社(米国)、 国内販売会社:大日本住友製薬」を使用しております。
なおマイクロチップにはGPS機能(位置確認機能)はございません。
また都道府県によりましては、マイクロチップ装着に補助金・助成金を出している獣医師会もございます。各獣医師会、動物病院にお問い合わせください。
必要性
・ペットを連れて海外する場合(再度日本に入国する際に必要)
・迷子になったときの識別ができる
・捨てイヌ、捨てネコを減らすことができる
・災害時の身元確認ができる
・体温測定が瞬時にできる(体温が検知できるチップもあります)
デメリット
・マイクロチップ周辺のMRI撮像するとき、きれいな検査ができない(マイクロチップ周辺のMRI検査が必要な時は、マイクロチップの摘出も必須となります)
・痛みが少しあるかもしれない(しかし局所麻酔を必要とするほどの痛みではなく、注射するときの痛みの強さです)
・費用が数千円かかる(お問い合わせください)
装着後の注意
・挿入した穴よりマイクロチップが落下することも予測されます。しばらく安静にしておきましょう。
・装着部位の皮膚を触ると、ときどきマイクロチップの形がわかるほど認識できます。その部位は乱暴に扱わないでおきましょう。
メーカーサイト
なお下記URLの大日本住友製薬ホームページサイトにてデータ登録と管理、安全性、検疫制度と海外渡航、特定動物への処方などわかり易く説明されています。ご一読ください。
大日本住友製薬 wakuwaku! Petful Life (アニマルサイエンス部提供)